続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『セロ弾きのゴーシュ』114。

2013-06-10 06:45:48 | 宮沢賢治
猫が切ながってぱちぱち火花を出したところも過ぎました。扉へからだを何べんもぶっつけた所も過ぎました。
 曲が終るとゴーシュはもうみんなの方などは見もせずちゃうどその猫のやうにすばやくセロをもって楽屋へ遁げ込みました。


☆平(平等)の済(すくい)は仮の化(形、性質を変えて別のものになる)で、押しはかる。
 禍(不幸、災難)や匪(わるもの)の過(あやまち)の諸(もろもろ)は、醜(みにくい)や呆(おろかしさ)が現れる。
 平(平等)への絡(つながり)を臆(思いめぐらす)には、頓(いちいち修行の段階を経ないで、すぐに悟りを開く状態)を拠(よりどころ)としている。

『城』1298。

2013-06-10 06:16:01 | カフカ覚書
かわいそうにお内儀さんは、心臓が悪いのよ。でも、いまとなっては、お内儀さんとしてはほかにどうしようもないの。すくなくともお内儀さんの気持では、クラムの思い出をふみにじられるのがいちばん辛いんですもの。

 心臓/Herz→Heid/荒地。
 クラム/klamm→klan/氏族。
 フリーダ/Frieda→Frieden/平和。
 お内儀→Wirten→warten/待っている。

☆悲しいことにお内儀さん(あの世で待っている人)は荒地のことで悩んでいる。お内儀(あの世で待っている人)としてほかにどうしようもないの。少なくともお内儀(あの世で待っている人)のイメージ(心象)ではクラム(氏族)の追憶の事件では、名誉を踏みにじられているんです。