吹田市職員労働組合連合会が編集・発行している『すいた市民しんぶん』(PDFあり)は年4回吹田市内の各戸に配布されますが、最近のVo.24に千里山に隣接する佐井寺地区のことが記事にあり面白く読みました。
佐井寺はやや斜面となった土地が多いからかマンションなどへの開発が緩やかで、今でも田畑や竹林が残されている里山風景が見られ、千里山からでも徒歩で行ける距離でもあり時々その雰囲気を味わいに行くことがあります。僕が運営している地域情報サイト「千里山.NET」でも「街並み案内・ウォーキング」で、佐井寺方面の散策コースを幾つか推奨しているので参考にして下さい。
さてその『すいた市民しんぶん』の記事では、佐井寺の南の入り口にある13体の小さな「向かい坂地蔵」(あるいは「村はずれの地蔵」とも呼ばれる)のことが紹介されています。それらの地蔵には200年前くらいの年号が掘られていますが、当時の佐井寺に参詣する人達を守りまた岸辺や吹田方面を知らせる道標ともなっていたようです。何時からか近くの茶畑から掘り出されここに並べられたその顔は、風雨にさらされ擦り切れ判然としないものとなっていると書かれています。現在も地域の人達が地蔵盆など大切に祀っているということです。
僕はこの地蔵たちを見たことがありませんでしたが、春の陽気が訪れたらゆっくり探しながら久しぶりに佐井寺散策を楽しみたいと想っています。
【追記】4月15日に行われた千里山まちづくり協議会の佐井寺散策会でこの地蔵さん達を見ることができました。