米国が15日に実施予定の中国製品に対する追加関税実施を見送り、既に実施中の製品への関税を引き下げを決めた。一方、中国は米国産農産物を2年で320億ドル上乗せ購入すると発表した。トランプ大統領は直ちに「第二段階」の交渉を開始すると13日に語った。一方、英国総選挙で保守党が650議席の内364議席を確保、一方、労働党は203議席にとどまったことが重なり、「不透明感が払拭された」と歓迎して13日のアジア株、欧州株は揃って値上がりした。
週末13日のNY市場は、アジアや欧州株高を追わず、当面の材料出尽くしとして利益確定の売りが出てダウは3ドル高、ほぼ横ばいの28,135ドルで取引を終えた。ナスダックは8,734,0.2%高、S&P500は3,168と変わらずで終えた。アップル株は上げたが、ダウ横ばいにはボーイング株安がダウの上値を抑えた十13日付けロイター電は伝えた。13日のNY外為市場では13日米商務省が発表した11月の米小売り高が予想の0.5%増を大きく下回る0.2% 増にとどまったことを受けて債券が買われ10年物米債利回りが1.82%へ小幅下落した流れを受けてドルが対円、対ユーロで売られた。対円では1ドル=109.41円、1ユーロ=121.51円、1英ポンド=145.76円で取引を終えた。英国総選挙で英保守党が過半数を確保、当面の英議会運営が大きく改善することが相場を支えたとロイター電は書いた。
13日付のロイター電は「11月の米小売りが予想の0.5% 増に対して 0.2%増にとどまった。米国特に自動車。ガソリンを除いたコア指数が0.1%増にとどまった。米個人消費がGDPの3分の2を占める。特に米小売りのコア指数はGDPに即連動している。10~12月の米GDPが予想以上に落ち込む可能性が出て来た。記録的な低い水準の失業率が続いているが「米国の家計は懐を緩めていない。」 と書いた。13日のNY株式市場が横ばいで取引を終え、NY 外為市場でドルの上値が重かった。震災前までは里の犬を時々散歩させていた。犬が急に足を止め、先に行きたがらない時がよくある。「上値が重い」と相場の世界では表現する。ドルが上に行くのを「嫌がっている」ことを教えている。
日本人は我を忘れて浮かれると歯止めが効かないところがある。一方、欧米人は人だと思うと間違う。鳥だと思って付き合っている方がはるかに分かりやすい。鳥は危険を感じると裏山に「ひとまず身を隠す(Escape)」。日本人は鳥が「逃げた(Run away)」と受け取る。阪神・淡路大震災の時の経験だが神戸を一時離れた。周りからは「何故神戸を逃げたのか」と冷たく言われた苦い経験がある。状況が変われば鳥は元の場所に戻ってくる。脱線ついでに書けば、昔、東大阪ご出身の塩ジイさんの愛称で親しまれた財務大臣が「(昔の話だが)大蔵省の役人は、門で質素にふるまっているが「離れ」で酒盛りをしていた」と話された言葉が印象に残っている。13日付ロイター電で「中国で流行語大賞なら「996ICU」だろう。朝9時~夜9時6週間激務でICUに担ぎ込まれる人が急増している」と出ていた。こんな記事を読むと余計なお世話と叱られそうだが日本はどうなのかなとつい思ってしまう。(了)
週末13日のNY市場は、アジアや欧州株高を追わず、当面の材料出尽くしとして利益確定の売りが出てダウは3ドル高、ほぼ横ばいの28,135ドルで取引を終えた。ナスダックは8,734,0.2%高、S&P500は3,168と変わらずで終えた。アップル株は上げたが、ダウ横ばいにはボーイング株安がダウの上値を抑えた十13日付けロイター電は伝えた。13日のNY外為市場では13日米商務省が発表した11月の米小売り高が予想の0.5%増を大きく下回る0.2% 増にとどまったことを受けて債券が買われ10年物米債利回りが1.82%へ小幅下落した流れを受けてドルが対円、対ユーロで売られた。対円では1ドル=109.41円、1ユーロ=121.51円、1英ポンド=145.76円で取引を終えた。英国総選挙で英保守党が過半数を確保、当面の英議会運営が大きく改善することが相場を支えたとロイター電は書いた。
13日付のロイター電は「11月の米小売りが予想の0.5% 増に対して 0.2%増にとどまった。米国特に自動車。ガソリンを除いたコア指数が0.1%増にとどまった。米個人消費がGDPの3分の2を占める。特に米小売りのコア指数はGDPに即連動している。10~12月の米GDPが予想以上に落ち込む可能性が出て来た。記録的な低い水準の失業率が続いているが「米国の家計は懐を緩めていない。」 と書いた。13日のNY株式市場が横ばいで取引を終え、NY 外為市場でドルの上値が重かった。震災前までは里の犬を時々散歩させていた。犬が急に足を止め、先に行きたがらない時がよくある。「上値が重い」と相場の世界では表現する。ドルが上に行くのを「嫌がっている」ことを教えている。
日本人は我を忘れて浮かれると歯止めが効かないところがある。一方、欧米人は人だと思うと間違う。鳥だと思って付き合っている方がはるかに分かりやすい。鳥は危険を感じると裏山に「ひとまず身を隠す(Escape)」。日本人は鳥が「逃げた(Run away)」と受け取る。阪神・淡路大震災の時の経験だが神戸を一時離れた。周りからは「何故神戸を逃げたのか」と冷たく言われた苦い経験がある。状況が変われば鳥は元の場所に戻ってくる。脱線ついでに書けば、昔、東大阪ご出身の塩ジイさんの愛称で親しまれた財務大臣が「(昔の話だが)大蔵省の役人は、門で質素にふるまっているが「離れ」で酒盛りをしていた」と話された言葉が印象に残っている。13日付ロイター電で「中国で流行語大賞なら「996ICU」だろう。朝9時~夜9時6週間激務でICUに担ぎ込まれる人が急増している」と出ていた。こんな記事を読むと余計なお世話と叱られそうだが日本はどうなのかなとつい思ってしまう。(了)