千里山ブラウズ

SENRIYAMA BROWSE 千里山の商店街や街並みを散策しながら、素敵な人やお店そして風景と出会えれば‥‥

新しいホームシェア

2011-02-01 17:26:16 | ウェルかめ

 NHK朝の連続テレビ小説『てっぱん』も後半になってきましたが、大家さんの作る美味しそうな料理がドラマに花を添えています。個性溢れる住民たちがそれぞれの問題を抱えながら、お好み焼き屋「おのみっちゃん」を中心にして交流し温かく生きていく姿が描かれ、大阪や尾道の風土と人情が重要な背景となっています。
 今は珍しくなっていますが、賄い付きの下宿屋さんというスタイルを懐かしく想い出しました。僕も学生として上京した時には、賄いは無かったですが同じような部屋に間借りし、一つ屋根の下の人達と交わりながらホームシックにもならず学校に通ったものです。
 最近そのようなホームシェア的な形が見直されているようです(NHKニュース「おはよう日本」:1月28日放送)。家や建物を何人かで共同で借りて住むホームシェアですが、以前は学生や若者など同世代の人達がシェアしたり、お元気な高齢者が寄り集まって共同生活したりという形が採り上げられていました。しかし最近、多様な世代の人達がまるで一つの家族のように住まうスタイルのホームシェアも注目されているようです。それって昔よくあった「下宿?」と想ったのですが‥‥。
 千里山も昔は隣接している関西大学の学生さん達の下宿が多く、大学と街の住民との親しい交流も見られたようですが、最近は学生マンションへの入居が一般的で賄い付き下宿などは殆ど無いと想われます。多様な世代の人達が家族のように住まうホームシェアのスタイルは、そのような賄い付き下宿の新しい形を千里山にも再び広げるかも知れません。何かと不安のある高齢者だけの世帯も増えていくでしょうし、NPO事業によるのも良いですが地元の不動産屋さんが、街の活性化に繋がる独自のシステムを作っても良いのではないでしょうか。