続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『ポラーノの広場』399。

2014-07-17 06:14:06 | 宮沢賢治
わたくしはすっかり事情を探ってからデステゥパーゴに会はうか、警察に行って、イーハトーヴォでさがしているデステゥパーゴだと云って押へてしまっもらはうかとそのときまで考へてゐましたがいまデステゥパーゴの家のなかへはひるのを見るともう前後を忘れて走り寄りました。


☆字を常に探し、界(境目/現世と来世)を継ぐ考えを、運/めぐらせている。
 往(人が死ぬこと)の講(はなし)は化(形、性質を変えて別のものになる)で現れる。
 全ての語(言葉)を剖(切り分ける)と、双(二つ)の記になる。

眼科医院 ①

2014-07-16 06:24:20 | 日常
 やっぱり不安なのでサークルの帰りに眼科医院を受診することに。
「この辺り、眼科はどこがいい?」と友人に聞くと、
「衣笠病院」
 総合病院は混むし、第一このごろは紹介状がないと料金が上乗せになる。二年ほど前に膝痛で受診したら、痛み止めの薬だけという結果だけだったことを思い出し、ここはパス。
「それから?」
「医療ビルの中に菱眼科があるわ」

 ということで、三時近くなるのを待ってビルの中へ。

「どうなさいました?」と、受付の人。
「左目が赤いので・・」
「他に赤い人いますか?」
「いません」

 六十年前に眼科を受診したときと違い、今は視力検査から眼底検査など医師に診てもらう前にも検査。
 医師の前にも当然検査用の顕微鏡みたいな器具が設置されていて、それを覗き込んで診てもらう。
「眼が赤くなる原因はウィルス性のものとアレルギー性のものと(?)があります。ウィルスですと人に移りますからサークルなどは休んで下さい。では検査します。十五分ほどかかりますのでお待ちください」

 院内は驚くほど清潔ムード、待ち時間の間、(ちょっとトイレに)。
 と、その後すぐに職員がトイレに、手には殺菌スプレーを持っている。点検の後には閉めたドアの持ち手もそれとなく拭いていた。(徹底した衛生管理)

 そして、
「ウィルスに関してはマイナスでしたが、4500以上ないとプラスにはなりませんから安心しないでください。抗菌性の目薬を処方いたしますが、改善されないようでしたらまた来てください。治っても確認のために来てください」

 不衛生だった戦後、結膜炎の子供でごった返していた眼科医院とは大違い。超衛生的、検査尽くめの眼科医院・・・恐れ入りました。おかげで今朝は両目とも瞼は開き、赤目も薄らいでいる。

『ポラーノの広場』398。

2014-07-16 06:16:33 | 宮沢賢治
その小路をはひるとまもなく、一つの前庭のついた小さな門をデステゥパーゴははひって行きました。

 小路はショウ・ジと読んで、照、辞。
 一つはイツと読んで、溢。
 前庭はゼン・テイと読んで、全、定。
 小さなはショウと読んで、照。
 門はモンと読んで、問。
 行きましたはコウと読んで、講。


☆照(普く光があたる=平等)の辞(ことば)が溢れている。
 全ての定(決まっていて変わらない)は照(平等)であり、(それを)問う講(はなし)である。

『城』1684。

2014-07-16 05:57:16 | カフカ覚書
「さあ、仕事にかかりなさい」と、彼女は、いらいらした調子で言って、ふたたび猫のほうにかがみこんだ。助手たちといっしょに平行棒のうしろからなりゆきを見守っていたフリーダは、血を見ると、悲鳴をあげた。

 平行棒/ballen→Ballade/譚詩、物語詩。
 血/Blutes・・・種族、血統。


☆「さあ、現今の現場不在証明です」と、言って改めて連鎖を退けた。助手(脳、知覚)と共に、物語の詩の奥を注視していた。フリーダ(平和)は、種族の光景に悲鳴をあげた。

左目の支障。

2014-07-15 06:51:33 | 日常
 肩は凝るし、膝は痛いし、今朝などは起きようとして眼が片方開かない。《ナ、何で?》左目の瞼がどうしても開かない。しっかり閉じたままである。
(まずいわ、独眼流・・・)指でこじ開けたけど、眼というか瞼に炎症があって眠っている内に目ヤニが出て、それが固まってしまったらしい。鏡を見ると左目が赤い(気持ち悪い)。

 単なる眼精疲労で一過性ならいいけど・・・眼科へ行くべきか否。今日はサークル日(気づかれないように下を向いているか、細目で過ごすか・・・目ざとく「どうしたの?」って聞かれることは必至。
 肩凝りも膝痛も黙っていれば判らないけど、赤目はまずい。

 目薬は先ほどから流しっぱなし・・・でもそんなに早くこの赤さは退かない。


 身体のあちこちが痛み、劣化している。こうしてパソコンに向かう背中も丸くお婆さん然として身体を机に乗せた両手で支えているだらしない恰好。


 従兄の嫁さん(同い年)が言っていた「いい姿勢はね、補正下着をつけたりすることじゃなくて、意識なのよ!」生涯姿勢を正して生きる意識を強固に持ち続ける・・・むずかしい。
 姿勢を正すことが病魔を入り込ませないコツかもしれない。あちこち痛んで大分歪んでいる姿勢の我身体・・・(このままじゃ・・・まずいな)赤目を気にしながら自分をゼロに巻き戻そうと・・・ありのままでいくしかないかな。

『ポラーノの広場』397。

2014-07-15 06:28:37 | カフカ覚書
たうとうデステゥパーゴは立ちどまってしばらくあちこち見まはしてから大通りからちいさな小路にはひりました。わたくしは知らないふりしてぐんぐん歩いて行きました。

 立ちどまってはリツと読んで、律。
 見まはしてはkゲンと読んで、現。
 大通りはダイ・ツウと読んで、題、two。
 小路はショウ・ロと読んで、照、路。
 知らないはチと読んで、知。
 歩いてはブと読んで、舞。
 行きましたがコウと読んで、講。


☆律(基準となる決まり)で現れる題(テーマ)は、二つある。
 衝(重要な所)は、照(普く光があたる=平等)であり、路(物事の筋道)の知(考える能力)を、舞(奮い起こす)講(はなし)である。

『城』1683。

2014-07-15 05:59:03 | カフカ覚書
 女教師は、Kを教壇に呼び寄せ、猫の前足を見せた。そして、あっとおもう間もあらばこそ、猫の爪でKの手の甲を引っかいた。爪は、するどくはなかったが、女教師は、もう猫のことなど考えずに、爪を強く押しつけて引っかいたので、手の甲にみみずばれができてしまった。


☆教示は精神の浄化作用を叫び、柱(重要な所)を見せた。そしてあっとおもう間もなく、強制的に先祖の愚作のうえに線を引き、はっきりさせた。

初恋。

2014-07-14 06:38:11 | 清一朗
 週イチくらいで孫に電話をしている。声の調子や言い回しで成長の度合いが増して行くのが分かる。

「昨日の土曜日には音楽教室にお母さんと行って来たの。そうしてお母さんはお父さんに『今日は上手に弾けたよ』って言っていたよ」と、報告。
「保育園のお友達は?」と、聞くと、
「○○△くん、仲間なんだよ。でもぼくが本を見ていると、攻撃してくることもあるんだ。それから、Nちゃん。音楽教室も一緒なんだ」
 お友達とも仲良くやっている感じで聞いていても嬉しい。
「それから、それから先生は?」
「う~ん、(内緒だけど・・・)う~ん、好き過ぎて言えないな・・・」

 好き過ぎて言えない・・・なんてステキな言葉。

 小さい声で「S先生・・」

 ああ、キヨちゃんの初恋、眩しいな!

『ポラーノの広場』396。

2014-07-14 06:28:04 | 宮沢賢治
 どうもデステゥパーゴが大ぴらに陸軍の獣医たちなどと交際するなんて偽らしいとわたくしは思ひました。

 大ぴらはダイと読んで、題。
 陸軍はリク・グンと読んで、陸、群。
 獣医はジュウ・イと読んで、重、異。
 交際はコウ・サイと読んで、講、載。
 偽らしいはギと読んで、疑。
 思ひましたはシと読んで、詞。

☆題(テーマ)は、陸(続き)群(集まっている)。
 重ねて異(違う)講(話)を載せている。
 (つまり)疑う詞(ことば)がある。