ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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日本のマスコミは円高に感謝している人の記事も書いて欲しい(学校で教えてくれない経済学)

2010-08-12 09:25:38 | 経済学
「ご承知の通りの景況ですからいろいろとむつかしいことですが、円高に救われています。暑さ厳しい折りご自愛ください」という残暑見舞いのはがきをある繊維関係の産元商社で現役で活躍中の知人から一昨日いただいた。

日本の新聞だけ読んでいると、円高が恐怖の元凶であるかのような印象を受ける。しかし、このたびいただいたはがきを読むと必ずしも円高全て悪と言うことでないことがよくわかる。物事には両面ある。余り決めつけない方が健康のためにもプラスだろう。

今朝ドイツのZDFテレビを見ていたら、リコール車800万台でトヨタを最大の危機に追い込んだ欠陥車事件で、事故58例中35例が、運転手の責任だということが分かり、米国政府関係者からトヨタへの謝罪があるかもしれないとニュ-スを結んでいた。

WSJ紙はこの問題を既に先週の記事で取り上げていた。事実関係は事故当初から分かっていたが、政府関係者はトヨタに買収されたのではないかと米議会に非難されることを怖れて、発表を見合わせていた形跡があると報じていた。政治が絡むと物事はこじれる。

40数年前の古い話だが、当選すれば輸入規制すると米繊維業界に大統領選でニクソンは公約した。一方、日本の当時総理の佐藤栄作氏は沖縄返還に政治生命をかけていた。日本からの繊維輸入比率は1%だった。にもかかわらず両者は「密約」のもと繊維は規制された。

一方、11日、NY株式市場は、米景気の先行き不安からほぼ全面安の展開となり、NYダウは前日比265ドル安、10,378ドルで取引を終了した。米FRBの金融緩和政策期待からドルが売られ、一時1ドル=84.98円まで値下がりした。原油はバレル78ドルまで下げた。

米景気悪化懸念と中国経済減速報道を嫌気して、アジア株、ヨーロッパ株いずれも下げていたこともアメリカ株安を助けたと日経CNBCのコメンテーターが解説していた。この日はユーロも売られ、対日本円で、1ユーロ=109.50円まで円高が進んだ。シカゴ日経が9,125円まで下げたので今朝の東京株式市場も昨日に続き大幅安になりそうだ。

近くのスーパーに、ほぼ日参している。好物のおにぎりが時に98円で買えるので大いに助かる。野菜が値上がりしたと新聞に出ていたが、レタスひと玉100円、キウリ3本98円で出ていた。トマトが5ケ入り袋368円はやや値上がりした。主婦感覚からすれば甘いと言われそうだが手の打ちようがないような値上がりでない気がする。棚には物が溢れている。

NHK/BSで、パキスタンの洪水で1500万人が日々の食事にもこと欠く状況と英BBCテレビが報じていた。日本のマスコミは円高に感謝している人の記事も書いて欲しい。(了)

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