続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

元気で外がいい。

2012-12-03 07:06:25 | 日常
 わたしたちの年代になると、暇である。
 子育ても終わり、老二人(あるいは一人)で、何することもなく取り立てて外へ出かける用もない。掃除もホコリは溜まっていくかもしれないけれど、老眼になり見えにくく認識の外であれば、さほど精を出す必要もない。洗濯の量も激減。炊事もテキトー、TVの前に釘付け・・・。


 ああ、これではいけない!第一身体に悪い。

 そう思って、博物館や美術館に大した考えもないけれど、(運動、運動)と自らに言い聞かせて出かけている。


 ところが昨日、バスに乗ると、近所のTさんが・・・。
「どこへ行くの?」
「まあね」
 お互いに口を濁して笑い合う。
「Tさんに頂いた飴、なめているわ」とわたし。
 するとTさんの連れが笑った。
「ああ、あの飴ね。あれパチンコ屋の・・・」
「余計なこと言うんじゃないよ」とTさん。

 了解!
 Tさんに会うと、バックからごっそりという感じで飴をもらう。食べきれないほど貰うから空き瓶に入れて出かけるときに小出しに持って歩いている。
(そう、Tさんもよく出かけるけど・・・そうだったの)

「昨日はよく粘ったね」と仲間がTさんを指して笑った。(毎日のように行くのね)
 
(ばれちゃぁ仕方がないという風に)「楽しみ程度だよ」と、Tさん。
「まぁ、楽しまなきゃね」と、わたし。

 それぞれの時間の使い方、老後には誰の文句も受け付けない自由がある。元気に出かけられればそれでOK、ざっくり・ぎっくりパレードで行こう。

『洞熊学校を卒業した三人』23。

2012-12-03 06:51:57 | 宮沢賢治
 蜘蛛もすこし哀れになって
「よし早くやれ。」といってかげろふの足をつかんで待ってゐました。かげろふはほんたうにあはれな細い声ではじめから歌ひ直しました。

☆痴(おろかな)衆(人々)は相(互いに)争い、惻(心を痛める)。
 字(文字)を再び成(ある状態にして)化(教え導く)という自記である。

『城』1113。

2012-12-03 06:32:26 | カフカ覚書
それどころか、寝ていたために髪の毛がみだれたことにも気がついたらしく、しばらく身を起すと、ナイト・キャップのまわりの髪をととのえた。ふさふさした髪の毛だった。

 みだれた/Unordnung→Anordnung/命令。
 ふさふさ/reiches→Reich/帝国、世界。
 ナイト・キャップ/Haubchen・・・覆い。
 まわり/rings・・・環、ハロー(太陽の暈)
 髪/Haar→Heer/軍隊。

☆それどころか命令を企んでいたので軍隊が倒れたことにも気がついたらしく、しばらく悲しんでいたが、命をつなぐ(猶予の)わずかなリング(太陽のハロー)は覆われていた。帝国の軍隊である。