★さちゅりこん――渡邊史郎と縦塗横抹

世界が矛盾的自己同一的形成として、現在において過去と未来とが一となるという時、我々は反省的である。(西田幾多郎)

セ2

2020-01-19 23:35:26 | 大学


確かにいやな業務ではあるのだが、きちんとやってしまうのが我々の性で。だからさ、「あのときはバカでした」といういいわけは大概嘘なんだと思うね……。

それにしても、わたくしは、センター試験第一回目の受験生であった。そして最後は試験監督している。西田幾多郎みたいに、黒板を前にしてそして背にして立った、つまり一回転したのだとか言ってみたい。わたくしは、まったくいまでも受験生の気分である。黒板を前にしても背にしてもまったく同じものに強いられているからだ。あるいは、西田ですら、黒板というものに拘りすぎていたのかもしれない。あまり気にしない生き方というものもありうるのである。