ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

「せんかん鍼」(仮称)で笑っちゃいました (12月22日の臨床実践塾準備)

2019-12-08 09:53:43 | 診断即治療と虹彩学
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せんかん鍼 



「右膝を曲げると右膝の内側が痛い。動かすとマシになる」という60代の方が来られました。
前回は6月に来られていますので、約半年ぶりの来院です。
前回来られたのは「蕁麻疹」でしたが、その時は1回で治ったそうです。

今回の膝痛は、症状からすると「軽い膝痛」です。
ちょうど「せんかん鍼」で臨床を始めたばかりでしたので、
「せんかん鍼にピッタリやなー」と思いながら、スタッフにも見てもらおうと思い、スタッフを呼んで、せんかん鍼をしました。

脈を診て、脊椎や仙骨を診て、膝裏を診て、
「軽い膝痛なのですぐ治りますよ」と声をかけてから、横向けに寝てもらい、せんかん鍼をしました。
殆ど即刺即抜のような早さなので、刺鍼から抜鍼まで1分もかかりません。

そして、
「はい。起きて膝を確認してみてください」と言うと、

「何もしないんですか?」と聞いてきました。

「いや、今、鍼をしたのですが……」と言うと、

「そうですか?」と、不服そうな顔をしていました。

私とスタッフは顔を見合わせて、ちょっと笑いました。
鍼を1本するだけなので、そう思われても仕方がありません。
この方の前にも、刺鍼を感じてないような方いましたので、「ま、いいか」とスルーしました。

それから再び膝痛の確認の為に、膝裏を探り、
「あ、痛みは消えたようですよ。確認してみてください」と言うと、先ほど痛いと言っていた膝内側を押したりしてから、

「痛くないです。よかったわー! 歩けなくなったらどうしようと思っていたのです。良かったわー」と喜んでいました。

この「せんかん鍼」の特徴は、横向けになったまま刺鍼する事です。
七星鍼法では、常に患者さんが安定した姿勢で鍼をするのが基本ですが、この「せんかん鍼」は、横向けでないと効かないのです。

そこに治療効果のポイントがあるのですが、鍼をする側(術者)も、鍼を横に向けて打つので、術者の姿勢は安定させにくいものです。
ま、まだ始めたばかりなので、こちらが「まだ慣れてない」という点もあるかも知れませんが、そんな感じで臨床を進めています。

足関三穴や回旋鍼を開発してから、ほとんどがその二つのテクニックで解決できたので、何か月も新しいアイデアが出ず、新しい治療法が出てきませんでしたが、やっと「かいせん鍼」(仮称)という、テクニックが出てきました。

この鍼の利点は、現在のところ、
① 鍼は1本の鍼で1穴だけを使う
② 即刺即抜で治療が終わる
③ 肩から背中、腰、股関節、膝、足関節と治療範囲が広い

というところでしょうか。
しかし今後はもっともっと利点が出て来ると思います。

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