JR三宮駅前のバスターミナルからバスで15分足らずのところにHotel Pearl City Kobeという小じんまりしたホテルがある。一人1000円のバイキングのランチ、200円追加すればドリンク飲み放題が魅力で、妹たちとの手軽な会食の場として今回で3回目となる。
食事は午後2時までだが、帰路のシャトルバスの発車時刻は2時30分である。いつでも乗れるとタカをくくっていた。ところが、ホテルの入り口に出たら既に中国人観光客で30
数人乗りのチャーターバスが満席で、補助イスを使って滑り込みセーフというハプニングが起こった。バスの中は、比較的若い年代層のグループで、こぎれいな服装が目立った。中国語のため話の中身は分からないが、車中の節度をわきまえた対話が特に印象に残った。
すぐ下の妹は、夫婦で出かけた広州経由の10日間のツアーから18日帰国したばかりで、旅の物語を肴に話が弾んだ。ホテルの外は昔ながらであったが、彼女が第一に驚いたのは、ホテルがアメリカスタイルで巨大であること、別世界のようにきれいなこと、サービスが良かったことである。食べ切れないほどの料理を出されたことには閉口したが、何が一番彼女を驚かせたか。関空への帰路、中国人の搭乗客で満席だったことだという。
7月に中国人に日本向けの観光ビザの発給条件を緩和した話は新聞紙上である程度認識していた。先の2件の実例だけだが、中国人観光客が今正に日本へどっと押し寄せていることを改めて実感した。人民元はドルとリンクして割高のはずだが影響無しに見受けられる。
先日、WSJ紙を読んでいたら、東京電のニュ-スで、在京タクシーの運転手の声として、「日本人は節約志向の強まりから、最近ほとんどタクシーに乗ってくれない。ところが中国人観光客がタクシーをよく利用してくれる。日本人として正直複雑な心境です。しかし、本当にありがたく思っています。」と語ったとアメリカ人記者がレポートしていた。
妹が驚きついでに言うには、関空から高速艇を使えば神戸空港まで30分、空港の駐車代は無料になるサービスを提供している。神戸空港を経由した。ところが、お昼過ぎだったが空港に人影を見かけなかったというのである。食べ物屋さんの声をからしての激しい呼び込みに出会った。JALが神戸空港から徹退したことも影響しているのだろうか。
食べ物屋さんの関連ではこのところの猛暑続きの天候で、お昼の客が激減して頭を抱えていると、自宅マンションの近くの和食店のマスターがぼやいていた。この店は手ごろな値段と言うことで、ご婦人客も多く、不景気の中、持ち直していると思っていた。マスターの知人の仲買人の話でも、暑さのせいで、材料の仕入れがこのところ急に減ったそうだ。
戸惑いを感じながらも、中国人の客に感謝ですとのタクシー運転手の声は貴重である。(了)
食事は午後2時までだが、帰路のシャトルバスの発車時刻は2時30分である。いつでも乗れるとタカをくくっていた。ところが、ホテルの入り口に出たら既に中国人観光客で30
数人乗りのチャーターバスが満席で、補助イスを使って滑り込みセーフというハプニングが起こった。バスの中は、比較的若い年代層のグループで、こぎれいな服装が目立った。中国語のため話の中身は分からないが、車中の節度をわきまえた対話が特に印象に残った。
すぐ下の妹は、夫婦で出かけた広州経由の10日間のツアーから18日帰国したばかりで、旅の物語を肴に話が弾んだ。ホテルの外は昔ながらであったが、彼女が第一に驚いたのは、ホテルがアメリカスタイルで巨大であること、別世界のようにきれいなこと、サービスが良かったことである。食べ切れないほどの料理を出されたことには閉口したが、何が一番彼女を驚かせたか。関空への帰路、中国人の搭乗客で満席だったことだという。
7月に中国人に日本向けの観光ビザの発給条件を緩和した話は新聞紙上である程度認識していた。先の2件の実例だけだが、中国人観光客が今正に日本へどっと押し寄せていることを改めて実感した。人民元はドルとリンクして割高のはずだが影響無しに見受けられる。
先日、WSJ紙を読んでいたら、東京電のニュ-スで、在京タクシーの運転手の声として、「日本人は節約志向の強まりから、最近ほとんどタクシーに乗ってくれない。ところが中国人観光客がタクシーをよく利用してくれる。日本人として正直複雑な心境です。しかし、本当にありがたく思っています。」と語ったとアメリカ人記者がレポートしていた。
妹が驚きついでに言うには、関空から高速艇を使えば神戸空港まで30分、空港の駐車代は無料になるサービスを提供している。神戸空港を経由した。ところが、お昼過ぎだったが空港に人影を見かけなかったというのである。食べ物屋さんの声をからしての激しい呼び込みに出会った。JALが神戸空港から徹退したことも影響しているのだろうか。
食べ物屋さんの関連ではこのところの猛暑続きの天候で、お昼の客が激減して頭を抱えていると、自宅マンションの近くの和食店のマスターがぼやいていた。この店は手ごろな値段と言うことで、ご婦人客も多く、不景気の中、持ち直していると思っていた。マスターの知人の仲買人の話でも、暑さのせいで、材料の仕入れがこのところ急に減ったそうだ。
戸惑いを感じながらも、中国人の客に感謝ですとのタクシー運転手の声は貴重である。(了)