吹田市の広報課が編集した『すいた市報』の、特集版「吹田再発見⑤」(PDF)が最寄り駅などで配布されています。
最終版となった今号は「吹田の歴史を知る」というテーマで、吹田市の各地域に伝わるお祭りの由来や伝承について、また浪速の伝統野菜に数えられる「吹田くわい」のことなど、多様な内容で吹田の歴史と文化を解説しています。
歴史についても地質時代の成り立ちから始まり、古代・中世・近世そして明治から現代までの変遷をダイジェスト的に俯瞰して書かれています。特にビール会社が吹田の名水を使って作られたことにより、産業的にも街が大きく発展する様子が分かります。これは昨春メイシアターで行われた演劇祭で、朗読会の人達が語った『吹田、ビール町誕生物語り』(花むらてんさん脚本・演出)で描かれたことと重なり興味深く読みました。
千里山関連の記事や写真も、大正時代(10年)に鉄道が開業したことや千里山住宅地、そして関西大学千里山学舎の建設が始まったことなどが触れられ、当時の住宅パンフレットや千里山遊園のパノラマ絵図も掲載され楽しめます。