梅田ヨドバシカメラ3Fの望遠鏡売り場に立ち寄り、専門メーカーのVixenから季刊で発行されている情報誌『So-Ten-Ken』2012年秋号を貰ってきました。
秋の天文現象やイベントなどが掲載されているのですが、秋の星空と言えば空気も澄んで夏場の大気の揺らぎも落ち着いてくるのですが、星座的な賑やかさは夏のような華やかさは比較的少なくなります。
そのようなやや地味な秋の星空の中でやはり注目をされるのは、僕たちの太陽系がある天の川銀河に最も近いアンドロメダ星雲でしょうか。山間などの周囲が暗い場所に行くと双眼鏡でもうっすらその存在を感じることができます。望遠鏡で拡大追尾しながらシャッターを開けて弱い光を集め、撮影したダイナミックな写真で一般にもよく知られていますが、そのアンドロメダ星雲と天の川銀河は急速に接近していると言われており数十億年後には衝突する運命にあるようです。その時にも恒星同士は直接ぶつかることはないと図書館で覗いた科学雑誌に書かれていましたが‥‥。
他にも星好きには良く知られた2重星団がWの形をしたカシオペア座付近にあり、双眼鏡で非常に美しい「星の宝石箱」が堪能できます。また少し先ですが11月27日の夜明け前に金星と土星という明るい惑星が並ぶのも見物ではないでしょうか。
残暑の続く候とはいえ夜は少し過ごしやすくなりましたので、双眼鏡でも片手に星空を見上げに出掛けるのも良いかと想います。