続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

季節の花巡りの会。

2016-01-23 07:21:48 | 歩こう会

 運動不足ゆえの身体の劣化を少しでも改善したい。その一心で「歩こう会」に参加している。
 このたび新規に入会させていただいた『季節の花巡りの会』、昨日は京急三崎口駅に集合し、城ケ島へ。
 雲ひとつない快晴、岩場の地質など…火炎状構造・スランプ堆積物(スランプ褶曲)・カレントリップル(漣根)・縞模様(斜交層理)などを見学。
「箱根の噴火で飛んできた灰が降り積もったものです。向こうに見えるのは関東大震災で隆起したあとで、1.5mも地盤が持ち上がったのです。地層は動いているんですね」と、北野先生。

 水仙ロードをひた歩き、展望題で波静かな大海原を見渡した。
 大島を見て、相模湾の向こうや千葉県の山々などをグルリ展望。昼食の後は白秋碑を訪ね、水産技術センターの鯛を覗いたりして、城ケ島大橋を徒歩で渡った。椿の御所(大椿寺)などを見学し、バス停へ・・・。


 大いに城ケ島を楽しんだ一日。会の皆様、北野先生ありがとうございました。

(写真は「馬の背門」)


マグリット『色彩の変化』

2016-01-23 06:49:09 | 美術ノート

 『色彩の変化』寝室だろうか、枕が一つ。この枕に関しては性的な意味合いはなく、単に《夢》を暗示しているのだと思う。
 五角形の変形フレームの中のブルー、そしてその中に描かれた白い曖昧模糊とした三体は何を意味しているのだろう。
 フレームの右画面は漆黒の闇である。
 この二画面を持つフレームは枕のある空間の壁に影を落としている。つまり、フレーム・壁・枕・床面は同じ空間内に位置している、しかしフレームは枕の上部に浮いている。これは、寝る人間の頭を圧迫しているということである。
 得体の知れない三つの白い気体は、在ると思えば有り、無いと思えば無になるような実態を把握できないものの象徴ではないか。例えば信仰のような精神的な規律の暗示だと思う。
 その右に見られる黒画面、これは《不安/存在の影である脅威》のように思われる。

 自分という存在の奥深く、自分の脳裏をかすめて止まないゆえ知れぬ不安の重圧。
 背景の黒白模様は、日本の唐草模様と同じように《どこまでも連鎖可能な広がりを持つパターン》であり、時空の永遠を現わしている。
 枕は室内にあるにもかかわらず、その白黒パターンの時空へはみ出しているかに見える。


 マグリットの心境である。現実に生きているわたくしは常に何かの脅威に圧され、底知れぬ永遠の時空へ引き込まれていく夢に襲われる・・・。
 この瞑想における色彩の変化、色彩は《心的現象の傾向、その性質・内実》である。


(写真は国立新美術館『マグリット』展・図録より)


『銀河鉄道の夜』205。

2016-01-23 06:26:56 | 宮沢賢治

「ね、さうでせう。」鳥捕りは風呂敷を重ねて、またくるくると包んで紐でくくりました。誰がいったいここで鷺なんぞ喰べるだらうとジョバンニは思ひながら訊きました。


☆調べることを保(持ち続けると)普く露(あらわれる)。
  懲(過ちを繰り返さないようにこらしめる)法(仏の教え/真理)の註(意味を書き記し)推しはかる。
  路(ものごとのすじみち)を触(物にふれて感じる)詞(ことば)が腎(かなめ)である。


『城』2210。

2016-01-23 06:14:34 | カフカ覚書

こういうことなんです。これが、わたしたちの秘密なのです。これだけ申しあげたら、アマーリアがこの秘密に首をつっこまないことも、もはやふしぎにお思いにならないでしょう」
「で、手紙のほうは、どうなってしまうんですか」


☆こういうことなんです。これが、わたしたちの秘密です。アマーリア(作り話/マリア)がこの話に関わらないのも、まったく不思議でもなんでもないのです。「で、手紙(書いたもの)のほうは」と、Kはたずねた。