鷺山や眉目をせつにいたはりて
鷺山はロ・サンと読んで、路、算。
眉目はビ・モクと読んで、備、目。
せつにいたはりて(切労)はセツ・ロウと読んで、説、漏。
☆路(すじみち)に算(見当をつけると)備(あらかじめ用意してある)目(ねらい)の説(話)が漏れてくる。
鷺山はロ・サンと読んで、露、燦。
眉目はビ・モクと読んで、美、目。
せつにいたはりて(切労)はセツ・ロウと読んで、切、漏。
☆露(つゆ)が燦(きらきら光る)と美しい。
目(見つめていると)切(しきりに)漏れてくる。
鷺山はロ・サンと読んで、蕗、酸。
眉目はミ・ボクと読んで、味、僕。
せつにいたはれり(切労)はセツ・ロウと読んで、節、糧。
☆蕗は酸っぱい味がする。
僕(わたくし)は節(季節)になると、糧(食料)にする。
鷺山はロ・サンと読んで、魯、山。
眉目はビ・ボクと読んで、美、朴。
せつにいたはれり(切労)はセツ・ロウと読んで、切、露。
☆魯山人の美(美意識)は朴(ありのままの自然)に切(ひたすら)露(現れるもの)であるという。