続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『飯島晴子』(私的解釈)冬の崖。

2021-08-30 07:27:25 | 飯島晴子

   冬の崖老若の指漂へり

 冬の崖はトウ・ガイと読んで、棟、外。
 老若はロウ・ジャクと読んで、狼、着。
 指漂へりはシ・ヒョウと読んで、姿、憑。
☆棟(建物)の外に狼が着(ついて離れない)姿(様子)で憑(もたれかかっている)。

 冬の崖はトウ・ガイと読んで、套、我意。
 老若はロウ・ジャクと読んで、漏、寂。
 指漂へりはシ・ヒョウと読んで、刺、評。
☆套った我意が漏れるのは寂しい。
 刺す(さすように相手の弱点を突く)評(品定め)がある。

 冬の崖はトウ・ガイと読んで、盗、劾。
 老若はロウ・ジャクと読んで、牢、弱。
 指漂へりはシ・ヒョウと読んで、旨、表。
☆盗みの劾(罪を取り調べる)牢(罪人を閉じ込めておくところ)では、荷役(船の荷物を上げ下ろしすること)に使(働かせること)がある。
 寛政の改革…松平定信。1790年自立支援施設による人足寄場。


D『オーステルリッツの喧嘩』

2021-08-30 07:05:33 | 美術ノート

   『オーステルリッツの喧嘩』

 オーステルリッツの戦い、ナポレオン・ボナパルト率いるフランス軍がロシア・オーストリア連合軍を破った戦い(三帝会戦)、フランス軍の華々しい勝利。
 歴史に残る大戦、争いは領地の拡大・占領にある。

 ここと向こうの境界、ガラス窓一枚の守備、仕切り。それがいったい何なのか。大勢の死傷を犠牲にした闘いは歴史の闇の中。
 勝利の影の犠牲は黙して語らない。闘いは喧嘩に等しい愚行かもしれない。
 この窓の周囲はぐるりと空いている。小さな小さな仕切り窓に大きな死傷者の怒りが籠っている。


『セロ弾きのゴーシュ』17。

2021-08-30 06:17:41 | 宮沢賢治

 それから六日目の晩でした。金星音楽団の人たちは町の公会堂のホールの裏にある控室へみんなぱっと顔をほてらしてめいめい(略)首尾よく第六交響曲を仕上げたのです。ホールでは拍手の音がまだ嵐のやうに鳴って居ります。

 猫…二十日過ぎの月のひかり
 くゎくこう、狸の子、野ねずみの母子。
 つまり、四+六日目の晩。朔日の月がたつ日です。
《金環食》
 この素晴らしい金環日食を終えた晩、宇宙との体感です。田園の牧歌、第六交響曲4番は「雷。嵐」、ゴーシュ(地球の精神)が宇宙と一体になって演奏するなんてすごい着想!