続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『城』1692。

2014-07-25 06:14:16 | カフカ覚書
「先生、わたしがやったのです。ほかにどうしようもなかったことですわ。言いつけられたとおり朝早くから教室をあたためておくには、どうしても薪小屋の扉をあける必要がありました。


☆大群への教示はわたしがしたのです。死の救済には小舟しかなかったのです。早くから罪過のテーマの秘密はどうにも公開を突き動かすしかありませんでした。

眼科医院 ③

2014-07-24 07:04:29 | 日常
 暑い盛り、出かけるのは億劫だったけど、御身大切とバスに乗り菱眼科へ。

「ハイ、傷も治りましたね。視力のほうもまあまあですから、これで終了です。出来れば一年に一度くらいは・・・」「ええっ?(無理かもしれません)」
「そうですね、また何かあったら来てください」

 というわけで、眼の充血は完治。
 目薬を点けるだけでも良かったかもしれない。でも、眼を酷使してきた経由もあり、一度はきちんと診てもらいたいと思っていたので、いい機会だった と思っている。幸い「緑内障、白内障ではありません」との言葉を聞き一安心。


 それにしても疲労はすぐ眼に出る。昨今は、眼精疲労・肩凝り・付けて加えて膝痛と老人の態を(立派に?)成している。


 先日孫を連れて公園に行ったけど、前の通りを闊歩していったN夫人、すでに90才は越えているというのにシャンシャンしていた。90才過ぎのKさんも、家の前を両手の荷物をものともせず闊歩。
 それに比してわたしの摺り足、躓くのも当たり前の態。


 少しばかりの眼の充血にも大騒ぎで医院に駆けつけることがいいのか、《何でもないわ》とばかり笑い飛ばしている内に時が自然に治してくれるという考え方がいいのか・・・。NさんやKさんにこれからの処方を伺いたい。

 元気の秘訣・・・「一日にして為るものではない」と一蹴されるかもしれない。ああ、何をやっても手遅れ・・・。(「頑張れ、頑張れ」って、だれか応援して!)他力本願のわたし。

『ポラーノの広場』405。

2014-07-24 06:56:11 | 宮沢賢治
それに就いては署長に充分諒解を得てあります。警察ではわたくしに何の嫌疑もかけてゐない筈です。」


☆集めた諸(もろもろ)の帖(書きつけ)は、自由に部(区分けして)、両(二つ)を解(部分部分に分ける)。
 匿(隠して)継(つなぐ)冊(書き付け)は、化(教え導くこと)を兼ね、義(人として行うべき道)を括(ひとつにまとめる)。

『城』1691。

2014-07-24 06:39:07 | カフカ覚書
 すると、女教師の足もとを懸命になって拭いていたフリーダが、床から身を起し、まるで力づけてもらおうとするかのようにKのほうをちらりと見やった。それから、以前からの優越感を眼つきと態度にちらつかせながら、

 優越感/Uberlegeheit→Uberliegezeit/超過停泊機関。


☆教示に基づくことを拭っていたフリーダ(平和)は、心の底から高揚し、まるでエネルギーを吸収したようにKのほうを見た。昔からの超過停泊機関の光景にも冷静だった。

麦ご飯。

2014-07-23 06:50:58 | 日常
 膝痛に効くものは何か・・・グルコサミン、ほかには?

 いろいろ考えて骨を丈夫にするにはカルシウム(牛乳とビタミン剤)・・・それから、それから・・・。
 閃いたのは《麦飯》これしかないという結論に。

 そこで、二年くらい前から押し麦を入れて炊いている。麦は軽いので炊飯器の上の方に浮いて焚きあがるから、それを救うようにして食べている。


 先日息子一家が来た時は、遠慮して麦を混ぜなかった。すると、夫「うまいなぁ」と言い、「今度から、白米と麦ご飯と交互にしようじゃないか」と言い出した。
「なんで?」
「だって、美味かったろう?」
「別に・・・」やせ我慢のわたし。
「麦を入れると全体が・・・」(不味くなるんだ)言いよどむ夫。


 そうか夫は文句も言わず、ずっと我慢していたのか。ただでも食が薄い夫に申し訳ないことをしていたことに遅ればせながら気づいた。今朝は白米だけで炊くつもり。
 麦・・・麦だけを炊いて小分けにし冷凍、サラダやご飯に混ぜて食べるという方法もある。

 わたしの麦信仰・・・脆くも崩れつつあるけれど、何とか続けたい。

『ポラーノの広場』404。

2014-07-23 06:37:25 | 宮沢賢治
「わたくしは警察から召喚されただけでそれは旅行届けを出して代人を出してある筈です。

 警察はケイ・サツと読んで、継、冊。
 召喚はショウ・カンと読んで、消、換。
 旅行届けはリョ・コウ・トドと読んで、慮、講、留。
 出してはスイと読んで、推。
 代人はダイ・ジンと読んで、題、腎。
 出してはスイと読んで、推。
 筈はカツと読んで、割。


☆継(つなぐ)冊(書きつけ)を消し、換(入れかえる)。
 慮(あれこれ思いめぐらす)講(はなし)を留め、推しはかることが題(テーマ)の腎(大切なところ)であり、推しはかることで割/二つに裂いている。

『城』1690。

2014-07-23 06:20:52 | カフカ覚書
たぶん薪を出しにいったところをつかまえたのであろう。大声をはりあげ、一語一語間をおきながら、
「薪小屋に押し入るようなことをしたのはだれだ!犯人はどこにいるんだ!ひねりつぶしてくれるぞ!」


☆地獄を食い止めようとしたのだろう。先祖を監視し、透写しながら大声をあげた。
「地獄を思案するなんてだれだ!奴はどこにいるんだ、分裂の汚点ではないか」

孫たちの来訪。

2014-07-22 07:08:26 | 清一朗
 何と言っても優先順位一番の孫たちの到来。

 5才のキヨちゃんと公園に。
 公園に行くと、近所の姉妹がすっ飛んできた。「あそぼー」「何して遊ぶ?]
 三人は公園の砂と木の葉でおままごと、「ラーメンを作ります」なんて言っている。小さな子はすぐ友達になれる。

「それからさぁ、かけっこしない?」「鬼ごっこしよう!」
「じゃ、あんたが鬼ね」鬼になった孫、一生懸命追いかけるけど6才と4才の姉妹は速くて追いつけない。そのうち、鉄棒で逆上がり・・・姉妹は運動神経抜群。
「こんどはさあ、ブランコしよう」と言ったけど、ブランコは二つ、「じゃ、わたしと妹が二人乗りね」といい、一方を孫に譲ってくれた。
 姉は妹を乗せて扱ぐ、こぐ、コグ・・・どんどん扱いですごい勢い、二十まで数えるとまた二十を繰り返す。どれほど扱いだかと思ったとき、バランスが崩れて二人はブランコの向こうに飛ばされて落下。
「あ~ん、痛いよ!!」大泣き。急いで近づいたけど、怪我はない様子。
 勢い余っての落下・・・すごいなぁ、全神経を使い、最高のスピードを上げて、猛進。(「危ない、恐い」の意気地なしのわたしには未経験の事故)

 いいね、逞しいね、羨ましいよ。(ふと男の子である孫を見ると、わたしと同じ眼差しで泣いている姉妹を呆然と見ている)

 またお友達が来て泣き止んだ姉妹、今朝は元気に幼稚園に行けるかな。


 キヨちゃんの初めての水彩画など。
 こちらはハルちゃんとキヨちゃんを乗せて自転車を走らせるお母さん。

『ポラーノの広場』403。

2014-07-22 06:34:56 | 宮沢賢治
「そんな筈はない、そんな筈はない。名誉にかけて、紳士の名誉にかけて。」
「なぜ損ならあなたはこんなところへかくれていたのです。」
 デステゥパーゴはやうやくふるへるのをやめてしばらく考えていましたがやうやく少しゆっくり云ひました。


☆割(二つに裂く)って、括(一つにまとめる)妙(不思議)。
 予め芯(物の中心)の詞(ことば)を明らかにして、余(本筋の他のもの)を交ぜるのは、衝(重要)な運/めぐりあわせである。

『城』1689。

2014-07-22 05:54:07 | カフカ覚書
と、そのとき、騒ぎがぴたりとしずまった。Kは、なにごとかとふりかえった。けさからずっと怖れていたことが、起ったのだ。ドアのところかに例の男の教師が立っていて小男のくせに左右の手にそれぞれ助手の襟くびをつかまえていた。


☆砦はふいに全てが静まり返った。Kは何事かとふりかえった。殺人を怖れていたが、それが起ったのだ。もくろみは各々の国家、氏族の人間が持っている。先祖の助手(脳、知能)の生命がかかっていた。