ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

車中風景(1)(2)(スケッチ&コメント)

2010-11-21 08:14:16 | スケッチ


車中風景(1)

江嵜企画代表・Ken



JR東西線の北新地から久しぶりに乗る機会があった。乗るなり描き始めたが、途中、尼崎まで席にいた客は右から二人目の神士だけだった。たまたまだったのか。予想外に短距離乗車が多いのか。これだけでは不明であろう。

5人の内、携帯に目をくれている人が二人。昔、キツネ目の男が有名になったが、右端の男は、眼が吊り上っていた。

携帯だろうがテレビ画面を追いかけているひとが一人いた。誤解を恐れず言えば、風貌からして役所勤めの人に見えた。あとは本を読んでいる人が一人、何もせずうつむき加減の年ころ20歳前後のご婦人がいた。

5人に共通しているのは何か。皆がカバンを膝の上に抱えていたことだ。網棚には置かないことで徹底している。震災の時網棚にかばんを置いたまま眠り込んでしまい手痛いミスを犯した。警察に届けたが出て来なかった。膝の上に置くのが一番合理的であることを教えている。

別の日、JR神戸線で自宅最寄駅の住吉で乗り、目の前の客人をスケッチした。住吉の次の駅は六甲道であるが、着くまでの約3分間が勝負となる。描き損じ無しだからそれなりに難しい。

専門の美術学校では1分、3分、5分など時間を切ってスケッチの訓練をするという話を聞いたことがある。日本画は専門に現在勉強しているが、スケッチは、近くの水彩画家の吉岡先生に鉛筆デッサンを一年教えていただいただけだ。文字通り俄流である。

人であれ、景色であれ、花であれ、見たままをスケッチする。面と向かって描いているとなにかとお互いきづまりなことも多い。結構気を使いながら、車中風景のスケッチを楽しんでいる次第である。(了)






車中風景(2)

江嵜企画代表・Ken

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中国準備率引き上げ、インフレ抑制へ(学校で教えてくれない経済学)

2010-11-20 11:21:20 | 経済学
中国人民銀行が預金準備率を0.5%引き上げ、29日に実施すると発表したと20日付けのWSJ紙が伝えた。11月10日実施の0.5%引き上げたばかりである。19日付けのCNBC電子版では、中国政府がこのところの物価高騰の動きをいかに深刻に受け止めているかの表れだと書いていた。WSJ紙によれば、積立比率は、18%と見られている。

中国の10月の消費者物価は4.4%上昇した。特に食料品価格の急騰が影響した。7月以降穀物相場が急騰している。WSJ紙によれば、天候不順による世界的な穀物不足が背景にある。食料品価格の高騰は特に低所得層の家計を直撃する。1988年には消費者物価は18.8%上昇した。その時、反政府暴動が頻発したとCNBC電子版は書き、中国政府は食料品価格の高騰を引き金に民心が動揺することを怖れ始めたのではないかと指摘していた。

WSJ紙は、住宅価格がこのところの急騰しているが、金余りが背景にあると指摘している。国内は金余りだが。一方、輸出も増え続け、中国の外貨準備高は2兆6千億ドルを既に超えた。中国が預金、貸出金利を0.25%引き上げた結果、ゼロ金利同然の欧米先進国から金利差を生かして海外から資金流入が増えカネ余りを一層助長していると書いていた。

19日のNY株式市場は、中国人民銀行の預金準備率引き上げの報を受けて、安く始まった。後盛り返して、前日の173ドル高の余韻を残して、前日比22ドル高、11,203ドルで取引を終了したとブルームバーグが伝えていた。

ブルームバーグは、ガイトナー米財務長官との単独インタビューを流していた。米議会では、「バ―ナンキは政治的思惑が強すぎる」として、米FRBのバ―ナンキ批判が高まっているがとの質問に、ガイトナー氏は、「物価の安定と経済成長を実現することがFRBの基本である。FRBはインフレを抑えることに成功している。」と強弁していた。

NHK・BS「おはよう世界」に出られた三菱東京UFJ、勝藤史郎氏は「NYダウは、中国人民銀行の準備率引き上げで安寄りしたが、後盛り返した。素材、消費関連株が値上がりした。NY外国為替市場では、中国の金融引き締めでドルが買い戻され、1ドル=83.44~49円で取引された。この先、どちらかと言えば、ドルはじり高と考えている。」とドル高基調が当面続くとの見解を変えなかった。

状況は刻々変化するから、見方は臨機応変に変えざるを得ない。しかしスタンスがぶれないことが基本である。昨今の政治家の発言は,聞くに堪えない内容の物が多い。いやしくも公の場に出て発言することには常に責任を伴う。たかが為替見通しと言うなかれ。「ドルじり高続く」との見解を公言するには勇気がいる。その意味で勝藤史郎氏のスタンスを期待を込めて見守っている次第である。ドルには基軸通貨としての責任を全うして欲しい。(了)

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NYダウ、173ドル高、GM再上場、アイルランド信用不安後退で(学校で教えてくれない経済学)

2010-11-19 10:44:17 | 経済学
九州へ出かける前の週の木曜日に、近くの喫茶店で珍しく日本株が値上がりするとマスターに盛んに議論を吹きかけていた客人がいた。「気を付けて、頑張ってください。」と面白い表現でマスターが応じていた。

近くの喫茶店では、株の話はまず聞かない。そういうところで株の話が、ごく限られたケースとはいえ、出たことは、ある種変化である。客人の話を途中から聞いていると「カネ余り」が相場を押し上げると力説していた。「特にボロ株が面白い。優良株はその上をいく。」と確信犯的な言い草だった。調子に乗るなとマスターもつい口を挟みたくなったのだろう。

18日、NY株式市場は、GMの売り出し価格33ドルの6%高、35ドルで値がついたとハシャイでいた。GMのクリス・リテルCFOは、「まだやるべきことは多い」とCNBCテレビのインタビューに答えていた。当事者としては当然だろう。米FRBのGM株持ち分は国有化時の60.8%が36.9%へ減少したと今朝のテレビ東京の番組で紹介していた。

来週からクリスマスシーズン入りする。今年はオンライン・ビズネス増に対する期待感が特に高まっている。25ドル以上買えば「配送無料」に加えて返品にも無料配送するという謳い文句も売り上げ増に貢献するとウオルマートを例に挙げていた。この日は運送会社のUPS社,フェデックス社の株価が上げたとテレビ東京の番組で解説していた。

「NHKおはよう世界」(経済情報)に今朝、出演した大和証券キャピタル、長谷川誠氏は「NYダウは、前日比173ドル上げた。①アイルランド信用不安が後退した、②フィラデルフィア連銀の景気指標が予想外に良かった、③GMが1年半ぶりに再上場され、好スタートを切ったことなどを材料に、前日まで下げていた反動も手伝って、買いが入った。クリスマス商戦が活況となれば今年最後の上昇となる。」と強気の見通しを展開していた。

NY為替市場で、一時、1ドル=83円台後半までドルが買われた。NY時間取引時間では1ドル=83.51~55円でドル高・円安状態で取引されている。テレビ東京に出演した住友信託、藤田善嗣氏は「ドル円相場は米2年債利回りと連動している。為替は短期金利で見る方が分かり易い。当面、ドル高・円安が続くが、米金利上昇に一服感が出てくれば、再びドル安の流れに戻る。」と予測していた。

G20の会合以降ドルに「売りづらい」機運が生まれた。日本株のこのところの上昇もドル高・円安を好感した流れに乗っている。円が強いから円高になったのでない。ドルが量的緩和をはやして下げた結果、反動的に円が買われたにすぎない。サメ(アメリカ)とコバンザメ(日本)の関係と似ている。サメ(ドル)の動き次第である点に留意したい。(了)

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昨日の実験と経営セミナー

2010-11-19 07:33:29 | 診断即治療と虹彩学
今度の講習のテキストをスタッフに配ったら、

「これは凄いですね、これは今度の本に書いてあるのですか?」と質問された。

「いいや、この内容は30年前のものだし、徒手療法なので本には書いてないよ」

「これは皆が欲しがっているものですよ」と言うので、調子に乗って、

「この応用でどんなことができるか、ちょっとやってみようか」と実験にかかった。

「立ったままで腰に手を当てて、後ろに倒れるだけ倒れてみて」と指示を出した。

彼は後ろに倒れた。

「もっと、もっと転ぶ寸前まで倒れてみて」と、限度いっぱいに倒れさせた。

視線で倒れた角度を確認してもらってから、今度は椅子に座ってもらい、

「はいグーッと力を入れてー、はい力を抜いてー。はいもう一度・・・」

と時間にして30秒のかからないぐらいですが、自分で矯正をしてもらった。
私は号令だけで彼を触ることはない。

「はい、ではさっきみたいに立ったまま後ろに倒れてみて!」

彼は立ち上がり、後ろに倒れた。

倒れながら彼は、「ウホホホ」と笑っていた。
最初に倒れたときより、深く倒れることができたからだ。

彼は笑いながら早口で言った。
「これはほんとに凄いですよ、早く誰かに試したいですよ、こういうのはだれでも学びたいと思っていますよ」と。

実は治療でも時々使っているのですが、たまたま彼が見てないときに使っていたかも知れない。

この治療法は、鍼灸の実技にも使うのですが、来年予定している「経営セミナー」でも使うつもりである。
来年行なう「経営セミナー」は、三つのカテゴリーに分け、三人で分担して進行させようかと考えている。

①鍼灸院の経営者としての素質や資質
②集客、接客、フォロー等のノウハウ
③患者さんに喜んでもらうテクニック

その中には講習に参加してくれる方々へ喜んでもらうノウハウも含み、これまでの講習でも時々話してきたが、テキストにまとめて集中的に話すのは初めてである。

経営セミナーの予定は3月か5月。

今度の手技療法の講習は2回を予定しているのですが、(参加者が多すぎて無理かも知れないが)できれば一回で済まし、早々と「経営セミナー」をしたいと考えている。

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競秀峰(青の洞門)風景(スケッチ&コメント)

2010-11-18 11:39:34 | スケッチ


競秀峰(青の洞門)風景

江嵜企画代表・Ken



友人のTさんのはからいで青の洞門、宇佐神宮参拝、芥屋の大門との一年振りの再会も実現、思い出深い九州あしかけ3日の旅を満喫した。

「青の洞門」では、山国川に沿って禅海がノミとツチで30年かけて素掘りしで出来た洞窟がそのまま残っている。大勢の観光客が訪れていた。

上まで登ったら展望が効きますよ、とKさんに促され、きつい勾配の山道を息を切らせながら40分ほど登った。正面に競秀峰が見える岩場があり、腰をおろして20分ほどかけてスケッチした。

山道を登る途中には、岩のくぼみには大小さまざまの羅漢さんが祭られていた。その数が半端でない。なかに三角形の岩のくぼみの前に祭られた羅漢さんもあった。女陰信仰の証ですとKさんが解説してくれた。

青の洞門のあと宇佐神宮を参拝した。一度是非訪れてみたいと思っていた場所である。境内裏手にあった駐車場に車を止めた。平日のせいかほとんど人気がない。

お伊勢さんには冷涼な緊張感がある。宇佐神宮は伊勢神宮に次ぐ皇室第二の宗廟。神殿が朱漆塗である。朱塗りの多くの摂社、末社が境内に続く。

宇佐神宮に、厳かさのなかにも人のぬくもりのような暖かさを感じた。樹齢800年を超えるという楠に出会った。

宇佐神宮は、国東半島の付け根、瀬戸内海から関門を経由して玄界灘に通じる海外航路として重要な位置を占める。小倉街道筋の宿場町としても大いに栄えたと神宮の解説書にあった。

大分県宇佐市南宇佐亀山2859が鎮座地である。神代より筑紫の莬狭(うさ)の国の中心にあった八幡宮の総本社。明治4年、宇佐宮、八幡宇佐宮が宇佐神宮と改め官幣大社に列した。

フリー百科事典:ウイキぺディアによると、九州最大の荘園領主。神人(じにん)による武装もしていたため近郊の有力武士としばしば敵対している。キリシタン大名の大友宗麟に焼き打ちされたとあった。

別府温泉で一泊した。街中を湯けむりが立ち込め、大勢の観光客が大型バスでやって来ていた。こう言う風景を見ていると日本のどこに不景気風が吹いているのかと思う。数字だけのGDP統計にいかほどの意味があるのかとTさんとも語りあった。

翌朝、旧火山の間をくぐりぬけて大分から高速道路を一路西進、思いがけずも芥屋の大門と再会、途中、船越海岸でかき、サザエの塩焼きを堪能して、JR博多駅発夕方5時4分発のひかりで帰路についた。(了)


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鍼灸院経営セミナー

2010-11-16 18:57:14 | 診断即治療と虹彩学
開業して一年。
鍼灸師になってから半年で、お客さんを断るぐらいまで伸びた ≪炭酸泉エステ針灸サロン・ユリシス≫ の噂が広がったのか、鍼灸院の経営のしかたを教えて欲しいという方が増えてきました。

別に私が教えてわけではなく、彼女にはその才能があるのです。

ただ、私もユリシスさんも鍼灸の資格を取る前から開業していた点や、私のところは週に三日営業で、ユリシスさんは週に四日営業という点で、週の半分で生計を立てているのだから、多少共通点があるかも知れないし、その経営方針に興味を持つのは当然といえば当然かも知れない。

鍼灸院の経営には、いろいろ方法はあると思うが、来年の3月か5月には私やユリシスさんの経営方法を公開する「経営セミナー」を開催しようと計画している。

そのことをユリシスさんに話したら、「ええ、ええ、喜んで!」と返事が来ました。
経営となると、その人の素質や立地条件、技術レベル、接客方法、衛生観念、謙虚さ、等々いろいろな要素が必要になる。
その中で一番大切だと思うことは、お客さん(患者さん)を大切にできるか、患者さんを師匠と思えるか、という辺りで、何故か知らないが、「自分は鍼灸師だから偉い」と思っている人が多いような気がする。

だから、ちょっとしたことで勝ち組として残る可能性は「大」になる。

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南澪会合唱団演奏会風景(スケッチ&コメント)

2010-11-15 09:00:41 | スケッチ



南澪会合唱団演奏会風景

江嵜企画代表・Ken



東京在住の友人のKさんから、11月14日に大阪でコーラスの演奏会があるから、時間があれば聴きに来てほしいと、入場券を送ってくれた。その日は生憎の日本画教室の稽古の日である。いまは日本画を最優先する生活だから正直迷った。

猪熊佳子先生に事情を話して、会場の大阪国際交流センターにかけつけ、午後2時半からの演奏会を堪能することが出来た。演奏会が終わったあと出口でKさとたまたま会った。

彼は、「スケッチ描けた?」と声をかけた。指で丸をつくりOKのサインを出した。添付されたスケッチが本日の作品である。

南澪会は1940年に旧制大阪商科大学(現ることなく大阪市立大学)グリークラブOBによって設立された。92年に組織改編し、団員をグリークラブOBに限定することなく、男性合唱愛好家なら何人も参加出るようになった。

スケッチの舞台は、原田佳晃指揮のもと、第二部で東京南澪会メンバー約30名がポリフォ二―の調べ~ルネッサンスから現代まで~を元気よく歌っている場面である。

第一部は、男声南澪会合唱団が、山田稔指揮、ピアノ/石幸千照、ピアノ連弾/森本敦子各氏のもと、男声合唱による日本抒情歌曲集、宮崎駿アニメ映画音楽集」を雄大なテンポで楽しそうに歌っていた。

第三部は、先の東京南澪会合唱団、南凜会会員、大阪市立大学グリークラブ、南凜会合唱団全員約120名が舞台に上がって「月光とピエロ」を歌った。壮観だった。

スケッチには十分描き切れていないが、稀に黒髪もおられるが、年齢構成の影響だろう、ほとんどのメンバーのおつむはグレーに近かった。

第三部に出たグリークラブ現役の姿が少なかった。筆者の母校の大阪府立大学のグリークラブも部員不足を嘆いているようだから、どこの大学も同じ悩みを抱えているのかもしれない。

余談ながら今回の会場は大阪外国語大学の跡地に建てられた。大学の統合はこの先もエスカレートしていくだろう。財政難と少子化が教育現場を情け容赦なく蝕んでいくと思うと残念でならない。

50年前、大勢の若者が、ご機嫌でコーラスに打ち込んでいた時代はいまや夢物語なのだろう。(了)


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笑福亭銀瓶落語会(スケッチ&コメント)

2010-11-14 08:27:07 | スケッチ


笑福亭銀瓶落語会

江嵜企画代表・Ken



非公開の異人館を貸し切り、神戸北野異人館では初の試みとなる「落語会」が、キャサリンハウス(旧キャサリ―ン・アンダーセン邸)で開かれ、家族と楽しみにして出かけた。演題「宿題」を笑福亭鶴瓶の弟子、笑福亭銀瓶(43)が、前日、約1ケ月の韓国公演を終えて帰国されたばかりというが、旅の疲れをみじんも感じさせない熱演を、定員50名の会場を埋めた落語ファンを堪能させた。

前座を務めた桂吉之丞(29)が、年齢を感じさせない老練な話術で会場を沸かせた。寄席のあとのパーティーで、落語家になった動機を尋ねた。18の時に桂米朝の弟子の桂吉朝の話を始めて聞いた時に痛く感銘を受け、弟子入りを認められたのが始まりと話してくれた。素人の直観だが、ひとつひとつの芸をおろそかにやらない。万事丁寧だ。うどんひとつすするしぐさひとつとっても実にうまい。教えられて、努力して、努力して、口写ししても、こうは出きるものではない。吉之丞さんの天性を感じた。

会場の様子をいつものようにスケッチして、最後に銀瓶さんが演台に座ったところを描き込んでいつものように仕上げるつもりだった。ところが、「メモをとるのをやめてくれませんか」、と来た。文珍さんの時もスケッチOKだった。これが甘かったらしい。とっさに「メモではない。スケッチです。これをネットに流して広く知ってもらいたい。ただ、(ユ―チュ―ブに流した)誰かさんのような問題を起こすつもりはない」と答えたら、会場は大爆笑となるハプニングがあった。

笑福亭銀瓶さんは、67年神戸生まれ。05年から韓国語落語を始めた。08年第三回繁盛亭奨励賞、09年同大賞、今年、文化庁文化交流使に選ばれ先の韓国公演と運びとなった。韓国語でサンプルを実演してくれた。「韓国でも大変な人気ですよ」と先の吉之丞さんが教えてくれた。

MBSラジオ「こんにちわこんちゃんお昼ですよ!金曜日(12:30~16:00)に出演中と解説書にあった。

話が実にうまい。「メモなどとるな!!落語を聞きに来たのだろう。それならわしの話に集中しろ。真面目に聞け。」と彼に思われて当然なミスを筆者は犯した。大いに反省した次第である。(了)


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G20閉幕、通貨ガイドライン作成で合意、「これ以上ドルは売り難い?」(学校で教えてくれない経済学)

2010-11-13 09:44:37 | 経済学
ソウルで開かれていたG20が閉幕した。13日のNHK・BS[おはよう世界]が紹介する諸外国のテレビは、「通貨・金融問題解決に向けて、ガイドライン作りについて具体的な成果は得られなかった。しかし、各国が通貨戦争を回避したいという点では意見が一致した。」と前向きに評価する声が多かった。

ロシアRTRはG20関連の二ユースにかなりの時間を割いていた。メドベージエフ大統領は「来年前半に向けて通貨ガイドラインを作成することで合意出来た。」と評価した。同大統領は横浜でのAPECの機会をとらえて、菅総理と会談を予定している。しかし、北方領土問題については「ロシアの基本的政策は変わっていない」と語ったと紹介していた。

スペインTVEは「サバテ―ル首相は、G20で、通貨戦争が回避できたと評価した。スペインの財政赤字問題は話題に出なかったと語った。」と紹介していた。アイルランド、ポルトガルで信用不安が再燃している。次はスペイン,イタリアだとする見方は消えていない。

イギリスBBCは、カメロン首相は「通貨問題で新たな指針に合意した。中国は非常にゆっくりとした「中国のペース」であるが、人民元を引き上げると明言した。」と報道陣に答える映像を流していた。G20を前にカメロン首相は中国を訪問、大型商談を中国とまとめた。人権問題について一切触れなかった。英国は中国との貿易拡大を最優先している。

英BBCはオバマ米大統領が「通貨問題と言うものは、各国の利害が異なる。簡単に解決出来ない。1年前の65%の支持率を得た時も今も困難なことは同じだ。」と語る様子を紹介していた。来週から米議会が始まる。米中会談で、人民元切り上げで曲がりなりにも中国から言質をとったと国内向けに伝えたかったのだろう。

英BBCは「ブリティシュガスが、卸売相場値上がりを根拠にガス料金の7%値上げを発表した。消費者団体は「2008年の高値から卸値は40%値下がりした。その間、ガス会社は10%下げただけだ。」と非難している」と紹介していた。日本も当然値上げしてくるだろう。

「おはよう世界」(経済情報)に出演した三菱東京UFJ銀行の勝藤史郎氏は「米FRBの声明文が出たあと追加金融緩和材料に出尽くし感がある。G20では前進はなかった。しかし、一定の成果はあがった。これ以上ドルを売ることは難しい。」とコメントしていた。

12日のNY金先物市場で金相場がトロイオンス37.70ドル安1365.40ドルへ大幅値下がりした。原油(WTI)相場もバレル2.93ドル下げ、84.88ドルで取引された。商品市場へ流れていた資金が引き上げられた結果である。米10年物国債相場が下げ、利回りは0.135%上昇2.784%を記録した。「米ドルをこれ以上売り難い。」の言葉に説得力が感じられる。(了)

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中国の物価高受けて、長期金利が上がりたがっている?、ドル82.52円へ上昇(学校で教えてくれない経済学)

2010-11-12 09:01:27 | 経済学
「ASIA  TURF WAR(アジア、縄張り争い)」の表紙タイトルの二ュ-ズウイーク(NW)誌日本版が駅の売店に一昨日から並んでいる。日本と直接絡む尖閣、竹島、北方四島に加えてベトナムに絡む西沙諸島、ホアンサ諸島、ベトナムとフィリピンが絡む南沙、スプラトリー諸島を取り上げている。年寄りはいいから是非若者に読んで欲しい。

何人の人が手にとって読むのか見ているが買う人はほとんどいない。領土問題は近くの喫茶店でも話題にならない。政治家は選挙の票しか考えない。票にならない領土問題は関心が薄い。総理大臣もその例外ではないのだろう。怖いことだが要するに他人事なのである。

記事の中で「(領土問題で)状況が変わらないのは、日本政府に能動的な外交戦略と世界に対する発信力が欠如しているからだ。」とあった。さらに「問題があるのは政府だけでない。日本の国民レベルで、主権を守るという意識が、日本は他国と比べて希薄に写ることと無関係でない」と婉曲に指摘していた。

「尖閣諸島を乗っ取っても日本は抵抗するまい―中国がそう判断する日が、いずれ来るかもしれない」と先週のNW誌にデニスマクシェ―ン英元欧州担当相が書いていた。相手(日本)は攻めて来ない。だから安心して取り込んでしまう。日本の体質を見事見抜いている。

話は飛ぶ。11日の朝日二ユースタ―の西部邁と佐高誠の番組でリーマンショックをテーマに書いたアンドリュ―・ロス・ソーキンの著作を面白おかしく総括していた。証券化(securitization)がそもそもまやかしだ,からはじまって、レバリッジ(梃子の原理を生かした売買ゲーム)、デリバティブ(派生金融商品)、格付け会社、空売り、サブプライムローン(支払い能力のない顧客に貸し付ける金融工学)全て博打と同じだと決めつけていた。

日本人はこの手の辛口の議論を好まぬ傾向が強い。それは穏便にことを済ましておいた方が全て丸く収まる。長年からだの髄までしみ込んだ日本人の生活の知恵だからであろう。領土問題はその典型である。とくにそれが資源がらみになると、普通の人だけでなく、政治家自身の身の安全にも関わってくるから日本以外では政治家とてうかうかしておれない。

日本では水と安全はタダ。タダこそ高ものにつくことを学校で是非教えておいて欲しい。

11日のNY株式市場はシスコシステムが悪役を演じて前日比73ドル安、11,283ドルで取引を終了した。NY外国為替市場では、アイルランド、ポルトガルの金融不安が蒸し返され、ユーロが対ドルで売られた。ドルは対円でも買われ1ドル=82.52~54円で取引された。為替は金利に敏感に反応する。11日発表された中国の物価高が影響した。インフレの臭いを嗅ぎつけて、お尻がムズムズするのだろう。長期金利が上がりたがっている。原油がバレル87.81ドルまで上げて来た。円が下がり、原油が上がればマスコミは騒ぐだろう。(了)

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