続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

柴田先生の授業。

2013-05-30 07:26:26 | 日常
 一生懸命伝えようとしてくれていることが、ぼんやり聞いているわたしにもなんとなく・・・。

「ここ三浦半島は、新生代(6500万年前~)に、海の中(深海)1000メートルより深いところで造られました。そしてそれは北米プレートと伊豆方面からのフィリッピン海プレートの影響を受けて出来たものです」

「へぇ~、そうだったの」という鈍感な感想。
 でも聞いているうちに大昔の海流や地震、火山の爆発などによるドラマティックな展開がこの地層という現象として露になっているのだということが分かってくると、それぞれ異なる地層の模様にも何百万年前の壮大なドラマ(変遷)が見え《オオッ~》という驚愕に変化して・・・。


「人間が誕生したのは高々一万年くらい前ですから~」(うーん、想像を絶する世界)

 
 歩こう会ののりで参加している不心得なわたしでも、感慨ひとしお・・・。

 先生は何とか、常識レベル程度のことは皆に理解して欲しいと願っているに違いないけれど、薄のろ間抜けなわたしなどには苦笑されていたかもしれない。(勘弁して下さい)

 三崎、油壺付近での授業・・・通り雨程度で濡れずに帰宅。
 やっと追いついていっている風なお婆さんですが、楽しかったです!ありがとうございました。

『セロ弾きのゴーシュ』103。

2013-05-30 06:49:15 | 宮沢賢治
ホールでは拍手の音がまだ嵐のやうに鳴って居ります。楽長はポケットに手をつっ込んで拍手なんかどうでもいゝといふやうにのそのそみんなのあいだを歩きまはってゐましたが、じつはどうして嬉しさでいっぱいなのでした。みんなはたばこをくはへてマッチをすったり楽器をケースへ入れたりしました。

 楽長はラク・チョウと読んで、絡、丁(十干の第四→die、死)→死を暗示。

☆魄(たましい)の主(ぬし)は隠れている。覧(よく見ると)、冥(死後の世界)は絡(つながっている)。
 死んだ衆(人々)は孤(ひとりぽっち)である。
 魄(たましい)を修(ととのえて)換(入れかえ)、符(しるし)の絡(つながり)で記すのは新(新しいやり方)である。


*「演奏までもうあと十日しかない」と楽長が言ったのは、二十日過ぎの月が出た晩のこと。
 月の化身である三毛猫、かっこう、狸の子、野ねずみの母子の連日の登場、それから六日ということは二十九日過ぎの月、つまり新月です。
 演奏は昼過ぎ・・・

 楽長(太陽)・動物たち(月の化身)・ゴーシュ(地球)・・・これは金環食の図だと思うのです。

『城』1287。

2013-05-30 06:19:20 | カフカ覚書
冗談にしっぺがえしをするのも、おとな気ない話です。それで、村長さんの意を受けてお邪魔にあがったしだいです」
「あなたの心配は、杞憂というものです、先生」と、Kは言った。「その職をお受けすることは、気がすすみません」

 冗談/spass→spiesse/思うように運ばない、突き刺す。
 おとなげない/keine Einwande→khan ahn Band/小舟、先祖の束縛。

☆思うように運ばず、対向するのは小舟という先祖の束縛です、それは命じられて行くのです。あなたの心配は杞憂というものです、先生(空虚)」とKは言った。
「先祖の立場を承諾することは、わたしにはできません」