ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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トランプ米大統領「米中貿易交渉は2020年選挙まで待つことが出来る」と発言、NYダウ、一時、450ドル急落、NY外為、ドル売られ、1ドル=108円台へ(学校で教えてくれない経済学)

2019-12-04 10:19:53 | 経済学
暦の上では立冬(11月7日)から冬がはじまる。1年で日が一番短い、文字どうり、冬至る日、「冬至」(12月21日)から本物の寒さがやって来る。あと2ケ月ある立春(2月4日)が来ても暦より気温上昇はひと月ずれるからあと3ケ月は冬ごもりとなる。来年は子だくさんのネズミさんの「子年」。繁栄の年ということで期待は膨らむが、現実の世界では、先の展望が開けないせいか、足元の景気は冴えない。卑近な例で恐縮だが、国道2号線に面して営業する牛丼の吉野家が「全品10%値下げします」と12月から大きな看板を出した。

毎日伝えられる不穏な国際情勢に日本では聞く耳を持たない人が多いのだろうか、自身が自らが選んだ肝心要の国会では、連日「桜を見る会」を巡ってドタバタが続いている。日本を始めて訪れた外国人観光客が「世界でこんな素晴らしい国があるのか」と驚き、「是非また日本を訪れたい」と言うと伝えられる。日本と言う国が余りにも恵まれ過ぎているせいなのか、その有難さに気づかない人がほとんどなのかもしれない。学校・職場では、いじめが多発、凶悪犯罪も後をたたない。日本には「もったいない」という素晴らしい言葉がある。英語に訳しにくいが、外国人には「That’s waste.」が近いと、ヤフーのブログに出ていた。

3日のNY市場ではトランプ米大統領が「米中貿易交渉に期限を設けない。2020年の米大統領選挙後まで待ってもよい」と語ったと伝えられ、12月15日迄延ばしていた対中輸入製品に従来どうり追加関税実施、ひいてはそれが世界景気の更なる悪化をもたらすとの懸念が再燃、NYダウは一時、450ドル以上値下がり、あと戻したが、280ドル、1.0%安、ナスダック、8,520,0.6%安、S&P500、3,093、0.7%安と揃って値下がりした。NY外為市場ではドルが続落、1ドル=108.64円、1ユーロ=120.39円、1英ポンド=141.23円で取引された。NY原油(WTI)はバレル56.36ドルへ下落、ドル下落、安全資産買いの連想でNY金はオンス1,482.95ドルへ小幅上げたと3日付のブルームバーグ電子版が伝えた。

3日付のNYタイムズ紙電子版トップに、トランプ米大統領とマクロン仏大統領がお互い仏調面して並ぶ首脳会談前の報道写真を載せ「マクロン仏大統領はNATOを「脳死」状態だと語った後、フランスが米国のIT品目への課税を引っ込めないなら、アメリカはフランスからのワインなどの輸入に100%課税すると報復する姿勢を露わに示した。」と解説していた。NATOは12月3日で創設70周年の記念すべき日を迎えた。しかし、トランプ米大統領はNATO加盟国に応分の負担を求めて、3日、ロンドンでの会合に出席予定である。

アメリカの科学雑誌「ブレティン・オブジ・アトミックサイエンス」は、「終末時計」の針を、米ソの軍拡競争がピークに達した1953年と同じ「残り2分」と過去最短時間に変更した。ベルリンの壁が1989年に崩壊後、一時小康状態だった国際情勢は2001年、同時多発テロで暗転、ここへ来てトランプ大統領登場で「米ソ対立はいま、最悪の事態」とゴルバチェフ元ソ連大統領の3日マルタでの会合での発言が出るに至る事態に直面している。(了)

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