藤沢市大鋸、「遊行寺」側の道路(県道30号線戸塚茅ヶ崎線)を隔てた対面に「遊行寺」の鎮守であった「諏訪神社」は鎮座している。建武2年(1335)、清浄光寺(遊行寺)を開いた遊行上人第四代呑海が同寺院の鎮守として、信州の諏訪から勧請し創建した。祭神は建御名方富命、八坂刀売命。慶安年間(1648-1651)には鳥居の前での落馬事故が相次いだことにより風早之谷(諏訪ヶ谷戸、藤沢本町駅付近)へ転座され、さらに元禄12年(1699)に現在地へ移転した。以来、藤沢宿東方面の大鋸町や大久保町の総鎮守となった。明治維新後の神仏分離によって清浄光寺(遊行寺)から独立したが、現在でも祭事では関わりが続いている。「社号表」から石段参道を進むと「鳥居」があり右に社務所、参道を上がり切った正面に「本殿」がある。本殿前に「四神剣庫」、右手に太子堂、大黒天社(大国主神)、祖霊神、道祖神が祀られている境内社がある。当社は「藤沢七福神」の一社(=大黒さま)である。(2410)






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