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何日か前にまちづくり協議会の人達数人と、千里山の個人庭に咲く桜巡りに参加して、大正時代に街がつくられた頃からの大樹や紅白の花を付けた桜、まだ少し咲き始めの枝垂れなど、色々と見て回る機会がありました。案内役は酒屋「稲富」さんです。稲富さんは代々ご用聞きとして、千里山の家の庭を知り尽くしておられ、毎年の桜の姿をカメラに留めてこられた方でもあります。顧客との信頼の上でなければ撮影できない桜の名ショットも見せて頂きました。そしてこの時に僕が撮った写真の一枚がこの両門桜です。千里山ではこの桜で有名なお宅だとお聞きしました。ちなみに奥様が出てこられて、頻りに屋上の洗濯物を気にされていましたので、レタッチで修正をさせて頂いております!!
半日くらい歩きながらつくづく思いました。確かに桜の名所は数々在ります。近くは万博公園を一望する桜、中之島公園の両川縁の桜、夙川沿いの桜の散歩道、吉野は中千本の桜等々、みな圧倒的な美しさを誇っています。しかし、千里山の桜は街中の桜であって、家々の庭にそれぞれの楽しみで植えられた桜が、年月を経て街全体に愛されるようになった姿の優しさなのだ、ということに気付きます。そういう意味で生活の中で愛される千里山の桜を、もっと山じゅうに(街じゅうではない)増やしていければと改めて思いました。