ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

NY外国為替市場、一時、1ドル=82円後半までドル上昇、潮目の変化か?(学校で教えてくれない経済学)

2010-11-11 08:56:53 | 経済学
阪神青木駅の近くに川幅せいぜい10メートル程度の天上川という用水路のような川が六甲山から大阪湾へ流れている。そこへ満潮になるとボラの群れが海岸から500メートル近くまで登って来る。子供の魚が親の後をついて来ている。誰もボラを獲ろうとしない。なぜかと土地の人に聞いたら、大阪湾がヘドロの海で臭くて食えないからだと説明してくれた。

六甲山に棲んでいる猪が、子供連れで天井川を海岸近くまで降りて来ている。阪神間には熊は出ない。しかし、猪は街中を平気で徘徊している。ボラは昇り、猪は下る。ちょっとしたみものである。下手に感心ばかりしておれないが、それなりにいろいろなことを教えてくれる。

先日、阪急御影駅の山側に住んでおられる人が、最近土地の値段が下がって来ていると話していた。一部の動きかもしれいから軽率には言えないが、高齢化が進み、六甲の山麓近くに住んでおられる人が坂の上り下りに耐えられなくなり山を降りる方が増えて来ているからだと教えてくれた。猪は餌を獲れば山に帰る。人は足をやられると手も足も出ない。

少なくとも50年前は青木の海岸は白砂青松で有名だった。海岸を埋め立て、フェリ―乗り場を作ってから状況は一変した。そのフェリ―乗り場も採算悪化で閉鎖した。しかし、海はヘドロのままである。その結果、ボラが我がもの顔で天井川を上下するようになった。

最近の経済の話ではアメリカのドル垂れ流しである。ボラは臭くて食えない。米ドルには臭いはないが、ドル満タンのヘドロで食えないと言う点では似ている。アメリカはお札を刷り続ける。当然ドルの価値は下がる。煽りを食って値打ちのない円までが値上がりした。

G20がソウルで週末開かれる。10日付けのCNBC電子版を読んでいたら、声明文の打ち合わせの段階で、意見がまとまらない。部屋の外まで言い争う声が聞こえると書いていた。しかし、ここ数日のドルの動きを見ていると潮目に変化らしい兆候が見え隠れしている。

11日朝、NHK・BS「おはよう世界」(経済情報)に出演した三菱東京UFJ銀行の勝藤史郎氏は「10日のNYダウは前日比10ドル高,11,357ドルで小動きだった。一方、NY外国為替市場は、中国の金融引き締め発表を材料にドルが買われ、一時、1ドル=82円台後半までドルが値上がりした。金利も10年物米国債利回りが2.648%台へ回復した。ドル上昇、金利上昇の地合いが続きそうだ。」と大胆予測しておられた。

猟師は風を見る。漁師は潮を見る。ドルの風向きが急に変わったと見るのは早計だろう。しかし、ドルの潮目に微妙な変化が起こりつつあるのかもしれない。G20開催を前にした米・中の政治的パフォ―マンスの臭いはするが為替動向には目を離すことは出来ない。(了)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

神戸ワイワイ会シリーズ(スケッチ&コメント)

2010-11-10 09:52:30 | スケッチ


神戸ワイワイ会シリーズ

江嵜企画代表・Ken



従兄夫婦が幹事の神戸ワイワイ会の浜坂カニバスツアーに2年振りに出かけた。浜坂は日本海に面した兵庫と鳥取の県境にある。男9名、女10名総勢19名が参加した。阪神青木駅近くの無量寺前を朝9時20分出発、途中、和田山で昼飯をとり、目的地の浜坂保養荘(0796-82-3645)に午後2時半に着いた。

早速、希望者のみだったが、6名2チームに分かれてグランドゴルフがはじまった。たまたま従兄と筆者が同点一位となり、参加することに意義がある。予算不足からタイマイ金300円なりの賞金をたまわった。残りは全て参加賞100円とかわいらしいものだ。

ひと汗出した後早速、温泉にはいった。海が近い性もあるのだろう、お湯は塩気があった。効くのかきかないのか知らないが、リウマチ、慢性疾患に効くと浴室に効能書きが貼ってあった。この宿は、希望すれば自炊しながら長期間の宿泊も可能である。平日にも関わらず、定員80名ほぼ満席と聞いた。

午後6時からお目当てのカニ料理である。テーブルにはカニのおつくり、てんぷら、焼き物に加えて、鍋料理用のカニが大皿一杯盛りつけられていた。鍋に食材のカニをほりこんだ後、プロパンに仲居さんが点火した。同じテーブルにカニ料理の通がいた。とにかく贅沢にたべることといった。ちまちまカニの肉をせせっていると、うまくないと力説した。言われてみればその通りである。年齢も70を過ぎると食べ切れない。全てのテーブルで食べ残していた。

カニ料理が始まると静かになる。肉をせせるのに忙しく、しゃべっている時間がない。幹事の従兄が口火を切ってカラオケ大会が始まった。ほとんど演歌である。歌の好きなご婦人が次々楽しそうに入れ換わり立ち替わりマイクをとった。河内音頭では数人のご婦人が子供のように踊った。

翌朝は6時から温泉に入れる。女湯と男湯が入れ換わり、夜は見えなかった夜明け前の景色を楽しんだ。風呂から上がったのが6時半、丁度、太陽が南東の方向から顔を出した。部屋から窓外の景色をスケッチした。

手前に小型の魚釣り船が浜坂港につながる運河に並んでいる。赤い陸橋の下を流れる川は岸田川と宿のパンフレットにあった。この界隈は戦後間もなくのころは家もほとんどない寒村だったとこの10月に80になったばかりの仲間の一人が解説していた。

宿を9時30分に出発、複数の海産物問屋を回ったあと家路についた。バス車中の様子をスケッチした。(了)





バスツアー車中

江嵜企画代表・Ken


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第一回大阪府立大ホームカミングデー記念講演会風景(スケッチ&コメント)

2010-11-08 08:42:36 | スケッチ



第一回大阪府立大ホームカミングデー記念講演会風景

江嵜企画代表・Ken



第1回大阪府立大学ホームカミングデーが中百舌鳥キャンパスで開かれ、宗教学者の山折哲雄さんが『日本(やまと)ことばの力』と題して講演される様子をスケッチした。実は山折さんのお話を講演でお聞きするのは初めてだった。

「読売こころ塾」ではおなじみにさせていたが、お話しの中味もさることながら、講演のつぼと言うか、時間通りぴたりと終えられたところも含めて、講演とはこういう風に話すものですよ、と改めて教えられた次第である。

第二部の特別公演『平家物語を聴く』は、おなじみの「祇園精舎」、ついで「祇王」、「小教訓」、「知章最期」を坂田美子、平野啓子、岡崎和彦各氏の熱演に堪能した。

大阪府立大学は、大阪府立女子大、府立看護大学と統合して今年5年目となる。50年前神戸から地下鉄、南海高野線と乗り継いで4年間通った。いまやその面影はほとんど残っていない。ひとことでいえば立派になったというのが実感である。

型どおりパーティーが終わり、午後1時半から宗教学者、山折哲雄さんの話がはじまった。東北の生んだ石川啄木、宮沢賢治、斎藤茂吉の作品が選ばれた。とくに賢治の作品「風の又三郎」、「注文の多い料理店」、「銀河鉄道」にでてくる言葉にスポットが当てられた。

3人の詩人に共通なことは盆地で育ったこと。育った風土、土地の言葉、日本(やまと)言葉の力が、作品に見事に出ていると、作品に出て来る言葉を例示しながら解説された。

「平家物語を聴く」も豪華メンバーで、聴きごたえがあった。「知章最期」では、「わが子知章を楯にして生き延びた軍師、平知盛の生き様」を伝えて余りある。 

平家物語は、「敗者の視点から物語が作られている」と解説にあった。「祇園精舎」にある「盛者必衰」、「祇王」では、「来世への「安寧」を願い、現世をいかに生きるかを教えている。」このような考え方が、800年前に日本に、既に存在していたことを改めて教えられて、実に感慨深い一日となった。

記念パ―ティーの会場で、府立大の前身の農業専門学校を昭和16年卒業の大先輩とテーブルをご一緒した。氏はラバウルに出兵、4名生き残りの1人という。生々しい戦争体験を聴かせてもらった。

どちらにお住まいですかとお聞きしたら阪急御影駅の近くという。自宅に近いではないか。最近、考えられないような偶然が続いている。不思議でならない。

カニツアーで2日留守をする。何事も起こらないで欲しいと祈っている。(了)


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ドルが下げれば円は上がる。ドルが上がれば円は下がる。10月米雇用統計好感。絵に描いたような動きである

2010-11-06 11:16:01 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)



第36回兵庫県総合水彩画展がサンパル市民ギャラリーで10日まで開かれているとご近所にお住まいの水彩画家、吉岡成郎さんからご案内をいただき家族と出かけた。吉岡先生には15年前の震災直前まで1年間鉛筆デッサンをコープ文化センターで教えていただいた。

吉岡先生は、今回、兵庫県三木市を流れる志染川を手前に農村風景を描いておられた。吉岡先生のお人柄そのままの繊細にして心のぬくもり一杯の絵を拝見出来幸いだった。最近は一寸さぼっていましてね、とおっしゃる。地元住吉川を題材にされた吉岡先生の絵は特に人気がある。震災前に描かれた地元の街の風景画は今や貴重な文化財となっている。

展覧会のあと、三宮センター街をはいって徒歩2~3分のところにある神戸御影が本社のさる菓子メーカー経営の喫茶店に入った。たまたま喫煙コーナーしか席がなかった。隣に座った紳士二人の会話が生の「経済学」を実況放送してくれているようで聞いてしまった。

店の筋向いに大手証券会社の三宮支店がある。どうも店の偉いサンと得意先とのやりとりとお見受けした。日本の株価だけ出遅れているが政治家のせいだ。日本の政治の方向性がはっきりしないために海外の投資家が本格的に日本市場に投資してこないと力説していた。

子供手当に矛先が向けられていた。子供手当はいいとしても、現金で渡すのは愚の骨頂だ。期間限定で商品券を配れば、使わざるを得ない。今の日本はお金がたまったまま動かない。なんの経済効果もない。典型的な税金の無駄遣いだとエスカレートしていた。

6日のNHK/BS「おはよう世界」(ブルームバーグ)は、5日のNY株式市場は、売り買い交錯の中、予想外に良かった10月の米雇用データを材料に、前日の13億、この日も12億株台と出来高が増えて来た。前日比ほぼ横ばいながら、11,443ドルと6連騰、リーマンショック前の水準をクリアし、今年新高値を更新したと伝えていた。

ブルームバーグに登場したあるディ―ラ―は、「雇用統計の結果が良かった。人々が上昇基調に乗り遅れたくない気持ちになってきた。金が1400ドルをつけ、綿花が新高値を更新した。砂糖は30年振りの高値だ。株はその一部に過ぎない。そこに需要があるから上げているのだ。」と力説していた。

「おはよう世界」(経済情報)にこの日出演した三菱東京UFJの勝藤史郎氏は「NY外国為替市場でドルが買われ、一時、1ドル=81円半ばまで値上がりした。80円台を付けて達成感が出てくれば、ドル安の流れが一端止まるかもしれない。」とコメントしておられた。

ドルが下げて円が上がった。ドルが上れば円は下がる。絵に描いたような動きである。(了)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

神戸そごう前バス停風景(スケッチ&コメント)

2010-11-05 22:33:59 | スケッチ


神戸そごう前バス停風景

江嵜企画代表・Ken



神戸そごう前でバス待ちの情景をスケッチした。
乗車して5分もたたないうちにちょっとしたハプニングが起こった。
バスは突然、止まった。運転手が連絡電話で救急車を呼んでいるではないか。

後ろの座席から関西で俗にいうオッサンが「早ょ、バス出さんかい!!なにボヤボヤ、しとんか!!」
とひと声吠えた。バスの出口でなにやら起こったらしい。「どないしたんや、どないしたんや?」と
2~3の客が席をたって覗きにいった。

後ろの座席にいたオッサンが「急いどんや!!ほっといてバス出せ!!」と運転手に怒鳴りこんできた。

「ご迷惑をおかけします。今、救急車、呼んどりますので、しばらくお待ちください」と泣くような声で客に運転手が詫びた。

一人の男は、席を立ち、バスから消えた。どうやら降りたらしい。
怒鳴るオッサンにご婦人のひとりが「運転手さんは、なんにも悪るないやないか。あんた、何言うてんの」と諭すように話したら急にオッサンはおとなしくなった。

車掌が乗客に「どなたか、今の目撃状況を書いてくれませんか。お願いします」とマイクで頼んだ。暫時あって、オッサンのすぐうしろにいたご婦人の一人が運転手の言うままに、氏名、電話番号を書いて渡した。

メモを受けとったあと、運転手は、「後のバスに乗り替えてください。」とアナウンスした。フラワーショップ「潤」で花を買った帰りだったので満員のバスを避け、降りて最寄駅阪神電車「春日野道駅」から電車で帰宅した。駅まで3つほどバス停で大勢の客が待っていた。
通りすがり、こうこうしかじかと説明すると「ご親切に」と丁寧に応対されるご婦人が中におられ感心した。

横目でバスの足元を見たら、松葉づえを小脇に抱え、買い物をしたのであろう
右手にビニル袋を握りしめて、タラップ下で荒い呼吸でへたり込んでいる男性の姿を目撃した。
どうやら降りる時タラップで足を踏み外したらしいと誰かが話す声が聞こえた。

こう言った事故は日常茶飯なのかもしれない。運転手の落ち着いた対応ぶりが印象に残った。わめくオッサン。たしなめるご婦人。買って出て書類に書き込んだご婦人。
三人三様の立ち居振る舞いを記録にとどめた次第である。

阪神御影駅下車、自宅近くのバス停にたまたま超満員のバスが止まろうとしていた。
事故に巻き込まれたバスは現場検証のため残り、おそらく次発のバスと思われた。(了)


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新刊・出版記念パーティ(立食)

2010-11-05 10:29:51 | 情報や案内及び雑談
出版記念パーティーをすることにしました。

ご参加をお待ちしております。


新刊『人体惑星試論奥義書』(客観的診断と再現性ある治療を求めて)完成までのエピソードや、ご家庭での本の活用方法などもお話させて頂きます。

【立食パーティ参加費】5.000円(税込)(要予約)

【受付開始】 12時00分(当日受付不可)

【開催時間】 13時00分~15時00分

【日   時】 新春2011年1月30日(日) 14:00~17:00

【会   場】  ホテルクライトン 一階レストラン  ℡ 06-6885-1211

【問 合 せ】 メール shinjo36アットマークsunny.ocn.ne.jp
        でんわ 06-6390-4722 ファックス 06-6302-0991

【申 込 み】 新城針灸治療院 〒532-0011 大阪市淀川区西中島4-8-5
        メール shinjo36アットマークsunny.ocn.ne.jp
        でんわ 06-6390-4722 ファックス 06-6302-0991

当日は著名な先生方をはじめ、海外から参加される方々もおられますので、国際色豊かな楽しいパーティーになると思います。

仮装での参加も受け付けております。(^0^)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

米追加量的緩和(QE)第二弾受けて、NYダウ219ドル高、リーマンショック直前の高値肥える

2010-11-05 09:12:21 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)



米FRBが追加の量的緩和(QE)第2弾を発動したことを受けて、4日のNYダウは、リーマンショックの2008年9月直前の高値を超える、前日比219ドル高、11,434ドルで取引を終了した。5日発表の10月の米雇用統計発表を待たずに投資家は見切り発車した。

原油(WTI)相場は、前日比バレル1.80ドル上げ86.49ドルで取引された。昨日のブルームバーグは、ドル安でも金は下げたと首をかしげていた。ところが、今朝はドル先安期待を受けて金がオンス45.60ドルと急反発して1,382.70ドルで取引されたと紹介していた。

「おはよう世界」(経済情報)に出演した大和証券キャピタルマネジメント、シュナイダ―・ケイコ氏は、「今朝の株高と金相場急反発は、昨日の米FRBの追加金融緩和が背景だ。金(ゴールド)だけでない。銅もスズも小麦もトウモロコシも上げた。」と紹介していた。

4日のWSJ紙はコラム欄でKellyEvans記者が「FRBの危うい冒険」と題して「米国の中央銀行は、日を追うごとに地図のない領域へ突き進んでいる」と今回の追加金融緩和がもたらす様々な問題点を挙げて米国の先行きを憂慮していた。

「投資家にとっては朗報だろう。FRBは追加量的緩和を今更見送れなかった。2日の米中間選挙結果、政府が追加の景気対策を打ち出せなくなった。FRBは残されたただ一つの機関となった。FRBの緩和策によって、ドル安を加速させる一方、株価だけでなく商品価格を押し上げる。資産効果の恩恵に浴さない低所得層の買い控えは進む。米消費者の購買力を損なう恐れがある。」とEvans記者は書いていた。

一方、ECB(欧州中央銀行)、英国銀行はともに政策金利を現行通り据え置き、追加の債券買い取りも行わない。ECBのトリシエ総裁は「欧州は米国に同調しない」と語ったとスペインテレビが紹介していた。香港ATVは「米FRBの追加金融緩和により香港で深刻な不動産バブルが生まれる。住宅ローン貸し出し規制強化を始めた。」と紹介していた。

今朝のテレビ東京の番組で学習院大学の岩田規久男教授が出演して「デフレが進めば進むほど円高が進む。」と日本政府府は「数字と期間を明確にして」インフレターゲットを設け、あらゆる手段を講じて、目標達成すべきだ。そうすることによって国民の物価への期待が生まれ購買意欲が高まる。お金が回らないと景気は良くならない」と力説しておられた。

「オバマ米大統領は6日からのアジア訪問に出発する。最後の訪問国,日本でAPEC会議に出席する。ドル安をテコに輸出拡大が目的だ。」と香港テレビが解説していた。「おはよう世界」で国連発表として、昨年3,400万人が失業した。1日1ユーロ(114円)の国民が世界で6,400万に達したと紹介していた。日本がいかに恵まれているかを教えている。(了)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ニオイザクラ開花(スケッチ&コメント)

2010-11-05 07:31:39 | スケッチ


ニオイザクラ開花

江嵜企画代表・Ken



咲いた、咲いたニオイザクラが開花した。フラワーショップ「潤」で買ったのは丁度1週間前の金曜日だった。つき出たつぼみがまるで約束事でもあるかのように、3日目から咲き始め、5日目の昨日には半分が開花した。

ニオイザクラの名の通り、香りがいい。ただ、寒い冬が越せないという。花はいつまでも持たない。
花を落としたニオイザクラと今年の冬を部屋の中で過ごすことになりそうだ。(了)


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

米中間選挙で民主党大敗、米FRB追加金融緩和6,000億ドル、対円以外でドル安進む

2010-11-04 10:04:28 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)



米中間選挙結果、下院でトル―マン大統領時代以来という民主党が歴史的敗北を喫したことや米FRBが来年6月までの期間合計6000億ドル規模の追加金融緩和(QE)実施を発表を受けて3日のNYマーケットは様々な反応を示した。

NY株式市場は、小幅ながら4日連騰となる26ドル高、11,215ドルと今年最高値を更新した。NY外国為替市場は、金融緩和期待からドル安が進み、対ユーロでは1ユーロ=1.41ドル台、対豪ドルでは1米ドル=1豪ドル台を記録した。ただ、対円では、1ドル=81.15円までドルが値上がりした。

ドル安を受けて、原油相場(WTO)は、前日比バレル79セント高、84.69ドルへ値上がりした。NHK/BS「おはよう世界」ブルームバーグ二ュ-スは、「この日、金、銅は値下がりした。ドルが下げて金,銅が共に値下がりすることは珍しい。」とコメントしていた。

4日朝のテレビ東京に出演したホリコキャピタルマネジメントの堀古氏は、「米FRBの金融緩和は、今回の6,000億ドル程度の国債買い入れでは景気回復には十分でない。追加の量的緩和政策は続くだろう。ドルの値下がりはとまらない。」とコメントしていた。

「おはよう世界」(経済情報)に出演した、米国みずほ証券の大宮弘行氏は「米FRBの量的緩和政策を受けて、当面ドルは弱含みで推移する。ただ、雇用増加、製造業景気指数の改善、自動車販売の増加など米景気指数に改善の兆しも見られ、一方的なドル安は止まるだろう。週末発表される10月度の米雇用データを注目している。」と話していた。

米中間選挙結果では、上院では民主党が多数を維持したが、下院では民主党が256から187へ議席を大幅に減らしたことで、オバマ大統領の政策運営が一段と難しくなる。法案成立までさまざまな妥協を迫られるだろうと今朝のCNBCテレビ出演した多くの専門家の意見が一致していた。小さな政府を求める予想外の米国民の反応も選挙結果に出たようだ。

3日付けのWSJ紙によれば、出口調査での有権者の反応では、70%が景気対策の失敗を挙げた。2年前共和党からオバマ大統領に期待して民主党に鞍替えした特に女性、中間所得層、シ二ア、白人、無党派の共和党への逆シフトが目立ったと解説していた。

昨年2月に、共和党草の根運動として生まれたTea Party(茶会党)も今回の米中間選挙結果に大きく影響したと3日付けのWSJ紙は多くのページを割いて報道していた。ただ、ティ―パーティの波に乗ることは両刃の剣になりかねないとの警戒感もあると指摘していた。

問題は日本政府である。何事につけ方向性を決められないリーダーは失格であろう。(了)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

金美齢さん:時局講演会(スケッチ&コメント)

2010-11-02 11:26:48 | スケッチ


金美齢さん:時局講演会

江嵜企画代表・Ken



先日自宅マンションの郵便受けに台湾出身で、昨年、日本国籍をとった動機を書いた「私はなぜ日本国民になったのか」を出版された評論家、金美齢氏の講演会案内のチラシが入っていた。主催者はなんと自民党神戸市会議員団である。代1,000円で氏の話を聞けると言うことで、家族とともに午後2時からの講演会にかけつけた。金美齢さんのネームバリュ―もさることながら、神戸で特に退潮目立つ自民党市議会も活を入れたのであろう、開始30分前に既にほぼ満席、大変な盛り上がりようであった。会場の様子をスケッチした。

講演は神戸ビーフは素晴らしいという話から始まった。次に氏が宿泊したホテルオークラで一人食事する老婦人(83)との出会いを紹介し、長逗留していると話す婦人を取材して、神戸ならではの光景だったと神戸を持ち上げた。しかし、それは一瞬で、次々と飛び出す辛口のコメントは、持論である民主党アマチュア政党論に始まり、いかに自民党がだらしないかに至るまで発展した。歯に衣着せぬ語りは爽快ささえ感じた。氏がなぜ日本国籍を取得するに至ったかについては、先の著書に詳しい。

日本人は当り前のようにパスポートを取得できる。その有難さを日本人は分かっていない。日本のパスポートがあれば入国を許される。それは日本と言う国が信用されているからだ。そのことを日本人自身が気づいていない。それが日本人の甘さでもあると容赦なく指摘された。氏は学生時代から50年にわたり台湾民主化運動に心血を注いだ。そのために31年間も母国台湾に入れなかったつらい経験の持ち主である。

日本のメディアはいい加減だと指摘した。15年前の震災の時、ある高校生が「私たちはなにも悪いことをしていないのに被災した」と答えた。それをさも立派な発言と捉え、恨みがましそうに伝えた。根底に今の世の中は不条理だと捉えている。天災は避けられない。それが人生と言うものです。危機管理が出来ていない。艱難辛苦が足りない。震災で何を学び体得したかを政治家もマスコミも教えない。なにごともなく、すーっと育った。大人物が育ちますか?災害や不幸なこと、その中から何を学ぶか、そのことを真剣に考える人が沢山日本から出てほしいと話した。

先の参院選で民主党は大敗した。力が劣っているからだ。自民党の議員も自分自身の当落だけを考えている。自民党全体、日本と言う国全体のことを考えた人がいたか。こんな体たらくは許されない。自民党の中にもさすがに懲りて真剣に将来のことを考えているひとが出て来ている。今回、神戸から講演依頼が来た。神戸市に13人の自民党議員がいる。それが一致団結して金美齢にぜひ来てほしいとなった。こんなことは神戸でも始めてと聞いた。

菅首相は「地球市民」と言い「日本国民」と言わない。国というものをどう考えているのか?国なくして個人が安全に生活できない。自分は31年間台湾に入国できなかった。どれだけ苦労したか。日本はそんな人間に特別滞在を認めてくれた。だから日本のために自民党を応援しているのですと話した。

日本は美しい国です。日本は素晴らしい文化と伝統を持っています。東京にやって来た中国人が日本はモノトーンといった。中国人には日本人の美意識は絶対に分からない。中国人はサバイバルの歴史。自分が生き残るためにはなんでもあり。日本人と美意識が全く違う。中国を同文同士というが全く違う。そういうことを前提にして中国人とつき合わないといけない。日本は海に囲まれてるからというだけで安全でない。領土を守ることが国民の生活を守ることです。それが国が国際社会で認められる基本です。

中国では「上に政策、下に対策あり」という。中国人はいままで国にどれだけ裏切られてきたか。中国人はその時々に必要なマスクをつけている。日本人はそれがわからない。日本は世界で一番暮らしやすい。だから日本人は甘い。相手を疑うことを知らない。中国は権力闘争の歴史である。自分が生き延びるためにどうするかを考えている。中国人の悲しいところです。中国は隣国です。隣国だからつき合わないと生きて行けない。中国人とはどういう人間かわきまえて、しっかりとした国家観をもって交渉して欲しい。

テレビ朝日の番組で「自民党は長期政権で腐敗している。必ず脱落すると言ってきた。責任感ない人や悪事を働いた人は切り捨てよ」と番組で話した(カットされた)。もし日本が共産党政権になっていたら国は潰れていた。国にとって大事なことは大きな方向を決めることです。自分は食いしん坊でおしゃれだし、細かいことにとらわれる人間です。しかし、大きな方向ではしっかり仕事をしてきた。社会党は前途を間違えている。一番大切なことが決められない。民主党はだいじなことを隠している。

民主党がいいとなると深く考えないで、日本人は、だーっと民主党に流れた。有権者一人一人が、なにが国にとって大切かをつぎの世代に引きついで欲しい。日本は世界で尊敬される国であり続けて欲しい。保守の時代です。保守は古いという意味ではありませんと言って1時間強の講演を終えられた。

氏は1934年生まれというから76歳である。とてもその歳にみえないはつらつとした語りが印象的だった。余りライトを当てられるとしわが見えると言いながら、実はお肌に自信がおありなのだろう。真顔で、美容家で10歳下の佐伯チズさんによく似ていると言われるんですよと講演の始めに話しておられた。もし30歳若かったら総理大臣になりたいとも言われた。日本に昨年帰化されたとは言え台湾の方である。日本人が失いつつある日本人の誇りを日本人以上に持ち続けておられる人だと実感した。(了)


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする