龍王これを聞きて大きに憤り、「若かくのごとくなる時は、水中にある處の吾眷屬共、ことごとく此賈卜が為に捉盡さるべし。我自から長安城に至り、賈卜を打殺すべし」とて𠝏を提け躍り出んとす。あまたの魚臣等推とどめて申しけるは、「大王今怒を起して彼所へ御出らば、かならず洪水ありて長安の人民を損じ、上天の咎を蒙り給ふべし。只々方便をもつてかの賈卜を殺し給はんこそ然るべからん」と諌めければ、龍王も尤と是にしたがひ、身を變じて一人の書生となり、只一人長安城の西門に至り、ここかしこ尋るに、果して一箇のト舗有り。
そういえば、「地球防衛未亡人」のユニフォームデザインを藤原カムイ氏がやっていたを始めて知った。
今日は、『支那文学大観 第8巻』に載っている人虎伝の現代語訳などを読んだ。