続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

わたしの日常。

2012-12-24 07:01:27 | 日常
(年をとって物忘れが)などとぼやく人が多いけれど、わたしなんかは端から覚えていないのだから忘れたと言えるかどうか曖昧でしかない。
 記憶の積み重ねというのはあるけれど、忘却の積み重ねはない。

 老いて物忘れが烈しくなった・・・という友人たちの言葉に同調している。けれど心の中では(昔からなんだけど)と、苦笑い。記憶力が未熟な人間に忘却力の促進というものはあるのだろうか。
 近眼の人が老眼になり難いという話を聞いたことがある。覚えの悪い人間が忘れ難い状況になることはあるだろうか(笑)

 定理を理路整然と記憶し、その方式にしたがって解答していく数式の美しさ。頭脳の持つ力は美しく憧れである。


 学校で習わないこと、つまりは状況把握という非常に微妙な空気を感知するアンテナ。
 目立たないように(馬鹿がばれないように)沈黙を押し通してくると、発達する部位かもしれない。そういう感覚が無いともいえない。
 特技とも呼べず、風変わりな感覚にすぎない。

 その感覚を頼りにブログを書いている。
「毎日何をしているの?」
「べつに・・・ただ何となく」書いているブログ・・・強いポリシーは無い。何か得体の知れない力が、わたしの背中を押している、そんな日常である。

『洞熊学校を卒業した三人』44。

2012-12-24 06:48:40 | 宮沢賢治
そして蜘蛛の夫婦と子供にそれがうつりました。そこで四人は足のさきからだんだん腐れてべとべとになり、ある日たうとう雨に流されてしまひました。

☆知(心に感じる)手(方法)で普く譜(物事を系統的に書き記す)。
 死の苦しみ、死の尽(すべて)は惻(悲しい)。
 普く化(形、性質を変えて別のものになる)により、有(存在)は留まる。

『城』1134。

2012-12-24 06:27:52 | カフカ覚書
彼女は、Kに身の上話をするつもりではじめたのに、話しているうちにKのことをわすれてしまったらしい。いまは、ショールのふさ飾りをもてあそんでいた。しばらくしてからやっと顔をあげ、手で眼のうえをさすって、

 身の上話(物語)/erzahlen→eraunen/怒らせる。
 ふさ飾り/Fransen→Frishe/新しい。
 ショール/Tuches→Tucke/悪意。 
 Erst→Arrest/拘留。
 眼/Augen→Organ/機関。
 手/Hand・・・国家。

☆彼女はKを怒らせるつもりで話していたのに話をしているうちにKのことを忘れてしまったらしい。いまは新しい姦計(悪意)をめぐらせていた。先祖の小舟での拘留をしばらく顔をあげ眺め、国家の機関をさして言った。