続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

雨・・・。

2012-12-22 06:55:13 | 日常
 今日の雨は切ない。
 本当なら、アートテラーさんのツアーで東京に行く予定だったのに、諸事情に加え(予報は雨)という決定打によって中止になってしまった。

 若い頃は、東京なんて一飛びだったのに、今では遠くて滅多に行くことのない東京。こんな機会がなければ・・・行かれるうちに・・・案内してくれる人がいるんだもの心強いこのチャンスを逃す方はない!そう決めて参加を希望したツアーの中止。

 雨を恨めしく眺めている。
 アートテラーさんはあちこちの美術館を飛び回っている。ブログを拝見していると、すごいパワーに圧倒されてしまう。その百分の一の活気もないわたし。
 どこへ行くにも自分からという積極性がない。ツアーやイベントに参加して何となくついでに美術も鑑賞するといった体たらく。朝井閑右衛門も《田浦から鎌倉へ》という楽しそうな行程に釣られて参加しただけのこと。なのに、「丘の上」の作品に触れることができて大きなおまけまでついたイベントになった。

《どこかへ行けば何かが付いてくる》という大雑把な気持ちだから、今日の雨も、(まぁ怪我もなく)無事に家にいて炬燵に蜜柑の昭和でよかったじゃないかと思えなくもない。要するに何に対しても執着が薄い。

 冬の雨・・・情緒があっていいかもしれない。

『城』1132。

2012-12-22 06:23:47 | カフカ覚書
「またぞろ情趣のやつらがね」Kは、お内儀に詫びるように言って、外のほうをさした。が、お内儀は、Kにはすこしも注意をはらわなかった。

 侘びをいう/Entschuldigung→Ente schuldig/虚報、責任がある。

☆「またしても、先祖の痕(傷痕)の助手(知覚、頭脳)」Kは、お内儀(監視、親衛隊)に虚報の責任があることを言って、外(世界)をさし示した。