芙蓉の花
江嵜企画代表・Ken
神戸は先週水曜日の夜から木曜日の午前中一杯にかけて、激しい雨に見舞われた。それまで連日の猛暑だったのでひと息入れることができた。木々にとっても干天の慈雨だったのだろうか、芙蓉の花が、一斉に開花し始めた。
芙蓉の花を数年育ててみて、逞しい花だなとつくづく思う。秋口に幹を残して、枝をバッサリ切り落とすことが習いとなったが、切っても切っても、春を過ぎる頃から、芽を出し、枝を伸ばして、おびただしい数の花を付ける。
芙蓉の顔(かんばせ)という言葉がある。広辞苑を引けば、芙蓉の花のようなに美しい顔立ちと出ていた。芙蓉峰は富士山の雅称ということも広辞苑で初めて知った。
芙蓉を広辞苑で引くと、①ハスの花の別称。美人のたとえ。②アオイ科の落葉灌木。東アジア暖地の原産。沖縄に自生。1~2メートル。夏秋に大形の淡紅または白色の花を開く。鑑賞用。樹皮は製紙に用いるなどと出ていた。
なんば高島屋友の会、猪熊佳子日本画教室のベテラン生徒の一人のKさんが、先日、芙蓉の花の絵を見事に仕上げた。大いに刺激を受けて、日の出あと間もなくの涼しい時間帯を狙ってスケッチした。(了)