「せんかん鍼」の治療効果は「筋腱移行部」にある （12月22日の臨床実践塾準備）

この「診断即治療」は、 FC２ブログ にも転載しています。

黄色く塗ったところが筋腱移行部　

筋骨系の治療法を勉強するには、「筋」「腱」「靭帯」の構造や働きから学びます。
それは、筋肉というのは骨に着いているのですが、軟らかいままで骨に着くと、骨がぐらぐらしてしまうからです。

そして筋から腱に移行するのですが、その移行する部位を「筋腱移行部」と呼んでいて、七星特殊鍼法では、その「筋腱移行部への刺鍼」をよく使います。
それは何故かと言うと、「即効性がある」からです。

七星鍼法にある「筋腱鍼」というのが代表的な刺鍼法です。
そして最近開発した「足関三穴」もその原理が使われているので、足関三穴の勉強をしても、「本にはそんな鍼の打ち方は書かれてない」なんて考えている人は、足関三穴での治療が上手くできません。（^_^;）

ですから、ツボの位置だけを聞いても、治療効果は期待できないいうわけです。
もちろん鍼の方向や深さなどもありますが、まずはこの原理を理解することです。
そして、「せんかん鍼」もその原理を使っています。

筋肉は、筋腱移行部から腱に替り、それから骨に着くのですが、それだけではグラグラしますので、バンド（帯）の役目をする「靭帯」で留められています。
そうなると、しっかりとした筋肉と骨のつながりができます。
※ 解剖生理を勉強された先生方には申し訳ありませんが、ここは不特定多数が閲覧できるブログですので、基本的には「初心者向け」に書いています。

そこで注目してほしいのは、よく「足がつる」なんて言う方がいますが、その時の「つりやすい」場所がここになるわけです。
つまり、この部の過緊張等が続いたり、この部に疲労が溜まったりすると、「拘縮」（持続性収縮）が起こるわけです。

ふくらはぎが吊る人は多いので、これは理解しやすいかも知れませんが、その他の部位で「痛みが少ない拘縮」が起こるとどうでしょうか。
拘縮は、他の筋肉や血管や神経にも影響を与えますので、いろいろな症状が出てきます。

ですから、その「静かに起こった拘縮」を解いてあげれば、いろいろな症状が緩解されるはずです。
いや、されます。
それを「せんかん鍼」に使ったのです。

それをさらに応用すると、腰痛、五十肩、側弯症、膝痛、足関節痛などにも応用できます。
ですから、今回の臨床実践塾は、かなり広範囲の治療に使えるテクニックの解説と実技になります。

たとえば、側弯症の患者さんに、それを応用した「手技テクニック」を使ったら、背中の膨らみが平らに近い状態になりました。
それには私も驚きました。　＼(◎o◎)／！

大きなイヴェント待ちでNY市場動けず、北朝鮮、年末を控えて、対米挑発を強めるとWSJ紙電子版（学校で教えてくれない経済学）

15日に新たな追加関税が発動されないことがはっきりするまでは動くに動けないだろうと投資家は見ていると10日付のロイター通信電子版は書いた。10日のNY市場はダウは、27,881ドル、27ドル、0.1%安、ナスダック、8,616,0.1%安、S&P500,3,132,0.1%安とほぼ前日比横ばいで取引を終えた。様子見気分の中、ダウの小幅下げたがボーイング22ポイント下げの大部分を占めた。ボーイングは10日、今年1~11月期の納入機数が前年同期比半分以下に減少した。様子見状態では悪材料に敏感に反応する。市場は特に不透明感を嫌う。週内にFOMC会合、英総選挙結果も併せ見極めたい自然の成り行きである。

10日のNY外為市場では英ポンドが対ドルで８ケ月来の高値を付けた。英総選挙を直前にEU残留を希望する有権者が保守党から労働党へ鞍替えした結果、保守党優勢の下馬評に陰りが見られるとの報道もあるが、英ポンドは、堅調に推移している。英ポンドは対円で142.78円でと取引された。数ケ月前には１ポンド＝130円割れ寸前まで売られていた。ユーロがドイツ景況感がやや改善のデータを受けて対ドルで買われた。１ユーロ＝120.69円と対円では変わらず。ドルは対円で108．78円まで買い戻された。債券が売られ、10年物米国債利回りが一時、1.84%まで上げたことを受けた。NY金はオンス1，468.70円とほぼ変わらず、NY原油（WTI）はバレル59.11ドルと堅調に推移している。

日本では為替がいくらになろうが全く関心を示さない人は多い。目先の動きに一喜一憂するのはばかげていると相手にしない。原油の値段などでもそれは同じだ。ただ、5年先に半値になると言われると無視できない。日本で一時もてはやされた外貨建て預金も世界中が低金利へ流れが変わると姿を消した。野球の世界でも流れが変わるという言葉をよく使う。
流行の先端は走っていた売れ筋も一瞬にして見向きもされなくなる。株式相場でも内容がともなっていると思われる銘柄でも人気がないと見捨てられるから怖い。

血圧計が置いてある場所を目ざとく見つけて一喜一憂する人もいる。相場大嫌いなお方でも「昨日、1万7,000歩いた」と聞いても居ないのに誇らしげに話す。年末恒例有馬記念を今や遅しと心待ちする人もいる。「目がない」という言葉がある。近くの喫茶店のマスターは釣りの話になると「目がない」、言葉ぴったりに豹変する。人さまざまの年の暮れである。

久しぶりでNHK/BSワールドニュースを見た。英BBCは英総選挙とニュージーランドでの不幸な火山噴火を詳しく伝えていた。中国CCTVはアメリカが中國のウイグル人権問題を批判しているが全てでっち上げだと厳しく批判していた。韓国KBSは難航していた来年度予算案が国会を通過したと伝えていた。スペインTVEは二ュージーランド火山事故に時間を割いて報道した。10日付けの英フイナンシアルタイムズ電子版は東部ロシアでの紛争解決に向けてメルケル、マクロン、ジェレンスキー、プ―チン4首脳で一時停戦で合意したと伝えていた。WSJは北朝鮮が年末を控えてトランプ挑発を強めて来たと伝えた。（了）