相模太夫の旅録=Tabi Log

☆ 旅は一枚の写真から始まる!!
☆ 旅先での四季彩々一期一会の被写体を瞬撮!!

府中天台宗古刹「悲願山善明寺」

2018-08-15 16:23:14 | 寺院
府中本町に天台宗古刹「悲願山善明寺」はある。創建は不詳であるが、寺伝によると元暦2年(1185)に源義経の平家討滅戦に従事していた怪力無双の坂東武者畠山重忠(1164~1205)が故郷の武蔵に帰国したところ、恋仲だった遊女夙妻太夫が彼の戦死のデマを信じて自殺してしまっていた事を知り、彼女の菩提を弔うため現宮西町に建立。六所宮の別当寺だった天台宗「叡光山安養寺」の末寺で一時は大伽藍を持つ大寺院であったようである。本尊は阿弥陀如来坐像。「山門」を抜けると境内はよく手入れされた庭園の右に「金仏殿」、その奥正面に「本堂」がある。当寺には最古最大の国指定重要文化財となっている「刀鍛冶」(国分寺黒鉄谷戸作)、「大鉄仏阿弥陀如来坐像」(藤原助近作)、及びその胎内仏とされる「小鉄仏阿弥陀如来立像」等の寺宝を有する。また墓地(墓所)には天台准后に拝謁した「依田伊織」や勤王の志士「西園寺実満」が眠っている。(1808)










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