千里山ブラウズ

SENRIYAMA BROWSE 千里山の商店街や街並みを散策しながら、素敵な人やお店そして風景と出会えれば‥‥

図書館で暖をとる

2012-02-14 00:01:26 | 千里山INFO

 関西電力の「電気予報」はこのところ80%の後半で推移していますが、流石に先日の大寒波の日には90%を少し超える程度になり、毎朝のテレビ・ニュースなどで節電要請が報じられていました。
 今回の原発停止の影響とは関係なく、何年か前から冬にもエアコンを付けることはめったに無くて、だいたい足元に扇風機型のハロゲンヒーター暖房機を置いて過ごしています。毎月の電気代もかなり安上がりになるようです。
 余りに寒い日には近くのちさと図書館に雑誌を見るのを兼ねて暖をとりに行くことがあります。最近はウォームビズとかで室温設定を落としているようですが、それでも僕などには丁度快適な感じでゆっくりできます。こういう各家庭にも節電要請をしなければならない時には、図書館のような公共施設は杓子定規に省エネをするのではなく、逆に普段の室温をキープして図書館にお出かけ下さいという方が気が利いているのではないでしょうか。
 ところで、Mac情報誌『マックピープル』3月号の連載コラムを見ていると、2012年度に投入される新商品の予想が載っていました。その中にアップルがTVを発売するのではないかという噂が書かれていました。もちろんアップルが創るのですからただのTVである筈がなく、ネットワークで結ばれるPCTVではないかと言われていましたが、どうもいまいちイメージが絞り込まれていませんでした。
 スティーブ・ジョブスへの喪でもあるのでしょうか、前日のiPhone 4Sの発売から4ヶ月間何も発表されていないのは珍しく、おそらく春頃には何か新たな動きがあるような気配です。ジョブズ亡き後初めての新商品はどんな形で僕らを楽しませてくれるのでしょうか。

錦織圭選手ベスト8!

2012-02-13 00:01:47 | Weblog

 先日、卓球の女子日本選手権で福原愛さんが初の日本一になったことに関して、フォアハンドを強化したことが成果に繋がったということを書きました。事前にテレビの特集でそれを見て知っていたので、石川佳純選手との決勝に勝つという予想をしていました。
 同じように全豪テニス大会での錦織圭選手ベスト8!の快挙も、NHK「アスリートの魂」の中で錦織選手がこれまでのプレースタイルの分析と反省から、それを大幅に変えて進化し成果に繋がっていることを知りました。今回は惜しくもベスト4には届きませんでしたが、そのスコア(3-6、3-6、1-6のストレート負け)ほどに差は無くて内容は接近していたことが言われています。相手のサービス・セットでのブレークポイントを10回も握ったのに、その内2回しかブレークできなかったことが大きな敗因でした。ここぞという時の集中力で未だ経験不足というところが出たということで、これから自分の戦い方に自信を付けていくことで相手を逆転できる可能性があると想います。
 身長1.77Mの錦織選手が多くの1.9M以上の体力が勝る相手に対して、独自に編み出したのがエアーKといわれる華麗なジャンピング・ショットでした。しかし、いつも強い球を打とうと無理をしたり両足を地面に付けて打つより確実性に欠ける部分があり、上位との対戦で対策を講じられそれを封じ込められると、途中には怪我もありましたが段々とランキングを落とすことになりました。その反省から長いストロークでのラリーで相手のミスを誘い粘り勝つプレースタイルを基本にして、要所では隙を見て威力のあるエアーKも織り交ぜるという現在のテニスになったようです。
 福原愛さんにも中国出身で日本に帰化した優秀なコーチが付いているように、どちらも冷静な分析に基づき判断ができるクレバーさと、それを信じて方向修正の努力を続けられる忍耐と意志の強さを兼ね備えているということです。方向修正というのは簡単には踏み切れないものですが、2人の成果が明るい希望となっているのはスポーツだけではないのではないでしょうか。

※ 1月31日の朝日新聞にスピード・スケートの清水宏保選手がコラムを寄せていましたが、錦織選手の22才という年齢は一番男性ホルモンが出て、強い骨格や筋肉が作られてくるので世界と戦えるレベルに入ったと書かれています。金メダリストの体験からきた言葉なので説得力がありました。本人も帰国会見で「グランドスラムで優勝したい」と落ち着いた口調で語っていました。

グローバルな視野の中の経済ナショナリズム

2012-02-12 00:01:53 | お薦めします

 先般のTPPへの参加を巡ってテレビやマスコミなどでもいろいろ喧伝されていましたが、一般の人達にとっては降って湧いたような感じで何のことやら良く分からずに見ていた人も多かったと想われます。
 著者は近年まで通産省にいましたがその中では自由な思索・活動が難しいということで、京都大学大学院の藤井聡研究室に准教授として出向し、マクロ経済に留まらずグローバルな動きの中で経済思想を深めながら、日本の問題点について戦略的な提言をタイムリーにしている方です。
 今回のTPPについてもそのグローバルな経済・政治環境の変化や動きの中での位置づけや、TPP参加した場合の日本の立場の危うさなどを僕らに分かりやすく分析し、政府の企図に敢然と警鐘を鳴らした新書はベストセラーとなり時論の寵児となりました。これからデフレに陥ると予想されるアメリカの日本からの雇用収奪の罠に、いとも簡単に嵌められようとしている政府の戦略的ヴィジョン(一応有るのでしょう)の軽さに改めてゾッとする内容の本でした。
 またその延長としてグローバル経済や国家戦略についても、このもう一つの友人の経済学者との共著は対談という形で緊急出版されました。グローバル恐慌に向かって進みつつある生き馬の目を抜く厳しい世界の中でどのような日本を作っていくのか、その現状と未来への方向性が多面的に語り合われているので、僕らが世界の動向を見る時にも大いに参考にすべき2冊だと想います。

 TPP亡国論 (集英社新書)
 中野剛志
 集英社

 グローバル恐慌の真相 (集英社新書)
 中野剛志、柴山桂太
 集英社

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 デフレンジャーBJ
 コバタイサオ : 歌詞
 LIP-FLY

宇宙ニュースチャンネル

2012-02-11 00:01:36 | 満天の星

 テレビ東京に宇宙航空研究開発機構(JAXA)協力による「宇宙ニュースチャンネル」という短い番組があり、その名の通りに宇宙開発や天文関連のトピックスを伝えています。
 先日の内容で面白かったのは、冬の星座オリオンを構成している赤い巨星ベテルギウスが、超新星爆発を起こすかもしれないというものでした。太陽のような恒星のうち質量が大きなものでは、その星の寿命が失われる時に爆発のような最期を迎えるということです。そして、このベデルギウスの一生が既に尽きようとする段階に至っており、かなり不安定な状態で明日にでも超新星爆発してもおかしくないというものでした(もっともそれは1万年後かも知れませんとアナウンスはトーンダウンするのですが‥‥)。また地球から見えるベテルギウスは640年前の姿なので(つまり640光年離れています)、実際はすでに爆発している可能性もあるとも言われます。宇宙の時空の尺度は人の感覚とは大きな違いがあるようです。
 ともかく超新星が出現すると夜空に月くらいの明るさで輝き、銀河系では今から400年前に見られて以来の珍しい「天体ショー」となるそうです。僕はこれまで獅子座流星群(2001年大出現)やヘール・ボップ彗星(1997年)など素晴らしい「天体ショー」を体験できましたが、このベテルギウス超新星も(地球への影響で何が起こるか怖いですが)できれば自分の一生の中でやはり見てみたい気がします。

ローザンヌ2012で女子高生が優勝

2012-02-10 00:01:33 | Weblog

 最近の明るい話題はローザンヌ・バレー国際コンクール(2012)で、日本の女子高生菅井円加さんが熊川哲也さん以来23年ぶりに優勝したことです。このコンクールは15~17歳が参加し、有名バレー団への留学など奨学金を出す若手の登竜門として知られています。
 千里山でもバレー教室があり、時々小さな女の子が親の送り迎えの車で乗降する可愛らしい姿を見かけます。街のカフェでも隣の女性達のテーブルの会話にも良くその話題が聞こえてきます。
 「技術はもちろんでしょうけれど、美しさと力強さがあるわね」
 「審査員の満場一致だったというのも凄いことらしいし、分かるわ!」
 「それと、熊川さんはもうその時にはロイヤルバレエ団に留学していたけれど、菅井さんの場合は神奈川のバレー教室(佐々木三夏バレエアカデミー)からで、初めて海外コンクールに挑戦したというのが素晴らしいし、そして日本のバレーのレベルが評価されてるのが嬉しいわね。」
 「怪我をしないで順調に伸びていって欲しいわね!」
 帰国会見の映像を僕もニュースで何度も見ましたが、たおやかさの中にも堂々として落ち着いた話し振りに大物の片鱗を感じました。幼い時から目標を見据えてダンス芸術への想いと相当の練習を積んできた結果が、今回の圧倒的な優勝と表現者としての「将来性」を認められたということでしょう。フィギュア・スケートやストリート系もそうですが、日本人の若いダンサーは才能がある人が多くとても楽しみです。

・菅井円加さんの演技 (YouTube)

再びサードプレイス

2012-02-09 00:01:35 | 千里山INFO

 昨日と同じく千里山駅前のカフェ「CARDI'S CLUB COFFEE」の奥にある、セミクローズド・コーナーで長時間アイデア出しをしました。もちろん飲み物のお替わり(半額)もさせて貰いました。
 そのスペースには小さな木の角テーブルが2つ、そしてそれぞれに椅子が対面で2脚ずつ置かれています。他の広くてオープンなメインフロアとは違い、多分打ち合わせなどに使われることを意識して設けられているのだと想われます。資料やノート・パソコンなどが置けるように壁にはオケイジョナル・テーブルが備えられています。流れてくる様々な人の会話はそれほど気にならずに、仕切り壁のセミ・スクリーン効果で程よく集中できるようです。
 時々同じコーナーのもう一つのテーブルにお客さんが座られても、特別大きな声を出されたり興味を惹かれる会話だったりすれば別ですが、却ってBGMになってアイデアを想い浮かべたり考えを纏めるのに良く、緩やかな集中状態が得られやすい心的環境になっているようです。
 以前から僕のサードプレイスというテーマで、ブログでもこのセミクローズド・コーナーを含めいろいろな場所を書いてきました。サードプレイスとは自宅と仕事場に続く第3番目の場所という意味で、日常意識やルーチン・ワークから離れ、リラックスしてクリエイティブな時間が得られるというので、改めてそれぞれのマイ・サードプレイスを持つことが推奨されています。
 瞑想(メディテーション)や座禅の時には雑念に捕らわれない中で潜在意識の扉が開きやすく、新たな発想やアイデアが出てきやすいと言われていますが、このサードプレイスという素敵な場所も同じような心的効果があるように想います。

アンジェラ・アキの英語講座

2012-02-08 00:01:49 | 作詞・作曲

 千里山駅前のカフェ「CARDI'S CLUB COFFEE」の一番奥のセミクローズド・コーナーで、今日の午後に何と5時間余りを過ごしました。途中に半額となるエスプレッソ・マキアートのお替わりをさせて貰いましたが、それにしてもこれまでの最長滞在時間となりました。
 というのも理由がありました。先ず今日中に読み終えたいと想っていた本があったのと、依頼されているデザインのアイデア出しをしようという目的があったのです。ただそれだけでは普段も良くあることで、そんなに長時間もカフェに居座った真の理由は、さて帰ろうとした時に千里山まちづくり協議会のM事務局長がそのコーナーに入って来られたからです。
 久しぶりにお会いしたので僕も上げかけた腰を下ろし、前の座席をMさんに薦めました。Mさんとは世代がかなり違いますが、まちづくりから始まり共通の話題が絶えなくて面白いのです。音楽もその一つで、NHK英語講座『アンジェラ・アキの SONG BOOK in English』の話になりました。
 「とても面白くて楽しいし、なるほどなあと感心することが多いね」
 「ああ、あの番組は本屋にテキストもあるので僕も知ってますが、まだ見たことがありませんが‥‥」
 「さすがシンガー・ソングライターという解説をしてくれる」
 「そうでしょうね。歌詞は曲に合った響きの言葉を見つけて紡いでいかないと駄目なので、例えば翻訳家や詩人でもそういうセンスが無ければ出来ないものなんです。ところで訳詞には著作権が無くて、慣習的にその時限りの仕事のようです」
 「以前にジャズを英語で楽しむという番組があったけれど、この『SONG BOOK』に比べたら全然面白く無かった」
 「それはそうでしょうね。作詞・作曲はもちろんですが、その歌唱・演奏そしてその歌作りの発想にも、トータルに素晴らしい才能がある人ですから。でも僕はまだあの番組は気になっていましたが見たことが無いんです」
 「君も歌作ってるんだから見た方が良いんじゃないの?」
 「確かにもっともなご意見なんですが、気になるけれどもやはり見ないだろうと想います。その心を自分なりに分析すると、影響を受けるのが怖いということがあるのではないでしょうか。彼女のような大きな星に近づき過ぎると、僕のような小惑星は引力に捉えられて燃え尽きてしまうかも知れません。もちろん影響はいろいろ受けた方が良いのですが、下手に被れちゃうと駄目ですから‥‥」

【追記】2月18日(土)午前の再放送で2回目の講座を視ました。スタンダード・ナンバー『We're All Alone』を課題曲に、元歌詞の解釈をベースにして各参加メンバーが自由にテーマを決め、新たな日本語の素敵な歌詞を発表していました。アンジェラ先生はオリジナルなアプローチを尊重し字数調整などするだけで、電子ピアノ弾き語りで直ぐにサンプル演奏をしてくれました。多様なテーマ設定とそれぞれの個性的な表現力により、オリジナルな世界観が描けることに僕も改めて歌づくりの魅力を喚起されました。

※ この講座テキスト本にはアンジェラ・アキの少女時代から米国留学、そして帰国後の音楽遍歴や個性的な歌づくりの方法論まで、インタビュー形式で興味深く書かれています。

 アンジェラ・アキのSONGBOOK in English (語学シリーズ)
 アンジェラ・アキ
 NHK出版

 手紙~拝啓 十五の君へ
 アンジェラ・アキ
 ERJ(SME)(M)

東日本大震災・津波復興支援チャリティーソング にご協力お願いします!

 音 -Standing Day-
 コバタイサオ
 LIP-FLY

☆ デフレ・スパイラルと長年それを放置してきた日本銀行(BJ : Bank of Japan 公式にはBOJですが)をテーマに制作しました。インフレファイターと言われる日銀ですが、ある時にはデフレンジャー(Deflation+Ranger)という自覚も持って、広く国民のために機能して貰いたいと想います。ぜひ一度ご試聴(YouTube)下さい!

 デフレンジャーBJ
 コバタイサオ : 歌詞
 LIP-FLY

癌ワクチン治療の病院

2012-02-07 00:01:15 | Weblog

 現在日本人の死亡原因の第1番は圧倒的に癌ということですが、この治療に効果が高いペプチド・ワクチンが最近素晴らしく進化してきているのを、今朝のNHK情報ワイド「あさイチ」で知りました。
 このペプチド・ワクチンを打つと免疫力を持つキラー細胞が癌細胞を攻撃・破壊する働きを助ける効果があり、末期癌の治療や放射線や抗がん剤そして手術(標準治療として保険認証されている)後の再発予防に、試験治療が各地の病院で続けられ大きな成果が見え始めています。
 ワクチンと言えば結核予防のBCG接種やインフルエンザなどでお馴染みですが、事前にワクチンを打つことで体内に抗体を作り出し、ウィルス侵入時の免疫力を高めておく予防法ですが、このペプチド・ワクチンは既に発生している癌細胞に対し免疫力を活性化する治療法です。
 またこのペプチド・ワクチンでは癌細胞だけを破壊し他の正常細胞にはダメージを与えないので、抗がん剤や放射線などの副作用に苦しむ患者さんにとっても嬉しい治療法と言えます。現在は保険適用などを目ざして試験治療中ということで、誰もが自由に使えるにはまだ時間が少し掛かるようですが、番組で試験治療を実施している病院がリスト紹介されていましたので、今も藁にも縋る想いでこのような情報を求めている方達にぜひ教えてあげて下さい。インターネットの「癌ワクチン」検索でも多くの情報がヒットしますが、中には法外の治療費を請求し効果の定かでないものも含まれているとのことでしたのでご注意願います。

※ 何れにしても先日の明治乳業「R-1ヨーグルト」のインフルエンザ予防への効果と同じように、心身の免疫力を高めることが健康生活への重要なポイントになってくるようです。

 がんペプチドワクチン療法
 中村祐輔
 中山書店

もうすぐバレンタイン

2012-02-06 00:01:22 | Weblog

 もうすぐバレンタインの季節がら日曜日のNHK大阪『ビジネス新伝説 ルソンの壺』で、神戸の有名チョコレート・ブランド「モロゾフ」の会長が出演していました。
 番組ではバレンタインデーにチョコレートを贈るということを、日本で最初に紹介した老舗メーカーが初期の躍進は果たしたものの、その後バブル時代に輸入ブランドの高級チョコレートに押されて売り上げの上がらない中で、一人の産休上がりの女性社員からの提案を受け入れてから、女性目線の開発を始めたことで巻き返していく経緯が描かれます。
 贈る側の意識に立って毎年総入れ替えをしているという、バレンタイン・チョコレートは現在12ブランドで200種類にも上るということです。この季節でチョコレートの年間総売上げの6割を稼ぐそうで、その重要さと意気込みが開発ブランドと商品の数に現れています。ただ、バレンタインデーは別にしてチヨコレート好きは意外と男性にも多いのではないかと想います。そんな男性目線の普段用のチョコレートも提案して貰えればと僕もその一人として期待しています。
 最後に興味を持ったのがデパートなどショップ販売員のパートタイマーにも、正社員制度を適用しボーナスや昇進・昇級などで報いることで、優秀な人材の定着とモチベーションの確保を図ることにメリットを感じているという独自の経営戦略でした。毎年の4月にどちらかを自由に選べるようにして、今ではこの制度を全社員に適用しているということで、特に子育て中の女性の働き方に提案性を感じました。今後そのような制度を採り入れる会社が増えるのではないかと感じました。

インフルエンザ予防

2012-02-05 00:01:27 | 千里山INFO

 寒い日が続いたと想っていると何時の間にかインフルエンザが大流行で、患者数も一気に170万人に達したということです。ここ数年警戒されてきた新型インフルエンザではなく、例年の香港A型で子供や高齢者が多く罹っているようです。大阪は特に感染者が多いと報じられていました。
 もちろんウィルスの多い環境に身を置かないことが予防の第一だと想いますが、やはり人込みなどに外出した時にはマスクを着用するとか、ウガイ・手洗いの励行が基本有効と言われます。僕もこの季節はできるだけそれを守ることで、最近はインフルエンザはもちろん何とか風邪も引かずに免れています。
 千里山のちさと図書館の入り口付近にハンド消毒スプレーと、「ふせごうインフルエンザ」という大阪府健康医療部保険医療室が制作・発行しているパンフレットが置かれています。それには予防の詳しい情報はもちろんですが、罹った時のエチケットなど感染拡大を防ぐことにも触れられています。
 以前の治療薬では3日間ほど高熱が出ていたのですが、最近の特効薬では1日くらいで普通の状態に元気になるので、まだウィルスを出しているのに登校・出勤してしまうために、却って地域に感染拡大を引き起こしがちということをニュースで聞きました。もしインフルエンザに罹ってしまった場合は、互いに迷惑を掛けないように数日間は外出を控えましょう。
 また今日のスポニチの記事に明治乳業「R-1ヨーグルト」がNK細胞を増やし免疫力を高めて、インフルエンザ予防の効果があると載っていました。佐賀県有田町の小中学校で6ヶ月間「R-1ヨーグルト」のドリンク摂取を続けた結果、今冬は著しくインフルエンザに感染する生徒が減り学級閉鎖なども現在行われていないことから、科学的な証明はまだされていないものの実際的に大きな効果が期待されるというものでした。明治乳業によると3つの工場をフル稼働しているのですが、当面は品切れ状態のようです。NK細胞は抗がん効果も言われていて今後も人気商品になりそうです。

スポニチの記事

恵方巻き

2012-02-04 00:01:14 | 千里山人(ちさとのやまひと)

 今年も早や節分で恵方巻きの季節がやってきました。コンビニなどでもクリスマス・ケーキのように予約を受け付けていましたが、巻き寿司を予約するなんてあるのでしょうか(会社から夜遅く帰る人などが利用するのかも)。
 昼食を摂りに千里山の仕出し屋食堂「魚伊」さんに行くと、いつも座るカウンターの指定席には予約や店頭販売用の巻き寿司が山積みになっていて、椅子が小さくて座り難いテーブルの方に行かざるを得ませんでした。カウンターの上にも巻かれたばかりの寿司が積まれていて、その奥ではまだまだ職人さんが作り続けているようでした。店頭で通行人が次々に買って行くのが擦りガラス戸越しに分かります。定食を食べ終えて帰る時に巻き寿司を持ち帰る客も何人かいました。
 「魚伊」さんの巻き寿司は美味しいのは分かっていても、1本400円は少し高いかなと想って近くのスーパーに行くと、想う程には安くはありませんでしたが高級なネタのも含めて色々と種類がありました。その中で一番シンプルでリーズナブルなサラダ巻きを1本買いました。
 今年の恵方は北北西ということでしたが、例年のように一気食いはせずじっくり味わいながら楽しく頂きました。
 明日からは暦の上では春です。週末は高気圧に覆われて過ごしやすい良い天気になるとのことで、洗濯をしたり布団を干したり窓も開け放って掃除をしようと想っています。

雪雲りの空

2012-02-03 00:01:14 | Weblog

 今日はニュースなどを見ていても20年振りといわれる大雪の襲来に日本中が心まで閉ざされそうになる一日でした。
 昼食のために外に出ると異様に寒い風が流れていました。まだ夕方でもないのに大阪の空にも雪を孕んだ暗雲が立ち込めているのが分かります。そちらの方角から微かな雪のかけらがハラハラと舞っていました。こういうお天気の時が一番寒さが厳しく感じるものだと想っているとやがて吹雪のように降ってきました。
 もちろん毎冬何メートルもの積雪に悩まされている日本海側や、北国の地方の人達の苦労とは比較にならないのは分かっていますが、その土地に馴染んで日頃生活している者にとっては、いつも以上に低下する気温や確実に体温を奪っていく風には身体も敏感に影響を受けてしまいます。
 また同じ関西圏でも盆地型気候で夏冬の寒暖の差が激しい京都などに比べて、大阪のような海に面した平地では変化も小さくて全般的に過ごしやすいので、その分街や住民の意識にも甘いものがあるのだと想います。だから偶にやってくる厳しい寒気団に心身ともに対応できず参ってしまうのです。
 これは例えば東京に住んでいた昔のことですが、めったにそこまで勢力を保ってやって来ない台風に備えができていなくて、当時住んでいた近くの公園の立木がほとんど倒されていたのを見た時に感じました。僕の故郷は徳島県美波町というところで、子供時代から台風には慣れっこになっていた者から見ての想いでした。
 めったにやって来ないものに備えることの難しさは、最近こちら西日本でも大いに心配されている大震災・津波にもあるかも知れません。しかし、それは目を背けていても確実にやってくるのです!

・ほんの少し積雪した第一噴水

地域起こしの連携

2012-02-02 00:01:39 | Weblog

 先週土曜日のTBS『人生の楽園』の「千葉・神崎町~一丁の豆腐に心を込めて~」は、40才を前に豆腐作り職人へと生き方を転身した男性と奥さんを巡る地域の人達の素敵な話でした。
 その主人公は若い頃から患っていた慢性肝炎が豆腐を摂るようになって改善されたことから、食と健康について改めて興味を持ち38歳にして本格的に豆腐屋に弟子入りをします。奥さんはそのお店の豆腐をいつも買いに来ていたお客さんでした。そして独立して千葉・神崎町で栽培されている在来種大豆を使った豆腐作りを志して、現地に初めての「月のとうふ」を開きます。わざわざ井戸を掘りミネラル豊富な地下水を汲み上げて、美味しく香りの良い豆腐作りに活かすというこだわり振りで、地域の住民にも愛されとても繁盛している様子です。
 そして、僕が面白いと想ったのは「月のとうふ」だけではなく、この地域には伝統産業としての造り酒屋「寺田本家」があり、又その酒粕自然酵母を使ったパン屋「福ちゃん」も一緒になって地域起こしをしていることでした。酒蔵では豆腐を使った酒粕漬けを試作していましたし、パン屋では「月のとうふ」から豆乳を「寺田本家」からは酒粕と酵母を仕入れてパン作りをしています。それぞれの関係と価値観が良い具合に絡まり合って、まさに神崎町でしか味わえない身体に優しい食材が創られていました。特産である在来種大豆を栽培する農家も含めて、全体で有機的な地域起こしが考えられているのが新鮮で参考になりました。

鍋料理の特集

2012-02-01 00:01:19 | Weblog

 先週からの一段と寒さ厳しい季節に、阪急沿線情報誌『TOKK』と冠婚葬祭関連の『エテルノ 』が同じ鍋料理の特集をしていますのでご紹介します。
 一つ前の号となりましたが『TOKK』(1月15日号)の方は「ご当地鍋めぐり」と題し、北海道・東北を始めとして全国各地の伝統ある鍋料理が掲載されています。北海道の石狩鍋や秋田のきりたんぽ鍋は有名ですが、もちろん『TOKK』は阪急沿線の情報誌ですので、現地ではなく京都や神戸そして大阪にある郷土料理の代表店になります。
 その他、関東からは名横綱千代の富士のちゃんこ鍋屋が、また関西からは元祖ぼたん鍋が、九州からはモツ鍋と鳥の博多水たきが紹介されています。最期はアジアにも広がってマレー風海鮮鍋の刺激的な写真で締められています。写真で見ながら記事を読むだけでも身体も心も少し温まる気がしてきます。
 また『エテルナ』(2012年冬号)では美味しい土鍋料理のレシピが掲載されて、お店ではなく家庭で春先まで楽しめる一工夫ある情報となっています。