相模原市南区麻溝に四季の花が絶えない広大な「相模原麻溝公園」はある。当園は「クレマチス」や「アジサイ」、そして春を告げる花「クリスマスローズ」の名所でもある。「管理事務所前」と「センター広場横」と「スロープ斜面」、「あじさい順路の奥」、「ふれあい動物広場」の3か所に約6,000株が植裁されている。白、紫、ピンク色の可愛らしい花をつける「クリスマスローズ」は花の少ない冬の季節を彩る数少ない庭花である。花丈は20~30㎝、花姿は小首をかしげ何か耳を澄ましているように、やがて来る春の足音を待つように冬の寒さに耐え咲く花である。訪れた日はまだ全体的に葉っぱだけであったが管理事務所前とセンター広場横とスロープ斜面に白色のクリスマスローズが十数輪ほど咲き始めていた。また所々に紫色の蕾を大きく膨らませて今にも開花しそうである。クリスマスローズの咲き方には「シングルフラワー」、「ダブル」、「セミダブル」の3タイプがある。クリスマスローズは「追憶」、「私を忘れないで」など多くの花言葉を持っている。花の心の奥底の苦悩を訴えるかのように俯いて花弁を密やかに開く様子はなんとも愛おしい。(2201)





※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます