千里山ブラウズ

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新緑の千里山駅

2007-05-18 00:06:01 | 千里山トラスト


昨夜からの雨が上がり、朝の千里山駅の新緑にも陽の光が落ち、通勤・通学の喧噪が過ぎたホームは人影もまばらになっていました。桜の並木の下にはサツキツツジの茂みが続き、花も満開になるのかと思いきや、残念ながらチラホラと(画面の左下辺りに)赤紫の色を差しただけで終わろうとしています。この灌木は余り花を付けない種類だったのでしょうか‥‥。
千里山駅は北大阪電鉄が大正10年4月に十三から豊津まで開通、そして10月に延長されて終着駅として設けられました。終着駅として千里山住宅地はもちろんのこと、千里山花壇(後に千里山遊園)や関西大学生の下宿の最寄り駅など、いわゆるターミナル駅として多くの乗客に利用されていたことが想像されます。戦後になると昭和30年に日本住宅公団が設立され、その大阪支社の看板団地として千里山団地が建設され、続いて昭和36年から千里ニュータウンの建設が始まると同時に、千里山線は延長されました。千里山駅は終着駅の機能を終え、呼称も阪急千里線となっています。
桜並木とサツキツツジはいつ頃植えられたのでしょうか? 桜の木の大きさや年輪を比較しますと、千里山団地内の桜と同時代のように思われますが。少なくとも終着ターミナル駅だった頃には植えられていた筈ですので、その時代のホームの風景を想い浮かべることもできそうです。

花が咲いたイメージを作ってみました。