図書館で借りてきた児童向けの伝記シリーズにあった『ヒミカ(卑弥呼)―むかし倭国に女王がいた』を読み、古代史の謎とロマンに興味を持ちました。人気タレントでもあり国会議員も務めた中山千夏さんが1987年に書かれた本です。
卑弥呼が治めていた邪馬台国がどこにあったかというのは、九州説や畿内(奈良)説などがあって‥‥というのはよく聞いていたのですが、この本はその九州説で古代史研究家古田武彦さんの考えを基本とすると巻末に書かれています。また当時学校で教えられていた内容とは違っているとの但し書きがあります。
神話の時代から卑弥呼の後までを、随所に中山千夏さんらしい豊かな想像シーンを交えながら、当時の中国や朝鮮半島との関係にも触れつつ、子供にも分かりやすい文体で書かれていますので、次に参考書として挙げられている本などでもっと詳しく知りたいという想いになってきました。
※ 上の3冊は児童向け書籍でちさと図書館で貸し出しています。
ヒミカ(卑弥呼)―むかし倭国に女王がいた (にんげんの物語) | |
中山千夏 | |
ブロンズ新社 |
女王ヒミコ (少年少女伝記読みもの) | |
浜田けい子 | |
さ・え・ら書房 |
徹底大研究 日本の歴史人物シリーズ〈8〉卑弥呼 (徹底大研究日本の歴史人物シリーズ (8)) | |
監修:山岸良二 | |
ポプラ社 |
失われた九州王朝 (角川文庫 白 252-2) | |
古田武彦 | |
角川書店 |