ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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足の外側部が痛い:心臓と膀胱経 (12/22の臨床実践塾準備)

2019-12-02 07:55:20 | 診断即治療と虹彩学
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写真① 足の外側が痛い 




写真① 合陽:膀胱査穴 



写真①のように、
「脚の外側が痛い」という方が来られました。
この部位は経絡で考えると膀胱経になります。
しかし、脈診では膀胱の異変は感じられません。

一瞬悩んだのですが、心に異変があったので、「なるほど!」と思い、膀胱査穴を使う事にしました。
膀胱査穴とは、写真②にある「合陽」と同じ部位になります。

そこは、膝窩中央部の「委中」というツボの真下にあり、足の太陽膀胱経の二つの支脈が交わる所です。
ツボの主治・効能としては、「下腿の知覚・運動障害」に効果があるとされております。

普段、膀胱査穴を使う事はあまりないのですが、人体惑星試論での「対応経絡」から考えて、膀胱査穴を使った方がいいと思ったのです。
対応経絡とは、水⇔火の関係の事で、五行論では「水剋火」となっています。
つまり、水が火を剋する(負かす)というわけです。

しかし、臨床をしていますと、それは現実的ではありません。
理由は、水(腎・膀胱)が虚すると、火(心・小腸)も弱化し、水に元気が出ると火も元気になってくるからです。
ですから臨床では、火を補するのに水を使ったりするのです。

ちょっと難しくなってきましたが、腎臓を患っている人は、心臓にも異変が出ている事を考えるとわかりやすいかと思います。
同様に、心臓に異変を感じている人は、腎臓裏の腰にも何らかの症状が出ている事を考えればわかると思います。

そのような理由で「膀胱査穴」を使ったわけです。
で、肝腎の「足の外側の痛み」はどうなったかというと、

「どうですか足の外側の痛みは?」と聞くと、足を触り、

「ぜんぜん」(痛くないという意味)と言います。

「ほんとに大丈夫ですか」と再確認したら、

「はい」と言っておりましたので、治療を終了しました。

※ 時々難しい理論が出てくるので、今後はちょっと難しい理論的な事を書くときは、プロ会員のページを作って、そこで解説していこうと考えています。

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