続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

オークション。

2013-05-06 06:31:58 | 日常
 古布が好きである。今後生産することは難しい。それらの布の歴史、時間を思うとたまらない気持ちになる。

 それでもすでに老眼の進んだ身、思うだけで、それを手にし、まして何かを作るなどとは努々考えまいと自分を制している。


 でも、ふと目にした古布オークション(心が動いた)・・・参加したいけど、どうやって?胸のときめくようなものもあったけど、(ノン、ノン)と自分に言い聞かせた。
 欲しいけど・・・。
 古布(古着物)を手にすれば、解く、洗う、アイロン掛け・・・仕立てる以前にさえ山のような作業が待っている。(ダメだ、ダメだ)


 ところが息子にそのことを話すと「あっ、じゃあボクが落としてあげよう」と、あっさり。

 そんなわけで、昨夜終了時まで、ドキドキ。1円から始まったそれは、7,250円~10,500円になり12,100円に。結局息子が12,600円で落札。12,100円を付けた人は業者ではないかと思う。これ以上だと採算が合わない、売買価格を想像してみると、そのギリ線である。

 そうか、こんな風にして手に入れるのか・・・。う~ん、この材料が手に入るのは嬉しいけど、相応な時間を必要とする作業が待っている。痛し痒し・・・長生きしなくちゃ!(これが一番迷惑かもしれない)

『セロ弾きのゴーシュ』79。

2013-05-06 06:23:19 | 宮沢賢治
それもまるで聞こえるか聞こえないかの位でしたが毎晩のことなのでゴーシュはすぐ聞きつけて「おはひり。」と云ひました。

 聞こえるはブンと読んで、文。
 聞こえないはブンと読んで、分。
 位はイと読んで、異(あるいは違)。
 毎晩はマイ・バンと読んで、枚、番。
 聞きつけてはブンと読んで、文。
 云ひましたはウンと読んで、運。

☆文を分けるのは異(他)を枚/一つ一つ数えて、番/組み合わせ、文を運/めぐらせている。

『城』1263。

2013-05-06 06:07:25 | カフカ覚書
「いや、なかば公的な会談です。だから、調書も、なかば公的なものにすぎません。当地では、どういう事柄でもきちんと整理しておかなくてはならないことになっているので、そうしたまでです。とにかく、調書は、すでにできあがっているわけでして、あなたの名誉にはなりますまい」

 公的/amtliche→endlich/究極の、現世の。
 名誉/Ehre・・・自尊心。

☆先祖のなかば現世での記録にすぎません。であるから厳密に解決しなくてはなりません。ともかく、すでに存在しているのですから、あなたの自尊心には関わりありません。