続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『飯島晴子』(私的解釈)白露に。

2021-08-25 07:25:53 | 飯島晴子

   白露に肉荒れてゆく山の禽

 白露はハク・ロと読んで、迫、炉。
 肉荒れてゆく(肉荒行)はニク・コウ・アンと読んで、憎、構、暗。
 山の禽はセン・キンと読んで、千、禁。
☆迫(苦しめる)炉(原子炉)は憎い構(構想)である。
 暗(ひそか)に千(沢山)の禁(差し止め)がある。

 白露はハク・ロと読んで、白、路。
 肉荒れてゆく(肉荒行)はニク・コウ・コウと読んで、肉、講、考。
 山の禽はサン・キンと読んで、算、襟。
☆白(あきらか)に路(すじみち)には肉(内容のふくらみ)がある。
 講(話)は考えて算(見当をつける)襟(心の中)で。

 白露はハク・ロと読んで、剥ぐ、蕗。
 肉荒れてゆく(肉荒行)はニク・コウ・コウと読んで、肉、腔、香。
 山の禽はセン・キンと読んで、千、金。
☆剥く蕗の肉(中の膨らみ))は腔(中空)になっている。
 香りは千金(価値が高い)。

 白露はハク・ロと読んで、白、露。
 肉荒れてゆく(肉荒行)はニク・コウ・アンと読んで、難、講、案。
 山の禽はセン・キンと読んで、千、襟。
☆白(申し上げる)と露(現れ)難い講(話)がある。
 案(考え、下書き)は千(たくさん)襟(心の中)にある。


『飯島晴子』(私的解釈)夜の弓。

2021-08-25 07:03:20 | 飯島晴子

   夜の弓ならふ白露の山塊よ

 夜の弓はヤ・キュウと読んで、夜、杞憂。
 ならふ白露(倣白露)はホウ・ハク・ロと読んで、朋、泊、露。
 山塊はサン・カイと読んで、散、戒。
☆夜(夜間)の杞憂、朋(仲間)が泊ると露(実態が表に出てきてしまう)。
 散らかっているので、戒(事前に用心する)。

 夜の弓はヤ・キュウと読んで、爺、灸。
 ならふ白露(倣白露)はホウ・ハク・ロと読んで、法、迫、漏。
 山塊はサン・カイと読んで、酸、快。
☆爺はお灸の法(手立て)で迫(苦しむ)。
 漏らすのは、酸(辛い)が、快(心地よい)と。

 夜の弓はヤ・キュウと読んで、野、球。
 ならふ白露(倣白露)はホウ・ハク・ロと読んで、放、吐く、露。
 山塊はサン・カイと読んで、惨、悔。
☆野球を放(遠ざける)と吐く。
 露(さらけ出した)惨めを悔やむ。(後悔している)


D『泉』3。

2021-08-25 06:44:22 | 美術ノート

『泉』、小便器、明らかに男性使用の器具に違いない。男であることの証明、男性しか使用できない物である。
 装身具、寝食…等しく与えられている。能力においては不確定であり、特に身体能力に差異があることは知られているが、例外はある。
 しかし、この小便器に限り男女の差を超える例外はない。

 小便器(絶対)の前で、ため息をつく。宿命、すでに差異あるものとしての男と女ではないか。
 しかし、見えない壁に目を凝らす。
『泉』(小便器)の物理的境界は否定しようがない。しかし、見えない壁(心理)に於いての複雑な感情、それぞれ抱く主張は並べて二つ(男・女)に区切られるものではないと。

『泉』の前で深く考え込む者は少数派かもしれないが、確実にこの問題に同意する者があることを人間世界に問う作品提示である。


『セロ弾きのゴーシュ』14。

2021-08-25 06:10:08 | 宮沢賢治

「ではね、『愉快な馬車屋』を弾いてください。」
「愉快な馬車屋」という曲があるのだろうか。 Delight wagon? light(光)の運び屋…雷も光であるから・・・。

「ゴーシュさんはこの二番目の糸をひくときはきたいに遅れるねぇ。なんだかぼくがつまづくやいになるよ。」
 ゴーシュははっとしました。たしかにその糸はどんなに手早く弾いてもすこしたってからでないと音が出ないやうな気がゆふべからしてゐたのでした。

 昨夜から・・・灰いろの鳥(くゎくこう)が来てから。くゎくこうは死にゆく人である。ゴーシュ(地球の精神)には辛く傷ましいことであり、昨夜のことは、慙愧に耐えない出来事であったに違いない。ゴーシュ(地球の精神)の葛藤が二番目の糸なのだと思う。