続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『飯島晴子』(私的解釈)われをよぶ。

2021-08-15 06:44:52 | 飯島晴子

   われをよぶ父よあかるく蛭とおよぎ

 われをよぶ(我呼)はガ・コと読んで、臥、個。
 父よあかるく(父明)はフ・メイと読んで、符、明。
 蛭とおよぎ(蛭泳)はシツ・エイと読んで、質、詠。
☆臥(ふせる)個(ひとつひとつ)の符(しるし/記号)を明らかにし、質(内容)を詠む。

 われをよぶ(我呼)はガ・コと読んで、芽、枯。
 父よあかるく(父明)はフ・メイと読んで、腐、迷。
 蛭とおよぎ(蛭泳)はシツ・エイと読んで、悉、翳。
☆芽が枯れて腐ってしまった。
 迷(判断が付きかねるが)悉く翳(日陰)であった。

 われをよぶ(我呼)はガ・コと読んで、我、姑。
 父よあかるく(父明)はフ・メイと読んで、不、明。
 蛭とおよぎ(蛭泳)はシツ・エイと読んで、疾、曵。
☆我(わたくし)の姑(しゅうとめ)は、不明な疾(病気)を曵(ひきずっている)。

 あかるく蛭とおよぎ(明蛭泳)はメイ・テツ・エイと読んで、明、哲、英。
☆わたしを呼ぶ父は、明哲(道理に通じ賢いこと)であり、英(優れている)。

  


『飯島晴子』(私的解釈)桃の葉に。

2021-08-15 06:22:01 | 飯島晴子

   桃の葉にひつそりとゐる伯母殺し

 桃の葉はトウ・ヨウと読んで、盗、用。
 ひつそりとしてゐる(居)はキョと読んで、拠。
 伯母殺しはハク・ボ・サツと読んで、迫、模、冊。
☆盗用を拠(より所にしたこと)を迫(追い詰める)。
 模した冊(書付)がある。

 桃の葉はトウ・ヨウと読んで、蕩、様。
 ひつそりとしてゐる(居)はキョと読んで、拒。
 伯母殺しはハク・ボ・サイと読んで、白、暮、債。
☆蕩(だらしない)様(ありさま)を拒むと白(申し上げる)。
 暮(くらし)に債(借り、負い目)がある。

 桃の葉はトウ・ヨウと読んで、套、要。
 ひつそりとしてゐる(居)はキョと読んで、挙。
 伯母殺しはハク・ボ・サツと読んで、吐く、簿、察。
☆套(おおった)要(かなめ)の挙(くわだて)を吐く。
 簿(ノート)で察(明らかになる)。

 桃の葉にはトウ・ヨウと読んで、悼、様。
 殺しはサイと読んで、切。
☆悼(死をいたむ)様(様子)ひっそりとしている。
 伯母は切(ひたすら)・・・切なく耐えている。