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国も企業も、円高を手玉に取った政策に転換しないとゲームに勝てない(学校で教えてくれない経済学)

2010-08-26 09:06:25 | 経済学
ひいきのチームでなければ最後までおそらく見ないであろうめずらしいナイトゲームを昨日テレビ観戦することが出来た。先発投手が7点、リリーフが1点、3回までに都合8点取られた。味方も3点返したが、5点差がついた。ところが、6回に2点、7回に7点、8回に10点入れて、終わってみれば22対8で、球団創設以来最多得点で相手チームに勝った。

試合のあった京セラドームにはほぼ満員の33,000人がつめかけ、テレビ画面を見ている限り、途中で席を立つ人も稀で、延々午後10時をはるか過ぎても声援していた。6回の2点は城島選手の2ラン、7回の7点の内の4点は金本選手の満塁ホームランが決定打だった。

試合後インタービュ―ルームに現れた真弓監督の表情は硬く、とても大勝したチ-ムの監督と思えなかった。先発の不甲斐ない投球が頭から消えないのだろう。「今晩のような試合はそうそうない。先発投手にしっかり投げてもらわないとどうにもならない。」といっていた。先発に安藤を選んだのは誰だ。全て監督自身の責任であるから表情が冴えないはずだ。

野球のテレビ観戦では、解説者の言葉に興味がある。この日は元近鉄の名捕手、有田修三さんだった。初回、ランナーを3塁に置いた場面で「1点とられてもいい。安藤の一番投げやすい球で勝負させるべきだ。警戒するのはいいが、あれでは持たない。」と苦言を呈した。

三塁新井のエラーもあって、安藤は持ちこたえられず、初回あっという間に3点取られた。2回を無事抑えたが、3回に、ランナーを出して2ラン、又ランナーを出して2ラン、あっという間に4点取られた。この場面全て、警戒した挙句、打ちごろの球を本塁打された。

安藤が投げると不思議とエラーが出る。投手と野手の呼吸がうまくかみ合わないからだろう。彼の投球を見ていると日本人を絵に描いたような男に見えて仕方がない。調子のいい時には、得意のストレートを投げ込み別人のように堂々としている。追い込まれると安藤の良さが出ない。日本が閉塞感に覆われているのはダメだダメだと言い過ぎるからだろう。

先日、解説の広沢克己さんが、タイガースファンに苦言を呈していた。安藤が打たれたとき、「安藤頑張れ」、といわない。「安藤、引っ込め」とヤジを飛ばすと言っていた。日本のマスコミがこれと似たようなことをやっており、一向に改める気配がない。長い目で見て、子供の長所を伸ばす教育が、家庭でも学校でも、日本に定着していないからではないか。

円高、株安だと、連日、マスコミが騒いでいる。円が強くて買われているのではない。アメリカの景気が悪化し、ドルが買えないからである。ドル不振が金需要を増やしたと今朝の日経が紹介していた。日本人は円高のマイナス面のみ取り上げる。日本全体を長いスパンで見た場合、国も企業も円高を手玉にとった政策に転換しないとゲームに勝てない。(了)

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