続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

雨の中のイベント。

2013-06-13 07:00:59 | 日常
 金沢八景、野島での干潟観察会。
 台風三号の到来、雨、強風が予想される中、よもやあるまいと思っていたイベントの実施。

(今日はないでしょう)と高をくくって、(でもひっくり返ってTVを見る前に一応連絡くらいは・・・)
「ハイ、実施いたします。明日はさらに荒天が予想されますので・・・」
「・・・ん!」

 時すでに八時半、十時集合は横浜。即、着替え、用意してあったリュックを背負いダッシュ。
 初めて乗るシーサイドライン、考える間もなくとにかく前へ前へ・・・無事にギリギリで到着。


《海面の色の変化》
 夜光虫が海面に青白く光るのは赤潮の一歩手前(貝が毒化/大量に酸素が発生)
 死骸が堆積すると青潮(酸素がない海面)
 海底深く酸素がない水の塊が押し上げられると濁青緑に(酸素がほとんどなく生き物は死んでしまう)

 美しい海面の変化くらいの感想を持った眺め・・・驚愕の事実。

 干潟観察・・・アオサの繁殖、ゴカイの卵、アラムシロガイを借りたヤドカリ、カガミ貝、マメコブシ、ハゼの稚魚(ヒメハゼは頭の後ろに黒い点、マハゼは背びれに、アゴハゼはだんだら模様)、ビリンゴ・・・etc。

「カニは満月の晩に産卵すると聞きますが」と、質問。

「つまり、大潮のときに産卵するわけですが、それは卵が広く拡散するようにということで子孫を残すための自然の理というわけです」という答え。


「では、そろそろよろしいでしょうか」と、声がかかり、イベントはめでたく終了。
 半日に収縮された観察会だったけど、海を仰いで十分な至福。
 萩原先生ありがとうございました。

『セロ弾きのゴーシュ』117。

2013-06-13 06:45:37 | 宮沢賢治
 するとみんなが一ぺんに顔をこっちに向けてゴーシュを見ましたがやはりまじめでべつにわらってゐるやうでもありませんでした。
「こんやは変な晩だなあ。」
 ゴーシュは思ひました。ところが楽長は立って云ひました。

 一ぺんはイツと読んで、逸。
 顔はFace→Faith(信仰)を暗示。
 向けてはコウと読んで、考(または講/はなし)。
 見ましたはゲンと読んで、現。
 変なはヘンと読んで、遍。
 晩はバンと読んで、番
 思ひましたはシと読んで、詞。
 楽長はラク・チョウと読んで、絡、丁(十干の第四→die 死)は死を暗示。
 立ってはリュウと読んで、留。
 云ひましたはウンと読んで、運。

☆逸(かくれている)信仰の考えが現われる。
 遍(もれなく)番(かわるがわる行う)詞(言葉)の絡(つながり)で、死を留め、運/めぐらせている。

『城』1301。

2013-06-13 06:33:07 | カフカ覚書
こうして時間をかせいでおれば、たとえ最後の決裁で不利な結果になっても、またほかの可能性を見つけやすいでしょう。

 時間/Zeit・・・時代。
 かせぐ/gewinne・・・利益、勝利。
 決裁/endgiltige→ende Geltung/死、価値。

☆時代の勝利、たとえ決定的な死の価値で、不利な刑を科せられても、正当な死の可能性は見つけられるでしょう。