続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

ああ、無常。

2013-06-17 07:14:28 | 日常
 衣笠十字路バス停の日除け屋根の下には幾つものツバメの巣がある。だからこの季節は忙しくベンチで待つ人の上を往来して雛に餌を運ぶ姿が垣間見られる。

 なのに、先日はその姿がない、消えている。糞が落ちないように下に板を当てがっていたくらいだから、除去したとも考えられないのに。

 どうして?
 全然、一羽もやって来ない。
(おかしいわ・・・)

 見るとフェンスにカラス、口をあけツバメの巣のあたりを凝視。しばらくすると斜めに飛んで、ツバメの巣を直撃。
(何かを奪ったろうか・・・)

 不明であるけれど、空遠く飛び去っていったカラスは戻らなかった。


 そういうわけだったのね。

 カラスの襲撃に遭って、ツバメは離散。(もう戻ることはないのかしら)


 あーあ・・・。毎年楽しみに見ていたツバメの子育て・・・。
 もう二度とこの場所には来ないのかな・・・すごく淋しい。

『セロ弾きのゴーシュ』121(了)

2013-06-17 06:35:08 | 宮沢賢治
 そしてまた水をがぶがぶ呑みました。それから窓をあけていつかくゎくこうの飛んで行ったと思った遠くのそらをながめながら
「あゝくゎくこう。あのときはすまなかったなあ。おれは怒ったんぢゃなかったんだ。」と云ひました。

☆遂(やりとげる)貪(よくばる)双(二つ)を被(覆う)考えは、詞(ことば)の音に努(力を尽くす)ことが、薀(奥義)である。


*水をがぶがぶ呑む・・・水地球です。(水は酸素を含む)雷は大量のオゾンを発生させる。
 かっこうは死に逝く人の魂の化身。

《月には地球照があり くゎっくこうが飛び過ぎると 家のえんとつは黒いけむりをあげる(「自由画検定委員」より)

「おれは怒ったんじゃなかったんだ」(悲しかったんだよ)ということです。

 セロはゼロ(O)、酸素弾きのゴーシュ(地球の精神)、第六交響楽の4は、Allegro(雷雨、嵐)、けれど、第六というのは、無・・・在るけれど無い、童話としてのお話という暗示(意味)かもしれません。

 楽長を丸く囲んだ太陽系、ヴァイオリン(二色/水星と金星)クラリネットは木製(木星)ボーボーは手伝っているから加勢(火星)トランペットは、一生懸命歌っている/怒声だったかもしれません(土星)そしてゴーシュ(地球)です。

 二十日過ぎの月から五十分ずつずれた時間、それから六日目の晩・・・二十九日過ぎ(新月は想定内)
①新月 ②太陽・月・地球が一直線に並ぶこと ③黄道と白道が同じところに重なること(白いリボンをつけた人)
 これらが皆既日食の三つの条件であり、楽長がこういう大物と称した天体ショーだったと思えるのです。

『城』1305。

2013-06-17 06:07:47 | カフカ覚書
「きみが部屋をこんなにきれいにしてくれたばかりなのに、また出ていけというのかい。この地位を引受けるのは、どうも気のりがしないな。一瞬のことにせよ、あんなけちな教師野郎に頭を下げるだけでも、おれは辛いことなのに、これからは、やつがおれの上役になるんだぜ。

 部屋/Zimmer→Thema/テーマ。
 けちな/klein→klan/氏族。

☆「きみがテーマをこんなに整理してくれたのに、だから出発すべきだよ」
 この沈黙を引き受けるのは予想外であり、一時的にせよ、あの氏族の空虚にへりくだるのは面目失墜であるのに、これからはわたしの衝立(盾)になるなんて。