続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

女子会?

2012-12-01 06:25:10 | 日常
 某講座で隣り合わせに座った四人、月イチで粟田にある夢庵でおしゃべりをしている。他愛もないおしゃべり・・・延々と続いている。何か議論をするなどというのでもなく思いついた日常の泡のごときおしゃべり・・・ふつふつと尽きることのないおしゃべり。


 相槌を打ちながら傍観していると、不意にその会話の中に引き込まれ、会話の渦に加わって自分がむしろしゃべりすぎていないか配慮するくらいの不思議な談笑は熱を帯び、沸騰しかねないほどの熱さである。・・・ドリンクが空になっていることに気づき閑話休題。


 女のおしゃべりは果てしなく続く・・・居酒屋でつづく酒飲みの駄弁に似ているかもしれない。


 ・・・何をあんなに熱心に話し続けたのだろうと思うけど思い出せないことが多い。
 帰宅後三十分ほどして電話が鳴った。メンバーのTさん。
「さっき話した、ゆずのジャムの作り方・・・種を避けた皮を熱湯に通してから、絞り汁と合わせて同量のお砂糖と火にかけるの」と。説明が足りなかったからと、わざわざ電話を下さった。
 Mさんが庭で収穫したゆずをそれぞれ三人にたくさん包んで持参してくれたので、その調理法が話題になったことを思い出した。(ああ、右から左のわたしに、こんなに丁寧に補足の電話までしてくれるなんて!)

 Tさんは、デニム地のパッチワークで拵えた鍋つかみを各三人に作ってきてくれたし、MZさんは海外土産のチョコレートを・・・頂いてばかりで気が引けているわたし・・・気も利かないし・・・。

 人付き合いに積極的になれないわたしの陰気・・・にもかかわらず彼女たちは親切であり、そんなわたしを厭わず仲間に入れてくれている。この女子会(?)はわたしの悪癖を修整してくれているかもしれない。

『洞熊学校を卒業した三人』21。

2012-12-01 06:14:41 | 宮沢賢治
 かげろうはお茶をとらうとして出した手を空にあげて、ばたばたもがきながら、
「あはれやむすめ、父親が、
 旅で果てたと聞いたなら」と哀れな声で歌ひ出しました。

☆差(違い)を推しはかる衆(人々)は空しい。
 普く真(真実)を慮(思いめぐらす)。
 化(形、性質を変えて別のものにする)の文は相(同じ関係にあるもの)を消し、何れかを推しはかる。

『城』1111。

2012-12-01 06:01:47 | カフカ覚書
そこで、Kがショールをもってきてやると、「ごらんなさい、美しいショールでしょう」
 Kには、ごくありふれたウールのショールのようにおもえた。それでも、礼儀上もう一度さわってみたが、なんとも返事をしなかった。

 ショール/Tuch→Tucke/悪意。
 ウール/wolle→wullen/意思、意図。
 礼儀上/Gefallig→gefahrlich/危険な。

☆そこでKが悪意を示すと「ごらんなさい、先祖のかなりの悪意でしょう」Kはいつもの意図ある悪意のように思えた。それで調べてみたが、危険は先祖の痕(傷痕)だけだったので、それ以上は何も言わなかった。