続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『飯島晴子』(私的解釈)玉葱は。

2021-08-11 07:09:12 | 飯島晴子

   玉葱はいま深海に近づけり

 玉葱はいま(玉葱今)ギョク・ソウ・コンと読んで、玉、走、根。
 深海に近づけリはシン・カイ・キンと読んで、信、快、金。
☆玉(美しい)走りの根(気力)は信(まこと)に快く、金(美しく立派)である。

 玉葱はいま(玉葱今)はギョク・ソウ・コンと読んで、漁区、争、困。 
 深海に近づけりはシン・カイ・キンと読んで、審、誡、禁。
☆漁区の争いで困っている。
 審(正しいかどうかを明らかにして)誡(注意を与える)禁(戒め)がある。

 玉葱はいま(玉葱今)はギョク・ソウ・キンと読んで、玉、相、緊。
 深海に近づけりはシン・カイ・キンと読んで、心、皆、擒。
☆玉(美しい)相(姿)は緊(緊張感/しまり)がある。
 心から皆を擒(とりこ)にする。

※玉葱は水中に沈まない、まして深海には、考えにくい。
 玉葱はタマ・ソウと読んで、魂(霊)、葬。
 深海はシンカイと読んで、心界。
☆死者として葬られた霊(魂)はいま、心界(精神界)に近づいたに違いない、物界から離れたが、いま心界に近づいたのだ、きっと。


D『折れた腕の前に』

2021-08-11 06:38:42 | 美術ノート

   『折れた腕の前に』

 雪かきシャベル:レディメイド(木、鉄に亜鉛メッキ)
 折れた腕の前に《雪かきシャベル》、使用目的がある物の前に目的を成就できない者がいる。
 使用目的のあるものは、そのまま使用目的のあるものとして存在するが、前に立った者の腕が折れていたのではそれを使用することはできない。

 意味の破綻、供給があって需要がある。しかし、供給があって需要に不具合がある場合、需要供給の一致は無に帰してしまう。
 この不一致に望みはなく、沈黙が潜むだけである。

 関係性の破綻、意味を失くしたものの処遇。不要であることの哀しみ、存在の意義を追及する作品である。
 存在者の権利・義務を高らかに歌えず、欠損の怒りが静かに渦巻いている。正義も悪もない平等であるはずの存在における《圧》は世界中どこでも発見可能である。
 動かしがたい暗黙の亀裂、関係性を問う空間には答えのない悲哀が其処彼処に順列を乱しているが、黙認、無視は問題を浮上させない。


 写真は『DUCHAMP』 www.taschen.comより


『セロ弾きのゴーシュ』4。

2021-08-11 06:22:36 | 宮沢賢治

 靴のひもを引きずる、これは雷の光線の暗喩であり、みんなのあとをついて歩くようなのは音が光より速度が遅いことを暗に言っている。

「六時にはかっきりボックスへ入ってくれ給へ。」
 六はムと読んで、無。時間はあるようでない物語世界。

 その晩遅くゴーシュは何か巨きな黒いものをしょってじぶんの家へ帰ってきました。
 黒い巨きなものって、じぶん(地球)の影。

 家といってもそれは町はずれのこはれた水車小屋で、
 こはれた水車小屋、水地球、水の恩恵で生きているけど、水害の禍も・・・。