続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

5月になると・・・。

2013-05-01 06:53:48 | 日常
 5月になると赤十字の募金活動が始まる。

 わたしが弱音を吐いたとき、みんなの方を見て
「みんな気が良くて(奉仕員を)やっているだけなんですよ」と呟いたことのある支部長さん。

 町内会館に集まり説明を受け、領収書を預かる。(プレッシャーで顔面神経痛になったこともある・・・)

「みなさん、無理だけはなさらないで下さいね」と班長さん。(無理しているよ)

「でも、なんか文句言われた家はもう行かないわ」とAさん。
「そうね、ごねるのよ。お金がないわけじゃないのに、幼馴染でよく知っている人なのに、わたしに対する嫌がらせかしらね」とBさん。
 多かれ少なかれストレスはかかえざるを得ない募金の徴収。
 胸はドッキリ、ばくばく・・・ああ、早く終えたい。


 昔、何とかいう雑誌で読んだ話。
 ある赤貧の学生の所に金持ちの学生が寄付金を募りにやって来る。握りしめていた金を言葉巧みに巻きあげられた上、たった一本残した大事な煙草までなぜか差し出した彼・・・そして、彼は金持ち学生が愛車で立ち去るのを見て「がんばれよ」と手を振りながら、やがて裸同然になってしまった自分に気づくという短編小説。


 様々な家庭の事情があっても察しきれないし、察するのもまた礼を欠く場合がある。草の根運動的に個々の家を廻るのはやっぱり辛い。

『セロ弾きのゴーシュ』74。

2013-05-01 06:46:33 | 宮沢賢治
 ゴーシュははっとしました。たしかにその糸はどんなに手早く弾いてもすこしたってからでないと音が出ないやうな気がゆふべからしてゐたのでした。
「いや、さうかもしれない。このセロは悪いんだよ。」とゴーシュはかなしさうに云ひました。すると狸は気の毒さうにしてまたしばらく考へてゐましたが


☆死んだ衆(人々)の葬(死者をほうむる)談(はなし)が隠れているのを推しはかる。
 鬼(死者)の和(争いをおさめる)薀(奥義)である。

『城』1258。

2013-05-01 06:36:48 | カフカ覚書
あなたご自身がこの官庁の仕事にたずさわっていらっしゃる一員ですから、こまかいことまで申しあげるにはおよばないでしょうが。村長は、わたしのことで苦情をこぼしていましたか」

 村長/Gemeindovorsteher→Gemeind(教区)vorstufe(第一段階、入門)

☆あなた自身がこの当局の存在の有効な一員ですから、個々のことまで説明するにはおよびません。村長(教区の第一段階=死への入門)は、わたしのことを歎いているのでしょうか。