続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

酷寒。

2012-12-28 06:57:42 | 日常
 寒い・・・けれど、北国の方たちの酷寒を思えば何のこともない。山形出身のOさん、
「学校へ行くのに、外は真っ白でしょう。だから目印の旗が立つの。でもそれが風に吹き飛ばされて倒れてしまって・・・大変だったわ。でももっと大変なのは雪解けのころの道の泥濘・・・」と、その苦労を語ってくれた。
「回覧板を持って来るのに、雪の中をずっと歩いてくるわけ、だから当然のように上がって長話が始まるでしょ。子供心に嫌だったわ。」

 雪下ろし、屋根に積もった雪の重さ・・・体力の著しく落ちた高齢者のため息がTVの画面から聞こえてくると胸をふさがれる思いがする。
 北海道では記録的な寒さに見舞われていると聞く。

 
 酷寒のイメージは温暖な地域の人間にとっては、強いインパクトがある。

「冬が好き」と言った『冬のソナタ』、『赤毛のアン』のモンゴメリーや『大草原の小さな家』のローラも冬を描いて秀逸な場面(シーン)を残している。厳しいからこそ生まれる強靭な精神、美は冬景色にあるのでなく、冬景色の酷寒に育てられ輝きだすものかもしれない。


「太っているから寒いのは平気なの」などと言っていたけど、肉は大丈夫でも《骨に沁みる》年頃になった昨今、気をつけなければと自重している。

『洞熊学校を卒業した三人』47。

2012-12-28 06:51:25 | 宮沢賢治
かたつむりは
「ねめくぢさん。今度は私もすっかり困ってしまひましたよ。まだわたしの食べるものはなし、水はなし、すこしばかりお前さんのうちにためてあるふきのつゆを呉れませんか。」と云ひました。

☆魂(精神)の図りごとを、詞(言葉)に混ぜる自記である。
 推しはかる善(道徳に適った行い)の語(言葉)を運/めぐらせている。

『城』1137。

2012-12-28 06:34:38 | カフカ覚書
この三つの記念の品は、あなたから見たら、あるいはつまらぬものばかりかもしれません。でも、フリーダを見てごらんなさい。あの子は、クラムとあれほど長く交際をしていながら、一つの記念品ももっていません。

 記念品/Andenken→ennden/死ぬ。
 三つ/drei→drang/圧迫。
 少しも~ない/kein→kahn/小舟。
 長く/lange→Rank/陰謀。

☆この圧迫された死はあなたから見たらおそらく微細なことかもしれません。でも、フリーダ(平和)を見てごらんなさい。クラム(氏族)の陰謀が、死の終りの小舟を連れてくることはありません。