千里山ブラウズ

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さようなら! 親知らず

2012-04-25 00:01:14 | Weblog

 先週末から奥歯の辺りの歯茎が腫れて痛み、片方だけで食物を噛む状態が続いています。もちろん痛みもそうですが、食事自体が楽しくないということも僕にとってはストレスになります。これまでのように我慢していても今回は治り難いと想って、千里山駅前の西川歯科にお世話になることにしました。
 「君のように自分の歯が32本全部残っているのは今は珍しいよ。できれば置いといた方が良いと想って処置してきたけど、親知らずと顎の肉が接近して少し隙間が狭いので、歯磨きをしても食物のカスが残り勝ちになってしまう。ここに至っては親知らずを抜いて口の中を開放させてやった方が良いと想うが‥‥」という主治医の西川院長の見立てです。
 「これまで何度か腫れが引くと普通の状態に快復してきたので、今回もちょっと希望的観測かも知れませんが様子を見てみたいと想います。明日の水曜日はお休みでしょうから、明後日までに治っていなかったら仰る通り抜いて頂きますので‥‥」ということで、2日間の痛み・化膿止めなどの薬を出して貰い帰ってきました。
 「親に貰った身体」という今はもう古臭いと想われる感覚がまだ僕の中に残っていて、親知らずと言えども失ってしまうことに抵抗する気持ちがあります。と言っても人一倍臆病でちょっとした痛みにも弱い僕のことですから、きっと2日後にはスッキリして「もっと早く抜いて貰っていたら良かった」などと言っていることでしょう。「それなら年末からの治療もスパッと抜いてしまってくれていたら、こんなに余分な痛みを味あわずに済んだのに」とも想い兼ねません‥‥センチメンタルな「喪失感」を抱きながら。
 最近の多くの若い人達は顎の形が細くて、親知らずが生える空間が狭くて歪んでしまうので、早い時期に親知らずを抜いてしまう場合が多いようです。そういう意味では僕のような上下左右4本の親知らずが奇麗に真っすぐ生えているケースは、きっと古いタイプの骨格の日本人ということになるのでしょうか。何故かちょっと誇らしい感じもします。