ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

キャベツは幼虫の唾液で虫を識別できる?!:無農薬野菜に向けて一石(学校で教えてくれない経済学)

2010-08-19 18:33:19 | 経済学
キャベツは、虫に食べられた時、モンシロチョウの幼虫か、蛾の一種のコナガの幼虫か識別する。コナガにかじられるとより多くニオイを出し、天敵のハチを呼び込むという。ニオイを人工合成すれば農薬を使わない害虫管理が出来る可能性があると19日の読売朝刊に出ていた。

ハチはニオイ物質の量に応じて飛来する。キャベツがニオイを多く出すコナガには、ハチはすぐに反応し大群でたかる。京大グループ等による研究報告が、18日付けの米科学誌プロスワン電子版に発表されると同紙に紹介されていた。

阪神青木駅前の自宅周辺は米軍の空爆と焼夷弾で一面焼け野原だった。今なら違法だろうが、焼け跡菜園花盛りだった。亡父などもその仲間のひとりだった。そのときキャベツにモンシロチョウの幼虫が群がり虫食いだらけになった哀れな光景を今も良く記憶している。

スーパーで虫食いのキャベツを見たことがない。物は腐らない。野菜は虫に食われないと思い込んでいる大人も子供も多くなった。一例として冷蔵庫にショウガを入れて放置していると外は腐らないように放射されているが中は腐るのでショウガは確実にミイラ化する。

無農薬野菜と言う名で多くの商品がスーパーの店頭に並んでいる。無農薬は不可能だろうといぶかる消費者には「低農薬」というレッテルをはって、みかけ消費者を「安心」させている。しかし、虫喰いがない野菜などあり得ないと頭で分かりながら止むなく食べているのが現実の姿であろう。果たして農薬無しで害虫管理が出来る時代が来るのだろうか。

物は腐らないと思い込んでいるが生もの、生き物は全て腐る。今年の夏のように連日の猛暑だと、ただでさえ腐り易い。店にもよるが、売り子が食べる時間を聞いてドライアイスを挟んでくれるが、まともな食材ほど腐り易いから要注意であろう。

防腐剤を使った食べ物を常食にしているから、解剖用の「献体」がホルマリン漬けにしなくても腐り難いと言う話は、真偽の保証はないが、風の便りで聞いた。少々ドライアイスを奮発しても、生ものは血が通わなくなった瞬間から腐り始める。

今朝の読売の記事は、最初、にわかに信じ難かった。植物であるキャベツが、害虫にかじられた時に、それがモンシロチョウによるものなのか、コナガによるものなのかどうして識別できるのかと思ったからである。

同紙によれば、「キャベツは唾液で害虫を判別しているらしい」というのである。「植物人間」という差別用語を作った人間こそ、植物に顔向け出来ないのではなかろうか。(了)

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市販キュウリの90%はカボ・キュウ?!(学校で教えてくれない経済学)

2010-08-19 00:03:35 | 経済学
「縄文直観塾」で先日紹介した茨木在住の作家、佐藤眞生さんは、「キュウリは、同じ畑で続けて作ると不出来になるので畑を変える。それが厄介だからと、かぼちゃの茎にキュウリを接ぐ。販売されているキュウリの90%が「カボキュウ」です。」とご自身の出しておられるコラムシリーズ「自然人」最新号に書いておられた。

「キュウリには本来毛がある。販売されているキュウリの90% は人間に改良されたつるつるのキュウリです。イボが邪魔だといってイボをとります。苦味はイヤだと、苦味を取ります。改良によって、キュウリは、自然に対する適応力をなくします。」と話は続く。

「野菜の世界は、ほとんどが、改良に次ぐ改良で、元々の野菜でなくなる。それと同時に、最初から最後まで、人が手を加え続けないと、存在することさえできないものになってしまいます。」とコラムを結んでおられた。

こういう話は、関係者の間では「当り前」のことかもしれない。ところが門外漢の一人である筆者のような人間には、驚き以外の何物でもない。「品種改良」といわれると、つい「鵜のみ」してしまう。普通に毎日生きている庶民には本当の情報は届かないのであろう。

動機が不純と叱られそうだが、地元「報徳」勝利の記事を読みたくて、駅売りの朝日新聞朝刊を買った。たまたまだろうが、「なぜ円が買われる?」「円高は日本にとって良いことなの?」「これからどうなるの?」と「15年振りの円高」を素人向きに解説していた。

「日本にとって良いことなの?」については、「日本の景気回復は自動車や電機などの輸出企業が支えているから悪影響が大きい。」と書いていた。「なぜ円が買われるの?」については「わからない」と書いていた。実に正直なものである。おそらくそれが正解だろう。

今朝近くの喫茶店で毎日新聞を読んでいたら、円高で喜ぶ関係者の記事を紹介していた。海外旅行代理店と輸入業者は特に円高・大歓迎だと書いていた。具体的企業の例として、王子製紙の想定為替レートが1ドル=93円なので原料パルプがほぼ100%輸入の当社は、現在の1ドル=86円からさらに円高が進めば大幅増益要因だと紹介していた。

日本のエコノミストもマスコミも「円高は悪・円安は善」と刷り込まれている人が多い。物事には両面あることに触れようとしない。「品種改良」と聞いただけで、即良いことに違いないと条件反射的に判断してしまう傾向も強いようだ。品種「改良」されることによって、一番肝心な「自然に対応する適応力」をなくすことにも是非目を向けていただきたい。

「野草は異常気象でもしっかり生きています。」とは、佐藤眞生さんの持論である。(了)

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