神鋼記念病院玄関ホール風景
江嵜企画代表・Ken
行きがけの駄賃と言うことばがある。神鋼記念病院で清算待ちの時間を利用してクリスマスツリーをお目当てに玄関ホール待合室の様子をボールペン一本で一気にスケッチ、帰宅後軽く彩色して仕上げた。ボールペンは、一度描いてしまうと修正が効かないから始末が悪いが、限られた時間に勝負するにはボールペンの方が向いているのかもしれない。
クリスマスツリーについて、いつものようにヤフーのブログのお世話になった。何故クリスマスツリーにもみの木が使われるのか。
① 中世の時代に、毎年聖夜の序幕に「アダムとイヴの堕罪」という舞台劇が行われていた。善悪の知識の木には禁断の実を付けなければならない。智慧の木としてリンゴの木が使われていた。ところが、リンゴの木は冬に葉が落ちる。冬でも葉が落ちないもみの木にリンゴの実をつけた。
② 木は元々強さを象徴する。中でも、もみの木は、病気を治す力がある。厳しい冬の間も緑が絶えないもみの木は、永遠の命とも言われてきた。もみの木にはまた「悪臭除去」や腐りにくくする効果がある。
クリスマスツリーの一番上にトップスターがある。キリスト生誕に賢者たちをベツレヘムへ導いた星である。赤い玉は、アダムとイヴが食べてしまった智慧の実、リンゴを表す。先がカールしたキャンディーは、羊飼いの杖。群れからはぐれそうになった羊を引きもどすために使われる、と出ていた。
今年は西宮病院での目の手術に始まり、春以降は蕁麻疹で神鋼記念病院のお世話になった。幸い耳下腺腫瘍がみつかり、神戸市民病院へ場所を移したが、劇的に「生還」することが出来た。全身麻酔やCT、MRIの検査の影響か、原因不明であるが、ここへ来て、またぞろ蕁麻疹が、顔を出してきている。しかし、慢心するなとのご先祖さんの戒めと心得て仲良く付き合っている次第である。
来年はねずみさん年。一陽来復ということで縁起のいい年回りと伝えられる。まだ少し早いが、気分一新、2020年を楽しみにして迎えたい。(了)