千里山ブラウズ

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柏餅の葉

2007-05-06 00:04:59 | 千里山人(ちさとのやまひと)
今日は端午の節句ということで、千里山の和菓子の匠「高砂」へ柏餅とチマキを買いに出掛けました。
店内に入るとショーケースに季節の和菓子が並び、「牡丹」「青梅」「早苗」などの一つ一つに、それぞれをイメージさせる職人の技を感じさせます。「高砂」のキャッチフレーズである「美味と美技」(駅に出された広告看板に書かれています)が思い浮かびました。
早速、先日の記事に書いた「花菖蒲の節句菓子」のことをお聞きしました。すると奥からご主人が出て来られ説明をして下さいました。
「今はまだ菖蒲の花は咲いていないので、牡丹の次に作りますよ。少し季節を先取りしてお客様に楽しんで頂くのが和菓子の良いところです。」
もう少しすれば花菖蒲の和菓子が食べられそうですので、和菓子好きの皆さんチェックをお願いします。
台に腰を下ろしながらもう一つの質問もしてみました。それは僕の故郷(徳島)では柏の葉の代わりに蔓バラ科の丸い葉を使い、お袋によく山の中に採りに行かされた想い出があり、それは何という葉かご存じかどうかお聞きすると、
「それはサンキライという植物の葉で、関西ではポピュラーですよ」というお応えでした。
その葉で包んだ柏餅が故郷独特の田舎びたものではないことに安堵しながらも、ごく一般的であるということに少し残念な複雑な気持ちでした。サンキライの葉を使う僕にとって本来の柏餅を、来年は自分で作ってみるのも面白いかも知れません。

※サンキライを使った柏餅のサイトを見つけました。