マイナーなミュージシャンのライブなどに行くと、オリジナル曲とは別に昔懐かしいフォークソングや、このような童謡を歌ってくれることが時々あります。それぞれに個性的なイメージの日本のスタンダードが創られつつあるのを面白く感じます。
またそのような動きは、中高年層の間で最近またブームが再来している歌声喫茶であれば、ごく普通のトレンドとして以前から楽しまれているようです。童謡や唱歌はシンプルなメロディーが多いだけに、演じ方によってはYaeさんのように上質なポピュラーにもなり、若者の『仰げば尊し』のロックバージョンが新鮮だったりします。自然の美しさや心情の素直な豊かさなど、懐がとても深い魅力的な歌がたくさんあります。
最近テレビでも宣伝しているCD本『日本のうたこころの歌』(創刊のみ290円)を、僕も千里山の田村書店で買いました。放送児童合唱団やダ・カーポそしてボニージャックスなどが歌う、オーソドックスなイメージの歌唱CDですが、基本的なライブラリーとしては隔週刊(990円で全号100枚予定)で買っても良いのではと思っています。