続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

師走。

2012-12-13 07:20:03 | 日常
 12月、師走である。

 新聞紙上でも大掃除の手順を教え、TVでもその技を教示している。

 それらをよく見ても、やっぱり掃除方法は革新的とはいかず、毎年同じようなプレッシャーを背負いながらも簡単に済ませている。
 昨日は網戸を外して洗い、そのあいだにカーテンを洗濯、その間に窓ガラスを拭き・・・(手の届かないところはパス)。
 老眼も極まる昨今、網戸など見ても洗う必要ないと感じるけど、とにかく実行できるうちはやりましょう!といった具合。

 あっちにもこっちにも不要なもの(ごみ)が・・・見ないでおこうか、片付けようか。


 シンプルに、簡素に暮らしたいのに物が増えていく。解消法は《見ないで捨てる》方式に頼るしかない。

 クリスマスの飾りなどもずいぶん処分し、ここ数年は出すことさえない。
 スーパーで当てた賞品のツリーを古くなったので捨てたら、息子に泣かれたことがあった。懐かしく思い出すと、処分の手が止まってしまう。
 
 物は、人と共にある。愛着も何もない仙人のような暮らしをするには、まだまだ人としてのレベルが低すぎるわたし。


 師走は自分を問う季節でもある。
 今年のうちに片付け、来春はキレイさっぱり新しくは、無理かもしれない。(そうして曖昧な迷いは掃除におけるわたしの堕落を許容する)

『城』1123。

2012-12-13 06:35:44 | カフカ覚書
「もっとよく見てちょうだい」お内儀は、不機嫌そうに言った。「ほんとうに寝ていまして」
「いや、これは寝ているんじゃない。宙に浮かんでいるんですな。ああ、やっとわかってきましたよ。これは、板じゃなくって、どうやら紐のようだな。つまり、この青年は、高跳びをしているんですね」

 寝る/liegt→ringen/格闘する。
 板/Blett→Blut/生命、人間、血統。
 ~でない/kein→Kain/カイン(兄弟殺し?)
 高跳び/Hochsprung→Hoch sprung/非常な、急激な変化。

☆「正確に見てください」お内儀(監視、親衛隊)は面白そうに言った。「格闘しているんですよ」
 「いや、格闘しているんじゃない。漂っている、分かりました。これは完全にカインの生命です。どうやら先祖の規範であり、先祖の新しい人は非常に急激な変化をしています」