昨夜午後7時から千里山まちづくり協議会の定例会(2ヶ月おきに第2土曜日)が千里山会館で行われ、その中で『大きな古時計』プロジェクトの議題が採り上げられ進めることで了承されました。
世代を超えて親しまれている『大きな古時計』の日本語歌詞を創られた保富庚午さんは千里山に縁りのある方で、ちょうどその歌詞が生まれて今年で50周年の節目となります。また10年前に大ヒットとなったJ-POP歌手の平井堅さんのカバーCDで、サウンド・プロデューサーをされた亀田誠治さんも千里山出身ということも重なります。
先日ご紹介した関西大学の学生グループの皆さんが現在制作されている10分間の映像作品で、『大きな古時計』を巡り千里山の人々の絆を取材しまとめるという試みにも刺激を貰いました。
そして、多くの住民の想いの中でずっと懸案となっていた「『大きな古時計』を千里山を象徴する歌として大切にしよう」というプロジェクトが千里山まちづくり協議会で動き出しました。
保富庚午さんは、幼少期を過ごされた故郷の千里山の自宅洋館を思い浮かべながら訳詞をされたとお聞きしております。また『大きな古時計』は、何代にもわたって大切なものを受け継いでいく心や、家族の中をゆっくり流れる時間、その時計が置かれているであろう豊かな生活空間など、これからの時代の夢価値を象徴しているように思われる素晴らしい内容の詩です。
それは多感な保富少年の目に映った当時の千里山の佇まいに通じているし、又これからの千里山のあるべき街のイメージにオーバーラップしていきます。言い換えると、古き良き千里山と、新しいSENRIYAMAを同時に見渡せるものだとも言えるのです。千里山という街のアイデンティティーを考える時に、保富庚午さんの『大きな古時計』はイメージ・シンボルとして、将来千里山の大きな宝物になってくれるに違いありません。
多くの住民(そして千里山を故郷とする)方たちとも連携しながら、少しずつ進めていければと想っておりますのでよろしくお願い致します。
※ 昨夜の定例会で参考資料として配布したものですが、そのプロジェクト主旨や歌詞&原詞対訳などをPDFで載せましたのでご覧下さい。